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魔都精兵のスレイブ

まとせいへいのすれいぶ

『魔都精兵のスレイブ』は、「少年ジャンプ+」で連載されている漫画。原作:タカヒロ、作画:竹村洋平。土曜日に隔週で更新。単行本は12巻まで発売中。

概要

少年ジャンプ+」で2019年より連載されている漫画。

原作は「アカメが斬る!」を手掛けたタカヒロ、作画は『パパのいうことを聞きなさい!』や『八重の桜』のコミカライズを手掛けた竹村洋平。

異世界とつながってしまった現代日本を舞台にした、ローファンタジー・バトルアクション。

また、女性のみ特殊能力を得られるようになったことで世界における社会的性差が逆転し、各国首脳を女性が務めるなど、価値観が女尊男卑となっている。

男性主人公を中心としたハーレム漫画的要素もあり、彼とメインヒロインの能力を原因としたお色気シーンもある。

2021年にアニメ化が発表された。セブン・アークス制作で2024年1月から放送。

あらすじ

日本各地に異空間『魔都』と魔都から人を殺す『醜鬼』が出現――

魔都に存在する『』が女性にのみ特異な能力をもたらすことにより、通常兵器は通じず桃で得た異能でしか倒せない醜鬼に対処すべく『魔防隊』と呼ばれる女性兵が組織された。

ある日、鬱屈した人生を過ごしていた男子高校生・和倉優希は突発的に発生した魔都の入り口へと迷い込み、そこで出会った『魔防隊』七番組の美しき組長・羽前京香「お前を私の奴隷にする」と宣言され…!?

登場人物

主要人物

和倉優希(CV:広瀬裕也)

本作の主人公。京香の「奴隷(スレイブ)」となり、七番組の雑用係として働く。

|羽前京香(CV:鬼頭明里)

メインヒロイン。七番組組長にして優希の「主」。

東日万凛(CV:宮本侑芽)

七番組副組長。負けん気が強い。

駿河朱々(CV:日野まり)

七番組組員。優希のことが好き。

大川村寧(CV:立花日菜)

七番組組員。まだ戦士としては幼い。

魔防隊関係者

モブ隊員まで含めると多いため、各組長および、主要人物と強い関係のある者のみ記載する。他は魔防隊を参照。

出雲天花(CV:内田真礼)

六番組組長。優希のことが好き。

東八千穂(CV:稗田寧々)

六番組副組長。日万凛の姉。

山城恋

十番組組長兼総組長。十種の能力を持つ最強の戦士。

蝦夷夜雲

五番組組長。バイセクシャル。

東風舞希

九番組組長。日万凛の母。

上運天美羅

二番組組長。京香のライバル。

多々良木乃実

一番組組長。京香の妹弟子。

月夜野ベル

三番組組長。能力は強力だが気が弱い。

ワルワラ・ピリペンコ

八番組組長。京香に憧れている。

その他

東空子東竹美

東家の分家筋出身で、風舞希の義理の姉。警察の特殊部隊に勤務。

彼女達の名前は本編ではなく、単行本のおまけや人気投票で明らかとなった。

東弓奈

東家の分家筋出身で、風舞希の義理の娘。

「東の晩餐」ではそらこ達と手を組んだ。

服部

優希の高校での友人。

諏訪

優希の高校での友人。

冥加敏彦

冥加りうの夫。故人。

用語

魔都

数十年前に日本各地に現れた謎の門の先に広がる異空間。広さは東京都ほど。醜鬼という人を襲う怪物と異能の力を与える桃が存在している。

別名・クナド。日本国内で発生する、現実世界と魔都を繋ぐもの。位置が固定されているタイプと突発的に発生するタイプがある。

醜鬼

正式名称・黄泉醜鬼(よもつしゅうき)。魔都全域に生息する凶暴な怪物。通常兵器では倒せず、倒すためには桃の力で得た異能が必要。一匹が現実世界に出現すると数十人の犠牲者が出ると言われており、桃を食べた女性は多いながらも魔防隊メンバーが少数精鋭であることが示すように醜鬼を倒せる能力者は数が限られている。複数の醜鬼が一体化して巨大な姿になることもある。

魔都に存在する謎の果実。食べた者に異能の力を与えるが、女性にしか異能をもたらさない。

この為、人類の男女の力関係は崩壊し、女尊男卑の世界になってしまった。

魔防隊

正式名称・魔都防衛隊。人類を魔都の脅威から守るために作られた組織。魔都への門を管理下に置いた政府が編成した。隊員は全て桃の力を得た女性。

縁起の悪い「四」の数字を除いた一番組から十番組までの九つの組で構成されており、魔都を八つの方角に区分し、中央を含めたそれぞれの担当の場所に配置されている。

東家(あずまけ)

日万凛の実家。魔防隊の歴史と深く繋がっている女系一族。

現在の当主である海桐花は元・総組長だった。一族は直系(本家)と分家筋に大別され、直系に属する人間の名前は漢字三文字という風習がある。魔都出現は数十年前だが、それ以前はどの程度の規模の一族だったかは描写されておらず不明。

海桐花は魔都の出現時から醜鬼による殺戮の時代を目撃してきたようで、「東は強大たるべし」を信条とする超実力主義。次期当主を決めるために継承権のある血族を異空間で戦わせる「東の晩餐」という儀式を行なっている。

子ども同士で争い、高め合わせるために、優秀な分家筋の者を本家の養子に迎えている。

東家は強くなり多くの分野で功績を上げてきた反面、過度の競争から一族の関係性は健全とは言えず、互いに相争い、時に罵詈雑言や憎悪までも発展してきた。

関連動画

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