あたしがいなくなったらさびしいって泣くかしら?
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あたしがいなくなったらさびしいってなくかしら
第4部「ダイヤモンドは砕けない」での杉本鈴美のセリフ。
全ての決着がついた後。
杉本鈴美は、吉良吉影を斃し町を守るという目的を達成したことで、アーノルドと共に天へ昇ろうとしていた。
康一が引き止めるが、
「 あたしたちがこの町ですべき事はもう何もないわ 」
「 この町を去る時が来たの 行かなきゃいけないの…… 」
彼女の心はもう決まっている。そして冗談めかして露伴に
「 それとも露伴ちゃん 」
「 あたしがいなくなったらさびしいって泣くかしら? 」
と聞いた。
それに対して露伴は
「 バカ言えよ!なぜ ぼくがさびしがるんだ? 」
「 君は15年も前にすでに死んでいるんだぜ! 」
「 前にも言ったがこの世の「未練」とか何とか言ってないで…… さっさとあの世へ行くってのが正しい幽霊のあり方だってのはかわらない意見なんだぜ 」
変わらず憎まれ口を叩く。
康一は露伴を睨みつけた。睨み続け、とうとう露伴は
「 ああ!わかったよ!最後だから本心を言ってやるッ!
さびしいよ! 」
「 ぼくだって行ってほしくないさ! 」
最後の最後に本心を吐露した。
他のスタンド使い達も続々と鈴美の下に集まってくる。東方仗助、虹村億泰、空条承太郎、ジョセフ・ジョースター、透明の赤ちゃん、億泰の父、噴上裕也、支倉未起隆、山岸由花子、間田敏和、小林玉美、トニオ・トラサルディーが一堂に会する。
彼らの思い思いの別れの言葉を胸に、
「 ありがとう みんな… 」
「 さようなら …みんな… 」
町を守護し続けた少女と犬は天へ召されていった。
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