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ヨノワールの編集履歴

2023-02-26 09:03:10 バージョン

ヨノワール

よのわーる

ヨノワールとは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。

基礎データ

全国図鑑No.0477
シンオウ図鑑No.0191
英語名Dusknoir
ぶんるいてづかみポケモン
タイプゴースト
たかさ2.2m
おもさ106.6kg
とくせいプレッシャー/おみとおし(隠れ特性)

※プレッシャー:

(バトル時)このポケモンを対象とした技を使用した場合、その技のPPを1多く減らす。

(フィールド時)手持ちの戦闘にいると、レベルの高い野生ポケモンと出会いやすくなる。

※おみとおし:登場した際に相手の持っているアイテムを見通す。複数戦では全員のアイテムを見通すことができる。


進化

Dusks

ヨマワルサマヨール(LV.37)→ヨノワール(「れいかいのぬの」を持たせて通信交換(LEGENDSアルセウスでは使用))



概要

初登場は第4世代(『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』)

名前は仏語を意味するノワール【Noir】と、『世の悪』ないし『夜』の掛け合わせと思われる。


RSEで対関係として登場していたジュペッタを差し置いて、第4世代にてサマヨールが更なる進化を遂げた。この世とあの世を行ったり来たり出来るポケモン。

誰かの指示を受けて人や行き場の無い魂を霊界に連れて行くという。恐らくギラティナの指示か。分類は「てづかみポケモン」。霊界に連れて行く際もその大きな手で魂を掴み、腹部の空洞に入れるのだろう。差し詰め黒いマスターハンドである。対象が生きていても死んでいても霊界からの指令ならば遂行する仕事人気質なポケモンである様子。

第8世代の図鑑では衝撃的な事が記載されており、なんと『意思があるのかわかっていない』というのである。霊界からの指示がないと動かない正しくラジコンのような存在なのだろうか。


サマヨールの時に生えていた足が再び消え、代わりに腕が大きくなった。腹部に巨大な口のような空洞があり、動く際は何かと開く。頭部にある黄色いものはアンテナで、霊界からの電波を受信しているらしい。

デザインモチーフは進化前がミイラな点からも、同じくエジプト由来の冥界の神オシリスだろう。(アテフ冠が頭部、オシリスの顔面と髭がデフォルメされ腹部を構成していると思われる。)

ミナキゲットだぜ★

浮いてるけど浮遊じゃない。幽体かと思えば100キロを超える巨体。身長2メートル超えでふよふよしているので、実際に遭遇した時のトレーナーの「プレッシャー」は尋常じゃないと思われる。

最近ではこちらの持ち物も見通されてしまうらしい。


アニポケではED後のミニコーナーに登場。黄色い模様を発光させてオーキド博士の体から魂を取り出して見せたり、シールドのポケモン図鑑では腹の口で丸呑みにした対象の魂だけ取り出して、肉体は吐き出すと解説されており、どうやら魂の回収の仕方にも色々あるようだ。方法は違えど目的はあくまで魂である事がわかるだろう。


そんなヨノワールも野生下ではワイルドエリア(第8世代)のストーンズ原野に偶に出現してはトレーナーに捕獲されてしまう。魂を捕らえるはずのヨノワールが人間に捕獲されるとはこれ如何に。


対戦における性能

HPABCDS合計値
ヨノワール451001356513545525
サマヨール40701306013025455
進化前比較+5+30+5+5+5+20+70

進化前に比べ「こうげき」が飛躍的に上昇した。

自慢の耐久力も健在だが、相変わらずHPは低い。だが「いたみわけ」を有効に使えると見ればこれも長所。

ただし進化前と耐久と殆ど変わらないためしんかのきせきサマヨールがまずライバルとして立ち塞がる。

持ち物やアタッカー性能で差別化していきたいところである。ただし「トリックルーム」を張る場合はサマヨールの方が優秀なことも。


ゴーストタイプだけあって補助技は豊富なので、耐久力と特性を駆使してノーマルタイプかくとうタイプの相手をするのが主なお仕事。


「こうげき」も100あるので、持久戦と見せかけた攻撃要員としても採用可能なのが魅力。

ダブルバトルでは「トリックルーム」を使い「まもる」+「ふういん」、「かなしばり」などで相手の自由を奪うサポートも可能。ちゃっかり「じこあんじ」なんて技も覚えたりする。


6世代(第5世代では隠れ特性を与えられなかった)以降会得した隠れ特性は「おみとおし」。耐久型が務まるほどの耐久力は持たないヨノワールにとっては相手の動きを探ることのできるこちらの方が相性がよく、基本的にはこちら一択。

…なのだがレート戦においては「プレッシャー」を使用するプレイヤーもそれなりに多く、何故か「おみとおし」がより重要なダブルバトルにおいて特に多く見られる傾向にある。


はたきおとす」にかなり弱い為、所有者には要警戒。

サマヨールほど「はたきおとす」が致命的ではないと言われることも多いが、実際には輝石のおかげである程度なら耐えられるサマヨールとは違い、こちらは使い手次第では一撃で落とされることも珍しくはないので一長一短といったところ。

また、一致技の威力が最大60しかない。先制技「かげうち」があるのが救いだが、攻撃要員としてはやや火力不足。「じしん」「きあいパンチ」「かみなりパンチ」「れいとうパンチ」など、多彩なタイプの技を覚えさせてカバーしよう。


全くアタッカーとして務まらない訳ではないが、ゴーストタイプのアタッカーとしてはミミッキュギルガルドに大きく引けを取る関係でよほどピンポイントにパーティの穴を埋められる構成で無ければアタッカーとしての役目を担うことは厳しいのが現状である。

そのため現在では「おみとおし」で相手の動きを探りつつ「トリックルーム」を展開して「まもる」などで時間を稼ぎ、残りターン数が2〜3ターンになるタイミングで「おきみやげ」を使ってイーブイに繋ぐバトンパにおいて採用されるケースが大半を占めている。


第8世代にも続投されたが相変わらず主力技は改善されず、わざマシンとして登場しているにもかかわらず「ゴーストダイブ」を習得出来ないという嫌がらせ同然の待遇を受けてしまっていた…が、DLC「鎧の孤島」にて解禁された教え技でポルターガイストを習得。デメリット有りだが威力110という強力な一致技を手に入れる事が出来た。特性「おみとおし」により、相手がすぐ消費する道具を持っている事が分かる為、「ポルターガイスト」を不発させにくいのも長所。他にはダダリンサニゴーンも覚えるが、豊富な補助技や耐久力により、差別化は容易。

また、以前まではポケモンXD限定だった「てだすけ」を習得出来るようになり「おみとおし」との両立が出来るようになったため、ダブルバトルにおいては前作よりもやや動きやすくはなっている。

依然としてサポート・耐久型ではサマヨールに譲るものの、アタッカー型では覚醒期に入ったと言えるだろう。


ちなみに「ポルターガイスト」習得前は最高火力はメガトンキックだった。足がないのにキックしたり手が無いのにパンチしたりゴーストタイプはその名の通り不思議なタイプである…


使用トレーナー

ゲーム版


アニメ版


漫画版

  • ヒロオ(ポケスペ)
  • ミツミ(DP物語)
  • リリ(快盗!ポケモン7)※元はギンガ団のポケモン
  • ソロ(トライアドベンチャー)

番外作品

ポケモン不思議のダンジョン

ヨノワールといえばポケダンという人が多い。

いや、正しくは「ヨノワールさん」である。


時・闇の探検隊ではchapter-10で初登場。

突如彗星の如く現れ、一匹でダンジョンに挑む腕前、豊富な知識で探検家のヨノワールさんとして一躍有名になった。

主人公達がドクローズの罠にはまりエレキへいげんでピンチになった時、助けた縁でパートナーから主人公の境遇を教えられる。主人公の名前を聞いた時の顔のグラフィックを見ていると……。フラグが立っている。

そしてときのはぐるまが盗まれている事件でおやかたさま達ギルドの面々と協力。エムリットが守るちていのみずうみのはぐるまは奪取されてしまうが、アグノムが守るすいしょうのみずうみのはぐるまは防衛。その際、ジュプトルを知っているような口振りをしたとパートナーが指摘すると、自分と彼の正体を話し始める。


その後chapter-13終盤でジュプトルを逮捕すると、彼と一緒にとある世界に帰りハッピーエンド……。


  • パートナー「これで おわかれだね……。ヨノワールさん……。いままで ほんとうに……ほんとうに ありがとう!」
  • ヨノワール「…………。これで……おわかれ…か……。それは どうかな?わかれるのは まだはやい!」
  • パートナー「うわっ!」
  • ヨノワール「オマエたちも……オマエたちも いっしょに くるんだッ!!」

物語は急展開を迎える事になる。

性格は温厚篤実。主人には忠実に仕え、最早言葉を失った主人でもその意図を汲み、命令を遂行する。

地頭もよく上述の通り博学である。

しかしその本質はある恐怖感に対する裏返しである。

現実に存在した人物で例えるなら、アドルフ・アイヒマンであろう。

人望も厚く、パートナー含めギルドやトレジャータウンの面々。配下のヤミラミ達も彼を慕っている。パートナーに関しては盲目的なまでにヨノワールに心酔しており、真実を知った後も吹っ切れるまで時間がかかってしまった。


若干ネタバレになるがラスボスの手前で静かに待ち構え、その後の展開で涙腺が崩壊したプレイヤー数知れず。

空の探検隊では未来組のスペシャルエピソードが追加されたが、そこでも大活躍を見せ、ポケダンシリーズ屈指の演技派としてジュプトルデレビィ共々人気が高い。

だがそれに反比例するかのようにヨノワール本人を仲間にするのは物凄く大変

余談だが、ヨノワールさんは超ポケダンでも登場している。


ポケモンレンジャー

「ポケモンレンジャー バトナージ」でもラスボスの手前で待ち構えている。奇しくもポケダンと同じ立ち位置だが、こちらのキャラ性は皆無である。

「ポケモンレンジャー 光の軌跡」においても過去世界編のラスボス前のステージボスとして登場。なお使い手のエウロンに勝利した際には「私の使いこなす能力が足りなかったのか? いやそんな事はない!選ぶポケモンを間違えた!」と扱き下ろされた挙句、その暴言に対するフォローが一切されないという、非常に不憫な扱いをされてしまっている。

また現実世界でもヨノワールを仲間にする事ができるが、仲間にする場合はサマヨイのもり内のサマヨールを全員キャプチャして野生個体をマップから消さないと出現しない特別仕様になっている。

これはヨノワール特有のギミックであるため、知らないとライブラリのコンプリートに手こずるかもしれない。

が、出現条件のヒントを出すNPCがサマヨイのもり直前にいるため、内容を把握しておこう。



ポケモンGO

⊂進化!赤い彗星⊃

2018年11月15日より実装。

サマヨールからの進化方法は「アメ100個+シンオウのいし」というもの。

シンオウのいしは発表当時はフィールドリサーチの「大発見」(7日達成ボーナス)しか入手方法がなかったが、後にトレーナーバトルの報酬でも入手可能になった。


性能はというと、防御力が非常に高く実装済みのポケモンの中で10番目に高い

反面攻撃力は(サマヨールと比較すると大幅に強化されたとはいえ)相変わらず控えめで、HPに至っては最終進化系の中でも最低クラス。本家でもそうだがこのHPの低さが祟って防御力の高さに反して耐久力自体はそれ程高くはない。


ならば技はというと、タイプ一致のゲージ技が非常に威力の低い「あやしいかぜ」とチャージ量が多いフルゲージ技「ポルターガイスト」しかなく、他のゲージ技もあやしいかぜ同様共通してあくタイプに軽減される「サイコキネシス」と「あくのはどう」となっており、アタッカーは愚か防衛にも向いていない。一応、GOロケット団との戦闘後にリトレーンした個体であれば「おんがえし」というあくタイプに軽減されない技を覚えられるが……


そのため、技の方面で改善されない限りジム戦やレイドは勿論のこと、ジムの防衛にもトレーナーバトルにもまずお呼びがかからないことが多い。


総じて非常に残念な性能となっており、今回実装された新進化系ポケモンの中では最も進化の優先度が低いポケモンと言われている。図鑑を埋めるために一匹(人によってはオスとメスを一匹ずつ)進化させてそれっきり…という人もかなり多いと思われる。


なお実装当初は本家でも2.2mあるとはいえあまりにも体格が大きく、CPが隠れたり頭が枠からはみ出してしまったりといった弊害があった。

後に調整がされたものの今度は以前までのドサイドンを彷彿させるほどに小さくなってしまった

しかも、あまりにも不釣り合いな体格が大きな話題となったドサイドンとは異なり、ヨノワールに関してはあまり話題になっておらず、結果として進化させたユーザーの少なさを物語ることとなってしまった


コミュニティ・デイ

ヨノワール

現在ゴースト技の中で最強級である「シャドーボール」はどうしたのかと嘆くユーザーも少なくなかったが、まさかの限定技として覚えることになった。これにより、「あくのはどう」に代わってメインウェポンをタイプ一致付きで撃てるようになった。


とはいえ、トレーナーバトルで運用するにもあくタイプにいまひとつなのは相変わらずであり、結果「おんがえし」をも覚えた個体でなければ難しいのが現状(両立させるには期間外で進化させて解放した後にすごいわざマシンスペシャルを使わなければならない。希少である上こいつ以外にも優秀な限定技を覚えるポケモンは沢山いるため使用は危ぶまれる可能性が高い)。ジム・レイドバトルで活躍しようにも古参のゲンガーや最近実装されたフーパ、さらに言えば攻撃種族値が同じで覚える技も被るフワライドとライバルが多すぎる始末。追加進化なのに。


このため、ユーザーからはメリープマンムーの次に最悪」と落胆の声が上がった。

開発側もさすがにこのままではただの残念イベントになってしまうと危惧したのか、野生ポケモン捕獲時に取得できるほしのすなの数を3倍に設定(ほしのかけらも併用すれば最大4.5倍にまで引き上げられる)、ほしのすな入手のための救済イベントも兼ねることで何とかプレイヤーの参加意欲を引き上げようとした。

また、他のコミュニティ・デイ同様に色違いの出現率も大幅に上がっていたため、色違い個体を持っていなかったというユーザーの救済にはちゃんとなっている。


アニメ版

  • DP90話「放課後はゴーストタイム!?」
    • 初登場。なんと本物の人間の悪霊が登場し、それにポケモンが対抗するという衝撃的なオチで有名。


  • BW137話:勇者ウッデートを尊敬するゴーストポケモンで登場。
  • XY20話:バトルシャトーでニコラと対戦したファレルのポケモンで登場
  • 新無印75話:ロケット・ガチャットから排出されたポケモンでムサシが使用。
  • 劇場版「氷空の花束」・「超克の時空へ:アバンのみの登場。

関連イラスト

幻影の拳Z


外部リンク


関連タグ

ポケットモンスター ポケモン DPt BDSP

ポケモン一覧 ゴーストタイプ ヨマワル サマヨール


0476.ダイノーズ0477.ヨノワール→0478.ユキメノコ


ポケダン繋がり

ジュプトル セレビィ ディアルガ ヤミラミ


同ゴースト単タイプ

ムウマ/ムウマージ

カゲボウズ/ジュペッタ/メガジュペッタ

デスマス/デスカーン

ヤバチャ/ポットデス ガラルサニーゴ/サニゴーン

レイスポス

ボチ/ハカドッグ コレクレー


通信進化

ユンゲラー/フーディン ゴーリキー/カイリキー

ゴローン/ゴローニャ  ゴースト/ゲンガー

ニョロゾ/ニョロトノ  ヤドン/ヤドキング

イワーク/ハガネール  ストライク/ハッサム

シードラ/キングドラ  ポリゴン/ポリゴン2/ポリゴンZ

ヒンバス/ミロカロス  パールル/ハンテール/サクラビス

サイドン/ドサイドン  エレブー/エレキブル

ブーバー/ブーバーン

ガントル/ギガイアス  ドテッコツ/ローブシン

カブルモ/シュバルゴ  チョボマキ/アギルダー

シュシュプ/フレフワン ペロッパフ/ペロリーム

ボクレー/オーロット  バケッチャ/パンプジン



第4世代追加進化

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