概要
架空のターミナル駅新新宿駅に設置されている企画課を舞台に、ガチ鉄子の美那都みらいを中心に、新新宿駅で巻き起こる様々な事件やイベントを描く。
コミックラッシュ2007年12月号から2010年12月号に掲載され、単行本は全3巻が販売されている。
作中には新宿に関するマニアックなトリビアがちりばめられている。
掲載の遍歴
タイトルの由来はかつて新宿駅コンコース北側、東口付近にあった「アルプス広場」。東西自由通路および新設連絡通路の工事に伴い廃止されたが、付近のトイレに「アルプス化粧室」として名前が残されている。
登場人物
作中では一貫して男性キャラクターは素顔が描かれず、覆面または人外の姿で描かれている。ゲスト出演した豊田巧も同様に「T」の覆面姿で登場している。
新新宿駅(しんしんじゅくえき)
新宿駅を大幅改造し、周辺私鉄の乗り入れを行った新ターミナル駅。
企画課
美那都みらい(cv:野川さくら)
JR東日本の新入社員で、新新宿駅の企画課に所属。
鉄道趣味はオールマイティで、なんでも鉄道に結びつける思考の持ち主であることから「鉄道妄想娘」と呼ばれることも。
弱点は乗り物酔い。鉄オタには完全に致命傷である。
名前の由来はみなとみらい線。
関空はるか(cv:高垣彩陽)
みらいの先輩社員で、新新宿駅の企画課に所属。
この作品では数少ない常識人だが、鉄道知識はみらいを凌ぐとも。
実家は関西でも有数の名家で、父は元国鉄職員、母は航空会社役員、そして家にはメイドが常駐しているらしい。
名前の由来は関空特急「はるか」。
朝日こころ(cv:宮崎羽衣)
新新宿駅で開催された新潟物産展の手伝いをするため新潟駅から派遣されたスタッフ。
雪ん子の格好でたどたどしい新潟弁を話す。新潟をバカにすると激怒する。
物産展開催中に起きたトラブルにより新新宿駅に残ることに。
井川さくら(cv:杉山茜)
新新宿駅企画課長。元々は新潟駅企画課スタッフだったが、辞令により新新宿駅企画課に異動した。
人混みが苦手で寂しがり屋。
「コミックラッシュ」掲載版での初登場時は姫川みのりという名前だったが、姫川駅がJR西日本管内であったために改名された。
『鉄子の育て方』に同姓同名のキャラクターがいる。
工学技術課
松本あずさ(cv:辻あゆみ)
新新宿駅工学技術課スタッフ。
みらいの妄想を現実のものにするため、様々な機械を開発するが、イマイチ有効に使えたためしが無い。
鉄道むすめに同姓同名のキャラクターがいる。
その他のスタッフ
エンドウカツミ
新新宿駅駅長。はるか(と読者)にはなぜかSuicaのペンギンの姿で見えている。
関空ラピート(cv:稲田徹)
新新宿駅特別顧問。常に関空特急ラピートの前面を模したマスクをしている。
元々は国鉄職員で、JRになってからは役員を務めていたが、退職後は新新宿駅の駅ナカの運営会社社長に天下りした。
はるかの父で、重度の親バカ。
名前の由来は関空特急「ラピート」。
ドラマCD
アニメイトよりドラマCDが発売されている。原作コミックから数話を選出して収録している。
第1巻 | 2009年12月29日発売 |
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第2巻 | 2010年2月26日発売 |
主題歌 | 「Last Stop」野川さくら |
備考 | アニメイト限定販売 |
関連タグ
鉄娘な3姉妹 ゆりてつ 鉄子の育て方 鉄子の旅 僕は君たちほどうまく時刻表をめくれない:鉄子が主役の漫画・小説作品。
高森奈津美 - 元上野駅員の女性声優。デビューが2009年なので逆算すると、当作品は彼女がまだ社員だった頃のJR東日本が舞台という事になる。