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メガロドンの編集履歴

2025-02-15 22:48:32 バージョン

メガロドン

めがろどん

ネズミザメ目オトドゥス科オトドゥス属に属するサメ。

曖昧さ回避

その名をドメイン名に冠したネットサービスについてはウェブ魚拓megalodon.jp)を参照。


概要

学名はOtodus megalodon(オトドス族の大きな歯を持つもの)。

約2300万年前から約260万年前(中新世から鮮新世)の海に生息していたとされる大型のサメ。かつてはホホジロザメ属(ネズミザメ科カルカロドン属)に含まれていたが、近年は彼とやや離れた、原始的・祖先筋にあたるオトドゥス科に含まれるとされた。

ちなみに和名は「ムカシオオホホジロザメ」という。


軟骨魚類であるため不完全な脊椎や歯等の限られた部位の化石しか現存せず、実際の姿形や大きさは近縁種の体型から類推するしかない。ホホジロザメニシネズミザメ等、ネズミザメ科を参考に算出した10m説、13m説、16m説、ウバザメシロワニ等、他のネズミザメ目を参考したより細身で長いとする説、歯冠幅と歯列を元にした20m説等、多岐にわたる。


どの学者がどの方法や理由付けを用いてサイズを出したか、学者個人の重視する要素や方向性でサイズが大きく変動する



一方、メガロドンの祖先の可能性がある「Otodus obliqqus」には断定はできないが最大9~12mという推測があり、メガロドンに近いサイズに成長した可能性が高い。


メガロドンの餌食になったと思われる鯨の化石や歯の形状により獰猛な肉食性だったと思われ、当時のクジラ類を獲物にしていたと考えられる。


一方(ティラノサウルスにも言われているように)スカベンジャーだったかもしれないからあのサイズを維持できたのではないかという指摘もある。


フィクションにおいてはリヴィアタンと死闘を繰り広げる様子がしばしば描かれるが、負傷・死亡のリスクが高くつくため、互いが成体なら獲物で競合しても、病気や体格差を除いて捕食・被捕食は成立しなかったと考えられている。(参考



椎骨の成長曲線モデルから導き出された寿命は88〜100年と、長寿な種だったとみられる。(参考)なお、サメにはニシオンデンザメなどさらに長寿な種も存在している。


絶滅

温暖な海の範囲が狭まり、獲物が減った事で絶滅したとする説が定例だったが、2017年に「寒冷化に伴う生態系の大規模崩壊」に巻き込まれて絶滅したと発表され、環境や生物相の変化による複合的な要因だったのだろうとされている。

 

ライバルはホホジロザメやハクジラ

歯の化石から亜鉛同位体を測定した結果、メガロドンが衰退し、ホホジロザメの台頭してきた時期(中新世末期~鮮新世)には、彼らが同じ食物資源を巡って競合するライバルだったことが示された。

メガロドンやホホジロザメは魚類には珍しく恒温動物に近い(体温を維持できる)仕組みを持つことが知られており、巨体故に必要なエネルギー源の多いメガロドンはより機敏で"低燃費"なホホジロザメに敗けたのではないかと考えられている。

 

なおメガロドンはクジラ類に対する強烈な抑止力となっていたようで、彼らの腹を満たせそうな大型のひげクジラが現れたのはメガロドンの絶滅した後であった。


これに加え2018年の丸山貴史氏が出版した『わけあって絶滅しました。』ではシャチ(ハクジラ類)の復讐により絶滅という記述があるが、勘違いしないで欲しいのはシャチにボッコボコに狩られたというのはよくある勘違いだということである。おそらくは先述のようなエネルギーの差で生存競争に敗れただけという可能性が極めて高い。


最強王図鑑フランチャイズでは

『絶滅動物最強王図鑑』ではバシロサウルスとエキシビションにて、『水中最強王図鑑』ではプリオサウルスシャチと戦っている。


なおアニメ版においてはまずアプリにて先行で存在が明かされている状況だった


そのため登場の可能性は高いとされていたが、それに拍車をかけるように8.23公開の劇場特別編『最強王図鑑 魂の叫び』の公開を記念して行われたトイザラスとのコラボイベントに限定カードがあることが判明。登場はほぼ確実となった。大阪のフェスティバルでもう1種現状未登場の生物からあの生物のカードがあることから、期待の声は多く寄せられていた。

そして2回戦が終了した第46話次回予告にて、遂に第1回最強王トーナメント準決勝直前に行われるエキシビション(47話)にてアニメにも初参戦を果たすことがアナウンスされた!

対戦相手はあの生き物…そう、モササウルスである。

本フランチャイズでは意外にもモササウルスとはこれが初の直接対決。そして彼等のバトルフィールドは本作初にして専用マップであろう海中

なお選手紹介時にはガラスを割って登場したものの、そのせいで顔が見えなくなってしまっていた。

開始早々戦闘態勢剥き出しな両者。途中で腹を直接攻撃されたり、躱された挙げ句岩に噛みついて歯が欠けたりする事態に陥るものの、生え変わって攻撃力が増した歯を使って再度攻撃を続ける。

……と、その途中で爬虫類であるモササウルスが呼吸のために海上へと向かい始め、それを阻止しようと追跡を開始。が、全く追い付けなかった挙げ句にモササウルスが酸素補給に成功。その勢いで再度腹を噛まれ、海底の岩にぶつけられて敗北してしまった。

というのもメガロドン、実は最高速度が2km弱と比較的遅い。一方のモササウルスはその数十倍速く泳げたと考えられており、追い付けないのも仕方がないのである。


ちなみに余談だが、通常であれば次回予告の背景は試合開始時の演出と同じオレンジ色だが、この時は水中であることを表すため青色だった

また実は原作である『異種最強王図鑑』ではエキシビションは2試合とも空中戦であったうえ、エキシビションとは言えどアニメ版に於ける完全な水生生物の登場は初


アプリ版ではAIイラストを採択していたが、トイザラスコラボ及び46話放送後の公式webサイトにて、アニメ版におけるビジュアルは『水中最強王図鑑』のものをベースとしていることが判明した。


その他

絶滅種だが世界中で目撃情報があり、中には陰謀論を唱えるトンデモ説も。

しかしこの手の例に漏れず情報は不確かで、「そもそも大型の現生サメや絶滅ザメは他にもいるのに、謎のサメがメガロドンとどのように判断しているのか」という指摘も上がっている。

 

というか映画『ジョーズ』から始まったサメ映画のヒットによってUMAとして注目の的になっており、SF・パニック作品において格好の題材となっている。

またネットに出回っている動画などはデマ(映像作品などの流用など)と判明していて、駿河湾オンデンザメがメガロドンと紹介されていることもあった。

※そもそもオンデンザメはツノザメ目で、同じネズミザメ目に属すホホジロザメより遥かに遠縁である

 

ちなみに本種の歯の化石は日本各地の寺院で「天狗の爪」と称され、寺宝として保存されている事がある。また、大蛇の舌と考えられたこともあった。

なお歯の化石は日本だけでなく世界各地で多数発見されている。本来は残りにくい化石がこれ程残る辺り、かの時代においての個体数の多さが窺い知れる(元々サメの歯は頻繁に生え変わる上本数が多いということもあるだろうが、それでも分解・破壊を免れ、その上で産出するというのは相当すごいこと)。


関連イラスト

遊泳禁止区域サメかわいいよサメ

メガロドンと戯れる者達

MEGザ モンスター


関連項目

サメ ネズミザメ目 ホホジロザメ 古生物


リヴィアタン・メルビレイ シャチ


メガトロン:似て非なるもの。


メガロドンの登場する作品


メガロドンを題材としたキャラクター

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