ハイルディン
はいるでぃん
「麦わら!!おれには巨人傭兵の4人の仲間がいる」
「そいつらと共に いずれ全巨人族を束ね…!!かつて世界を震撼させた「巨兵海賊団」を復活させてみせる!!!」
プロフィール
人物
非常に向上心が高く、巨兵海賊団の復活と“全巨人族の王”を目指している。
エルバフ出身の戦士だけあって義理堅く誇り高い性格でもあり、ウソップの活躍によりシュガーのオモチャ化から解放された際は彼に深く感謝し、仲間のモンキー・D・ルフィに恩返しを申し出ている。
戦闘能力
「死人は役に立たねェが… 腕一本残ってりゃあ 敵将の首も取れる!!! くらえ… この命を!!」
戦士として長い修業を積んでおり、棍棒や剣の他様々な武器を自在に使いこなす事ができるが、最大の武器は「パンチ一発雷のごとし」と称される自分の拳。
やはり巨人のパワーこそが最大の武器ということか。
過去
約63年ほど前の少年時代、エルバフのある地・ウォーランドにて、次代のエルバフの真の戦士を目指して修行に励んでおり、生ける伝説にして世界最老の戦士である山ひげのヤルルと滝ひげのヨルルを慕い尊敬していた。
村の近くにマザー・カルメル主宰の孤児院羊の家が開かれており、シャーロット・リンリンを含めて羊の家の子供達とは知り合いだった。
戦士としての訓練に励んでいたためリンリンとは少し距離がありながらも険悪ではなかったものの、リンリンの食いわずらいによる暴走で村を破壊されヨルルを殺された事によって、戦士の死に様を汚したリンリンを嫌悪するようになった事が描かれている。
嫌いな食べ物がセムラであることからも、当時、リンリンの暴走によってヨルルを殺害されたこと等に対する記憶が、未だに脳裏に焼き付いていると思われる。
活躍
ルフィの義兄ポートガス・D・エースの能力であったメラメラの実を狙ってコリーダコロシアムの闘技大会に参加する選手として初登場。優勝候補の一人であり予選Cブロックに出場。
序盤は他の対戦者を次々場外に蹴散らしたが、その途中でルーシーが乗ったウーシー(非情なる牛“ブルータルブル”)を叩き潰し重傷を負わせたためにルーシーの怒りを買い、武装色の覇気とギア2を重ねた渾身のパンチを受け一撃で倒されてしまう。
その後、気絶してリングに横たわっていたが、イデオによって場外へ殴り飛ばされた。
試合終了後は他の参戦者と同様に地下のスクラップ場に放り込まれて脱出不能にされ、トレーボルとシュガーによりオモチャに変えられてしまうが、キュロスとトンタッタ族のオモチャ解放作戦を手伝っていたウソップによりオモチャ化が解除された。
その功労者であるウソップを称え、オモチャにされていた囚人達に、この男こそ自分たちの呪いを解いてくれた英雄であると天井の崩落で現れた天の光と共に示した。
「聞けば…10年間オモチャだった奴らもいる… どれ程の苦しみだ…お前がいなけりゃおれ達も永遠にオモチャのまま奴隷にされていた…!!命を拾った思いだ…!!」
「よく見ろ戦士たちよォ!!!この男こそ!!おれ達の呪いを解いてくれた 英雄!!その名も!!!」
「海賊(キャプテン)ウソップだァ〜〜〜〜〜!!!」
その際の偶然も重なって、以後はウソップの仲間・モンキー・D・ルフィへ恩返しと称してドレスローザ国王のドンキホーテ・ドフラミンゴ討伐に動く。
「王の台地」を目指し、ドンキホーテファミリーの兵隊を蚊蜻蛉の如く蹴散らしていくも、幹部のマッハバイス相手に一度は再起不能に追い込まれる。
しかし、『巨人族の王を目指す』という目標と麦わらの一味に恩を返したいという想いで再び起き上がり、必殺の拳『英雄の槍(グングニル)』を繰り出してマッハバイスに対抗。
全身の骨を砕かれながらも重量1万tになったマッハバイスを鳥カゴまで吹き飛ばして勝利し、直後に力を使い果たしたことでその場に倒れた。
その後はマンシェリーのチユポポによって一時的に回復し、バルトロメオのバリアを押して鳥カゴ収縮を妨害。期限切れで膝をつくも、彼らの勇気ある10分間によって救われたルフィは遂にドフラミンゴを打ち倒すことに成功するのであった。
療養後はすっかりコロシアムの戦士たちと意気投合し、麦わらの一味を海軍から逃がす作戦に協力。オオロンブスの旗艦ヨンタマリア号のデッキで、4人の巨人海賊仲間と共に麦わらの一味を応援することを約束し子分杯を賜った。
ゾウ編で元は海賊派遣会社バギーズデリバリー所属「クラスS」の傭兵であったことが明らかになったが、麦わら大船団の一員になることで仲間の巨人達と共に脱退したようだ。
扉絵連載では、ルフィたちと別れた後はバギーズデリバリーの本部に辞表を提出しに行っていたようで、自由の身となった後は「新巨兵海賊団」として正式に独立を果たしたことが描かれている。なお、バギーは腹いせとして正規に脱退したはずの彼らを「脱走者」として扱うリストを作り、傭兵として活動できないよう奉公構にする処置を取った。それから間もなく王下七武海制度も撤廃されたのであまり意味がない報復になったが。
エッグヘッド編で22年前に滅びたオハラから空白の100年の研究について書かれていた書物を回収してエルバフへ持ち帰っていたことが明らかになった。原作ではSBSに追及される程度であったがアニメ版でははっきりと描画されていた。