「玉美のタマはキモッ玉のタマだッ!名前に負けねーよーに根性みせてやるぜッ!」
概要
年齢20歳。乙女座。身長153㎝だが後に設定以上に小さく描かれている。
口の左に小さな十字型の傷がある。ぶどうヶ丘高校の卒業生であり、現ゆすり屋。虹村形兆のスタンドの弓と矢によって射抜かれスタンド使いとなった。
スタンド発現前から強請屋だったのかどうかは不明だが、スタンドが発現して以後は能力を利用して荒稼ぎをしようと考え、路上に罠を仕掛けて強請を行っていた。まんまと引っかかった広瀬康一から金を巻き上げようとしたが、通りかかった東方仗助と虹村億泰により妨害され、7000円だけ掠め取って逃亡する。その後はターゲットを康一ひとりに絞り、彼の自宅に現れて50万円を強請り取ろうとした上、姉や家・土地にまで手を出そうとした。
家族に危害を加えられた怒りでスタンド能力を卵の状態から孵化させた康一に逆襲されると、自身をナイフで刺す事で康一に刺されたように見せかけ、スタンド能力によって母親と姉の罪悪感を失神・自殺未遂する程にまで増幅させ人質にするという悪知恵と根性を見せたが、康一が「信じて」という声をエコーズの力を乗せて母親に張り付け、罪悪感を解消したことで破られ完全敗北する。
(余談だが、このくだりについて玉美自身は「自分の親だったら絶対に信じない」と家族仲があまりよくなかったか、親からも札付きだと思われていた事を窺わせるような発言をしている)
この一件で康一に勝手に惚れ込んで勝手に舎弟となったが、仗助については相変わらず敵視している面がある。
続くエピソードでは杜王町に潜んでいるスタンド使いである間田敏和の情報を掴んで2人に流すなど、仕事柄(?)情報通な部分を見せていたが、調査自体には同行せずそそくさと立ち去った。
しかし、その後町中を歩いている時に仗助の姿に変身したサーフィスを連れている間田とバッタリ出くわし、偽仗助にレンガで殴り倒されて病院送りにされてしまっている。
ちなみに「人知れず」と言われている通り、康一と仗助は入院した事自体を知らず、見舞いに来てもらっているような様子は一切なかった。
その後しばらく登場しないが、仗助と岸辺露伴のチンチロリン対決では自身のスタンドを買われ、立会人兼取立人を務めている。
逆恨みではあるが、仗助のことを相変わらず嫌っている描写が散見される。
初登場時から一貫して小悪党な小物といった感じだが、悪知恵と機転・根性に関しては中々の物がある。康一の舎弟になって以後はコメディリリーフ的な位置づけになっており、心を入れ替えて強請屋はやめ、本人曰く「きちんとした所」で金融屋の取立人として働いているらしい。
直接的な戦闘向きの能力ではないためか、その後杜王町におけるスタンド使いとの戦いには参加していないが、一応仲間ということなのか最終話の杉本鈴美の成仏を見送るメンバーの中には入っている。アニメ版最終回EDでは間田に因縁をつけられて揉めている様子が描かれた。
スピンオフ作品である『岸辺露伴は動かない-六壁坂-』にも数シーンだけカメオ出演しており、音石明と共に岸辺露伴になんとも言えない顔をしながらサインをせがんでいた。
スタンド
ザ・ロック(錠前)
罪悪感で重みをます能力。
詳しくはザ・ロック(ジョジョの奇妙な冒険)へ
その他
間田敏和と同様に身長や外見が戦闘中に変化していったキャラ。康一のスタンド「エコーズ」の音攻撃を受けた次の話では既に康一と同じくらいの大きさまで縮んでいる。初登場時は凶悪な外見だったが、それなりに愛嬌のある(?)外見になった。だが元のキャラ造形に難がありすぎるせいか、人に愛されるキャラには至らなかったようだ。似たような立場の間田敏和と比べると色々と悲惨である。
なお、唐突に身長が縮んでしまうのはさすがに不自然だと思われたのか、アニメ化された際には最初から背の低い姿で描写されている。
……しかし、何故か間田敏和は原作と同様にアニメでも豹変していったが。
担当声優
鶴岡聡(アニメ版第4部 ※第2部で鋼線のベックも担当していた)
関連タグ
ジョジョの奇妙な冒険 ジョジョ JOJO 4部 ダイヤモンドは砕けない スタンド スタンド使い ジョジョの奇妙な冒険・スタンド一覧