生涯いち教師っす!!
概要
CV:高木渉(テレビアニメ『GTO』)
CV:二又一成 (OVA『湘南純愛組!』)
演:反町隆史(テレビドラマ『GTO』)
演:AKIRA(EXILE)(テレビドラマ『GTO』リメイク版)
演:寛一郎(テレビドラマ『湘南純愛組!』)
演:宮下直紀(Vシネマ『湘南純愛組!』)
演:青木伸輔(Vシネマ『BAD COMPANY』)
ヤンキー時代は、不良の巣窟である湘南極東高校を支配し、親友の弾間龍二とともに「鬼爆コンビ」として名を馳せ、暴走族「暴走天使」をたった2人で潰したなどの伝説を残す。転校先の湘南辻堂高校でも喧嘩に明け暮れていた。
GTOでは、五流大学の優羅志亜(ユーラシア)大学の四年生として登場。
高校は中退して、大検(現在の高卒認定)を取って大学に入ったことが語られている。
女子高生が担任と交際しているのを見て、「教師になれば女子高生と付き合える」と考えて教員免許を取り、東京吉祥学園中等部に赴任する。
相変わらず童貞であり、性格はスケベで単純である。趣味は覗きとAV鑑賞、コスプレなど。女子高生に目がなく、見る度にエッチな妄想を考えてしまう。また一度AVでオナニーしている最中を冬月、神崎、野村の三人に目撃されている。
金銭の管理もだらしがなく、過去に借金を2回ほど踏み倒したことがあるらしく、金融機関からの借金はほぼできない状態(担保を出しても1000円しか借りれないレベル)でかつての相棒である龍二からも結構な額の借金をしており、よく催促されてはどやされるのがお約束(上原杏子曰く「金の切れ目が縁の切れ目」)。
このようないい加減な人物ではあるが、時として深い人生哲学を覗かせることもある。他の教師と違い、子供達とまったく同じ目線でモノを見たり考えたりできる。生徒に限らず未成年者を危険な目に合わせる人間には容赦をしない。その常識外れ且つ型破りな指導方法で作中では自分を殺そうとしたり陥れようとした人間(相沢雅、神崎麗美、和久井繭、勅使河原優、大門美鈴、渋谷翔など)ですら最終的には改心させてしまうなど作中で鬼塚によって救われた人物はかなり多い。みんなからトロいことをバカにされていた野村朋子に至っては鬼塚のプロデュースの結果、人気アイドルになるまでに生まれ変わっている。
めんどくさがりではあるが教師の仕事には誇りを持っており、自棄になった勅使河原に「教師ぐらいしかやれることがなかった」と言われた際は「東大出たぐれーでやれるほど甘っちょれえ仕事じゃねーんだよ!!」と激怒している。
大門校長赴任後は給料がポイント制になってしまいタダ働きになるのを恐れて冬月を除いた他の教員たちと同様汚い点数稼ぎに走ってしまった上に減給を気にするが故に問題行動を起こす生徒にもお得意の型破りな注意をしないなど当初の自分を見失ってしまったこともある。その様子を見た龍二から
「いつからそんなリーマン教師になりやがった?そういう先公こそ俺らが昔一番嫌れぇだった奴らじゃなかったんかよ?」
と軽蔑されたこと、そして冬月が常盤愛らによって酷な仕打ちを受けたことを機に大門と天使部隊への報復に乗り出している。
容姿については、本人に自覚はない様子だが割と整った顔立ちで、本人いわく「反町似」だそうである(1998年の旧ドラマ版においては実際に反町隆史が鬼塚を演じている)。しかし原作やアニメ版ではしょっちゅう顔芸を披露することが多く読者も鬼塚が実はイケメンであることを忘れかけることも少なくない。
多くの人間を助けている一方で他人に犯罪の濡れ衣を着せてしまうこともあり(『純愛組!』では仲条國士、『GTO』では鬼塚が一時教師をあきらめて就職したトラックの運ちゃんの親方)、鬼塚をハメた和久井繭の仲間佐藤Q作に報復としてシメ上げた後、親友の龍二に「'''いつか懲役を食らうぞ'''」とまで言われた。実際に、後年連載された新シリーズ『パラダイス・ロスト』の冒頭にてついにこれまでの所業が断罪されたと思われ刑務所に収監された。ただし、パラダイス・ロストでは収監される前の出来事を鬼塚が回想して囚人達に語るスタイルの話であり、収監された本当の理由を勿体ぶっているような描写で話が進んでいる。
喧嘩の実力と不死身体質
相棒である弾間龍二と共に鬼爆コンビと呼ばれただけあって男相手のケンカの実力はおそらく作中最強クラス。そして車に轢かれようが高い建物から落ちようが拳銃で腹を撃たれようが刃物で刺されようが重傷を負うなどといった常人なら死んでいるはずのことが身に起きても、両津勘吉や折部やすなのように必ず生還するというゾンビと評されるほどの不死身体質であるがそれゆえによく入院する。絶対安静と医者から言われても鬼塚の性格上おとなしく寝ていることはまずないのでしょっちゅう病院内で遊んだり看護婦にセクハラしたり治療から逃げ出したり勝手に外食をしに言ったりするため病院側も鬼塚にかなり手を焼いている。
喫煙者だが肺活量も半端なく、どれくらいかと言うと水泳50Mを息継ぎなしで潜水で泳ぎ切れるレベル。
ただし終盤ではこれまでの無茶(主に度重なる頭部への負傷)が災いして脳に命にかかわるほどの爆弾(脳動脈瘤)を抱えてしまい、最悪のタイミングで暴走した天使部隊のリーダー格・渋谷翔の襲撃を受けたため一度病院で心肺停止状態になり死
亡判定を受けたが、生徒の一人・吉川のぼるの呼びかけと生死の境をさまよった際に今は亡き鬼塚の先輩・真樹京介からの喝を受けたことで復活を果たしている。
GTO最終回の時点では未だ入院中ではあるものの、生徒たちからは復帰を待ち望む声が多く描かれるなど希望のあるラストとなっている。
アニメ版では担任いじめの発端となった担任教師・斎藤昇への殺害未遂の疑いをかけられた雅を庇い、事件を収束させるために教育委員会の面々の前に集めたマスコミの前で全ての罪を被って格好良く逮捕される…が、捕まった数秒後にパトカーから脱走。それから2ヶ月後、経緯は不明だがなぜかアメリカに渡っておりカリフォルニア・ハイスクールの不良クラスの担任を受け持ったところでアニメ版は終了する。
原作と違い、3年4組の生徒たちとはお別れとなってしまった様子。
「やっぱ捕まりたくね〜〜!!俺は無実だ〜〜〜!!」
ドラマ版
お調子者でいい加減、元ヤンと基本的な設定は変わらないが、演者のイメージに沿うようにキャラクターが若干変わっている。
1998年(旧ドラマ)版
演じた反町氏のルックスに合わせ、黒いスーツの似合う清潔感のある出で立ちになっており、原作と比べてやや礼儀正しい。
こちらでは冬月との関わりが強くなっており、最終的には彼女と無事にゴールインした。
2012年版
短い金髪に頑丈な肉体と、こちらは原作に比較的近い容姿となっている。第一話時点では龍二が紹介した植木屋のバイト(すぐクビになった)をしていたが、彼の破天荒な行動や不良少年たちに向けた真っ直ぐな視線が理事長の目に止まり、教師として働くことになる。
時代の流れの影響もあって原作や反町版に比べ常識性のある性格になっている。また活躍そのものは比較的原作漫画版に近くなっている。
学力について
基本的には面接の際の自己PRの文を見る限りでは小学生以下の学力と面接官に評されており、実際東学模試の勉強中、試しに行ったテストでは冬月の採点の結果、数学5点英語12点社会13点国語11点理科8点と5教科合わせて49点(ちなみに500点満点中)、更に徳川八代目将軍を松平健(アニメ版では更に西田敏行と答える)、モンゴル帝国設立者をキラー・カーン、チャカ・カーンと答える始末である。
作中ではその東学模試において500点満点で全国1位を取ったもののそれは桜井理事長による根回しによるものだった。実際は菊池がテスト中に自分と鬼塚二人分の答案を作り自分の答案と鬼塚が自力で解いた答案をすり替えていた。その後菊池は鬼塚が自力で解いた方の問題を答え合わせし、その結果に驚いてる様子があるが結局鬼塚自身が何点取ったのかは明確に描かれず不明のままである(ただ菊池が最終的に「やっぱり大したやつだよ」と評していることから本当に自力で満点を取った可能性は高い)。
ちなみに教育実習と教員採用試験、上述の東学模試を除けば基本的にほとんどの試験を替え玉君(自分に似ていて頭の良い知り合い)に任せている(『SHONAN 14 DAYS』では教員免許すら替え玉君を使って取ったことも判明している)。
担当科目は社会科。教育実習で高校に赴いた際は倫理を教えていたが、まともに授業を行っている描写はなく、彼が担当する科目の時間はもっぱら自習か、優秀な生徒に授業を代行させることにしている。
女性関係
その容姿と型破りともいえる男らしさから作中では結構モテており『湘南純愛組!』の時点では一線を越えることはなかったものの藤崎志乃美といい雰囲気になり、『GTO』本編では同僚の冬月あずさ、生徒の神崎麗美や野村朋子、教育実習で担当した水樹ななこ、内山田教頭の一人娘の内山田好子に恋心を持たれ、更に『SHONAN 14 DAYS』で知り合ったホワイトスワン職員の白鳥あやめからもラストで好意を持たれていることを示唆する描写があるため、何気に7人もの女性にフラグを立てている罪な男だったりする。
また、恋心までとは言わないが、村井の母・村井樹里亜からは担任として信頼され、なにかと交流がある他、内山田教頭の妻の内山田良子にもいたく気に入られており、度々内山田教頭や村井を冷や冷やさせている。
反町隆史版「GTO」では内山田母娘が揃って家出し、一時的に鬼塚のアパートに居候する展開があり、良子が娘に結婚相手として「教師(鬼塚は例外)とだけはダメ」と釘を刺している辺り、鬼塚を娘の結婚相手にしたいと思われる描写がある。
しかしそのうちの2人が興味のない中学生相手だったり、1人は父のガードが高く、1人は相手の苦悩といった弱味を利用する事を嫌い、残りの3人に対してもここぞという時に下心を露呈することが多いため男女の関係に至ることは当分無い。このため相棒の龍二が学生時代に童貞卒業を果たしたのに対し、結局鬼塚はGTO終了まで童貞卒業は果たせないままだった。
余談
反町隆史版「GTO」では鬼塚と冬月は原作以上に深い仲になっていくような描写があり、その後に反町隆史と松嶋菜々子が本当に結婚した事は話題になった。
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GTO 湘南純愛組! BADCOMPANY 教師 カワサキ・750RS/Z2 ZEPHYR
一級フラグ建築士 残念なイケメン 童貞→中年童貞 異能生存体
両津勘吉、冴羽獠、坂田銀時…普段こそ金や女にだらしがないダメ人間だが、非常事態の時には別人レベルで頼もしくなる主人公繋がり。色々共通点も多い。なお両津とは一時期同局の同時間帯にアニメ版が放送されていた。
桜木健二…『ドラゴン桜』の主人公で、なおかつ暴走族上がりの教師という点では、一部の役回りを除いて共通している。
吉野敬介…元暴走族の教育者(こちらは塾講師)。
元ヤンの熱血教師_紅林二郎…人気漫画動画チャンネルヒューマンバグ大学のシリーズの一つであり、その主人公である紅林二郎が喧嘩(中には殺し合いも含む)三昧の日々を経て高校教師になった点が共通している。また、取った教員免許が社会科なのも共通している。
チャカ(ブラックラグーン)…金髪及び中の人が共通。但しこちらのキャラは悪役な上に目的の為には手段を選ばない残忍な性格の持ち主。仮に鬼塚が周囲に諭される事が無く、道を踏み外し続ければ彼の様になっていた可能性が高い。
ガロード・ラン - 機動新世紀ガンダムXの主人公で、中の人が同じ。それ以外の直接的な関係はないが、鬼塚が受け持つ生徒に、通称「ガンダム三兄弟」の白井木馬(CV:古谷徹)・時田晴男(CV:関智一)・三島軍人(CV:緑川光)がおり、中の人もそれぞれガンダムシリーズの主人公を演じている。さらに、修学旅行の部屋番号も「0080」であることに加え、同級生の神崎麗美に「セイラさん」とあだ名している。