概要
1993年4月から2016年3月まで放送された「NHK歌謡コンサート」を引き継ぐ形で同年4月からNHK総合テレビにて放送されている。
懐メロと演歌を主に扱っていた「NHK歌謡コンサート」に対し、こちらはJ-POPもある程度扱っており、バーリトゥードな日本の音楽番組を目指している。そもそも「NHK歌謡コンサート」開始当初の1990年代のJ-POPもある程度懐メロとして認識されるようになってきている、と言う事情もある。
ただその結果演歌の新譜を取り上げる機会が減ってしまうため、それを補うべく設定されたのが、「(小堺一機)ごごウタ」だったりする。ただし「ごごウタ」は2021年3月限りで終了、ほぼ同じ内容の「はやウタ」に置き換えられている。
司会
- 谷原章介(メインイラスト参照)
NHKの演歌・懐メロ系音楽番組で芸能人が司会を務めるのは、「NHK歌謡コンサート」の司会を開始当初から1995年3月まで務めた堺正章(と、堺のアシスタントを務めた東ちづる)以来21年ぶりである。
アシスタントはNHKの女性局アナが務める。J-POPしかネタにしない(たまに洋楽も取り上げる)あの番組を意識したのだろうか。なお、現在のアシスタントである4代目こそ4年も務めているが、その一方でそのすぐ前である3代目は体調不良が原因で半年足らずで降板するハメになった。
放送日時
放送開始から2019年3月までは火曜夜7時30分-8時15分に放送されていた。ハロー!プロジェクトに15歳以下の年齢の人間が少なからずメンバーとして在籍しており、労働基準法の解釈で午後8時以降のテレビ出演に制約が出ていることを考慮した時間帯と言えた。
だが、この時間帯になじめなかった視聴者が少なからずいたようであり、結局2019年4月からは、現在の放送時間帯である火曜夜7時57分-8時42分に変更されている。
なお、祝日や年末年始、8月は放送されない。さらに2017年4月から2018年3月にかけては、五木ひろし司会の公開ステージ番組「歌う!SHOW学校」を放送するため放送をしない事があった。
一方、放送時間を夜7時30分-8時42分に拡大する事がある。特に2019年3月までは月1ペースで放送時間拡大を行っていた。
放送スタイル
原則としてNHKホールからの生放送であるが、毎月最終火曜日は大阪市中央区大手前にあるNHK大阪ホールからの生放送を実施している。
他にも年1、2回程度地方のコンサートホールからのライブ中継も実施していたが、2020年以降は新型コロナウイルス感染症の影響で実施を見送っている。
ただし、新年1回目の放送についてはNHKホールからの事前収録(録って出し)放送となるほか、NHKニュース7が急遽大幅に延長された場合も録って出しという形で後日放送するという形をとっている。
なお、2021年3月から2022年6月にかけてNHKホールが耐震工事を実施したために使用出来なくなったため、2021年3月9日放送分から2022年6月21日放送分までNHKホールの使用を取り止め、東京からの放送の場合はNHK放送センター101スタジオ(日本最大のテレビスタジオ)か、丸の内3丁目の東京国際フォーラムから放送を行った(東京国際フォーラムからの放送は2022年6月14日限りで終了)。
新型コロナウイルス感染症の影響について
新型コロナウイルス感染症が流行し始めた2020年2月25日から無観客進行がスタート。緊急事態宣言が出されたあとの4月14日から6月2日まで、NHKホールでの製作は中止になった。そのため傑作選に切り替えたが、その一方で生放送というスタイルは維持した。ちなみに4月7日は放送そのものを断念している。
6月9日から10月6日まで無観客進行を再開。さらに10月13日からようやく観客を入れて(ソーシャルディスタンスを考慮)の放送が再開された。
ただ地域限定ながら再び緊急事態宣言が出された2021年1月19日(2021年初回放送)から10月4日(9月28日の振り替え)まで、またしても無観客進行を行った。
また、NHK大阪ホールからの生放送もCOVID-19の影響で2020年2月分から2021年2月分までは休止しているほか、2020年10月に実施する予定だった三重県津市からのライブ中継も取りやめ、2021年以降は地方からのライブ中継自体の実施を見送っている。なお、2023年4月に東京都内の野外音楽堂からのライブ中継を行ってはいる。
関連タグ
サラメシ:かつて前座番組として放送されていた。