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モブ転生の編集履歴

2024-03-26 22:46:37 バージョン

モブ転生

もぶてんせい

モブ転生とは転生ものに属する作品ジャンルの一種である。

概要

読んて文字の如く、主人公が何らかの物語作品(以降、原典あるいは作品世界と表記)内におけるモブキャラ(脇役)として転生(または憑依転生)する作品のこと。


……モブキャラである。

何度でも言うがメインキャラ主人公ヒーロー仲間ヒロインライバル)やサブキャラ友人サポーターゲストキャラ悪役かませ犬やられ役中ボスラスボスではなくあくまでもモブキャラである。原典では名前すら出ない事がある意味で理想とも言える。


当然ながらモブ転生作品の主人公は、原典においてはメインキャラどころかサブキャラですらないため、転生先の作品世界の主人公やヒロイン/ヒーローと言ったメインキャラクター達とは面識・接点がゼロの赤の他人状態からスタートするのがお約束である(ただし、モブ転生作品の主人公が原作知識を駆使して接点や面識を作ってしまったり、もしくは『モブ転生作品の主人公の意志に関係なく見えざる神の手が働いたことにより、原典では起こらなかったご対面が実現してしまう』というパターンもある)。


因みに『モブ転生』と銘打った作品であっても、実際は隠された古の名門貴族や王族の子孫であったり、裏データや次回作に登場する黒幕隠しボスに転生している名ばかりのモブ転生であるパターンもそこそこ多い。


モブ転生の主人公の転生後の目的については

  • 原典通りなら自分が迎えることになる破滅の未来(悪役・敵役に殺されたり、作中で起こる戦争や災害等で亡くなる)を回避する
    • その一環で転生先の作品世界での自分の家族や隣人も守る対象に加わることもある。
  • 男主人公にフラれたり、王族(皇族)の子息であるヒーロー婚約破棄される等で不幸な末路を迎えることになる負けヒロイン悪役令嬢を救う。

等と言った明確なものから

  • 作品世界をエンジョイする

など明確な目的がないものまで千差万別である。


モブキャラに転生した主人公は当然ながら特別な能力、装備品、アイテム等を一切持たないため、原作知識を駆使して作品世界の主人公より先回りして、強力な装備品やスキル等を入手するといった形で自分と敵対するメインキャラクター勢や魔王軍などの敵対勢力に対抗するための力を蓄えて行く場合が多い。

……が、作品によっては異世界転生もの主人公の如く、転生特典を得てしまうケースもある。



悪役について

モブ転生作品における悪役は『元々作品世界の悪役だったキャラ』もしくは『作品世界の主人公』の2パターンある。

前者はともかく後者に関しては転生モブ主人公に本来だったら自分が得るはずだった活躍の場やヒロインを奪われたことによる悪堕ちというケースと、『転生モブ主人公と同じく前世では作品外の世界の住人だった存在が、作品世界の主人公に憑依転生する』というケースがある。


モブ転生な作品一覧

他にもご存知の方は作品名の五十音順に従って追記をお願いします。


関連タグ

転生もの モブキャラ(チョイ役)


悪役転生:ジャンル仲間。しかもこちらは『悪役という立場上、何とかしなければ破滅の末路が待っている』というパターンが多く、中には『作品世界の主人公に成敗(ざまぁ)された後なので、地位も周囲からの評判も失った状態からスタート』というハードモードで始まるケースもある。


友人キャラ:モブ転生作品においては主人公がこれに転生するパターンもある。

隠しキャラ:『自分はモブだと思い込んでいたら実はこっちだった』というパターンもある。


悪役令嬢負けヒロイン友人キャラ:モブ転生作品の主人公の(カップリング的な意味での)お相手となるキャラクター(ヒロイン/ヒーロー)に定番の属性。


現代知識チート知識チート:本編開始時からこれらを下地に努力や行動を積み重ねることで、主人公をはじめとするメインキャラに対抗できる力(武力、財力etc.色々な意味で)を蓄えていくのが定番である。


バウムクーヘンエンド:モブ転生主人公に横恋慕寝取りの気はないのに、結果的に作品世界の(原典通りだったら結ばれるはずだった)主人公とヒロイン/ヒーローを引き裂いてしまったというパターンもある。


関連キャラ

ハム・グレイヴィ脇役に『主人公の座』も『恋人となるヒロイン』も奪われるというモブ転生の被害者たる転生先の作品世界の主人公をこれでもかと体現したキャラクター。

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