演:英玲奈
「あんたの秘密、バラしたろ?」
「あたしに逆らったらこの写真ばらまくとね?」
「やっぱりお姉ちゃんは…本物の悪魔よ~っ!!」(早苗の悪女ぶりに嘆く早輝のセリフ)
概要
『炎神戦隊ゴーオンジャー』GP-34に登場した、ゴーオンイエローこと楼山早輝の姉。
ゴーオンジャーの男性陣ばかりか大翔、果ては古代炎神さえも魅了される程の美しい容貌を持つ。
その本性
非常に自己中心的かつ狡猾な性格をしており、幼少期(演:荒川ちか)から早輝の弱みを握って様々な酷い仕打ちを与えてきた。
- おねしょ布団の前で泣きじゃくる早輝を撮影、その写真をダシに脅迫
- かくれんぼでわざと見つけずに夜まで放置する
- おやつの時間、妹からお菓子を奪っておいて「母ちゃん、早輝があたしのケーキ食べた」と大声で伝え、ご丁寧に早輝の頬にクリームを付けアリバイを作る
これらの所業ゆえに、早輝は彼女のことをガイアーク以上に恐れている。(ちなみにこの回のサブタイトルは「悪魔ナオンナ」だが、まさにタイトル通りである。)
ゴーオンジャーの男性陣を散々たぶらかし(特に軍平を狙っていたが、彼は早苗を何とか説得しようとした)、拠点であるギンジロー号を勝手に売却してその金を持ち逃げする。最終話では早輝の給料を騙し取ったことが発覚した。が、いずれも何の報復も受けていない。
余談
キャラの元ネタは山田優演じるドラマ『正義の味方』の中田槇子と思われる。
早苗を演じた英玲奈女史は同じく女優の中山エミリの実妹であり、仮面ライダー龍騎の劇場版にて、
仮面ライダーカブト第12話ではミュスカワームに擬態された女性・由香里を演じていた。
後に仮面ライダーOOO第23、24話にて仮面ライダーバース/伊達明の幼馴染であるゲストキャラクター・佐倉優美も演じているが、そちらは『人柄は良いが、美貌を持つ傲慢な妹からは軽んじられている姉』という早苗とは全てにおいて真逆な人物である。しかし劇中でヤミーに憑依されて美貌へ固執した際には、早苗を思わせる高飛車ぶりをみせていた。また、佐倉は最終的には伊達の説得と仲裁によって本当に改心し、妹とも和解できた点が早苗と最大の違いである。
関連タグ
蛭川光彦:『ウルトラマンメビウス』に登場する早苗と対を成す人間のクズ、こちらは早苗とは逆に、
ほどほど社会的制裁を受けている、他にも、悪事の描写(だけ)がコミカルな早苗とは逆に、
彼の悪事の描写はシリアスで不気味な雰囲気を醸し出している
モンスターより人間の方が、生々しくて怖い…:2022年のスーパー戦隊シリーズ作品にて発せられた人間に対する皮肉が効いた台詞であるが、まさに早苗にも当てはまるものであろう。
スカッとジャパン・スカッとする話・怨み屋本舗:この作品に出ても全然違和感がない。特に怨み屋のドラマ版の主役は4年前の戦隊イエローが演じている。
スーパーヒーロータイム
イリエス:10年前の戦隊に登場した、銭ゲバな姉繋がり。彼女もかつての仲間を貶める等狡猾な行為を繰り返したが、弟への愛情は本物の為、まだ姉としてはマトモである。
ぷりぷりんせすシスターズ:5年前の戦隊に登場した、私利私欲のために悪事を働き、一切の報いを受けずに勝ち逃げした女性繋がり。ただし相違点として『早苗は個人なのに対し、こちらは三人組のアイドルグループ』『悪の組織とダークヒーローと結託して罪もない少年少女や若者達を洗脳して暴力や破壊の限りを尽くさせるという早苗ですらドン引きするような悪事に手を染めている』といった相違点もある、
桜田リカ:4年後の戦隊に登場した「初期メンバーの実姉」及び「視聴者からの印象がとても悪かった」という共通点があるが、早苗と違って最終的には視聴者からの印象回復には成功している。
長田道子:特撮作品における悪質な一般人つながり。ヒロインの一人である長田結花の義理の姉妹でありながら結花に対して陰湿な仕打ちを与えていた。しかもその動機は「両親の愛情が結花に移るのが嫌だったから」という狭量なもの。 こちらは一応、オルフェノクに覚醒した結花の手により葬られるという制裁を受けている。……もっとも、『555』の作中には早苗のように何の制裁も受けずにいるタチの悪い人間も登場しているのだが。