概要
2015年2月、オンライン小説投稿サイト『小説家になろう』にて連載開始。作者は古流望。
後にTOブックスから書籍化。既刊25巻。イラストは珠梨やすゆきが担当。
コロナ・コミックス及びニコニコ漫画で漫画版が連載中。既刊10巻。飯田せりこが作画を担当。
なお、単行本の巻数はいずれも2024年3月時点。
2020年12月に舞台化した『おかしな転生-おいしい笑顔の作り方-』が公演された。
さらに2023年3月8日には舞台シリーズ第2弾『おかしな転生〜アップルパイは笑顔とともに〜』も公演された。
事故で亡くなってしまったパティシエの主人公が異世界に転生し、貧乏貴族の領地を治めながら最高のお菓子を作ることを目指す異世界ファンタジー物語。
あらすじ
類まれな才能を持っていた日本人パティシエは、世界大会で謎の声の所為で誤って事故を起こし亡くなってしまう。だが、彼は転生し、貧乏貴族の子息・ペイストリー=ミル=モルテールンとして生まれ変わる。
容赦なく襲い来る盗賊、突然牙を剥く野獣、狡猾で腹黒い貴族達に、水も乏しく荒れ果てた領地と、少年の下には数々の苦難と試練がふりかかる。
美貌の次期領主は、持ち前の知略とお菓子への愛情を武器に、剣と魔法の世界を生き抜いていく。
お菓子で笑顔を作ってみせると、幸せ溢れる領地を目指して、若きペイストリーの挑戦が今始まる！
最高のお菓子は最高の物語と共にある。一人の少年が世界を変える、王道スイーツ・ファンタジー！
キャラクター
モルテールン家
ペイストリー=ミル=モルテールン（CV：村瀬歩/舞台演者：笹翼）
本作の主人公。モルテールン騎士爵の末子の嫡男。愛称はペイス。
カセロール=ミル=モルテールン（CV：土田大/舞台演者：薫太）
ペイストリーの父。
アニエス=ミル=モルテールン（CV：生天目仁美/舞台演者：有馬綾香）
カセロールの妻で、一男五女の母。
ジョゼフィーネ=ミル=モルテールン（CV：大久保瑠美/舞台演者：大野愛）
モルテールン騎士爵の五女。愛称はジョゼ。
モルテールン領の人々
ペイストリーの幼馴染。コアントローの息子で、愛称はマルク。
ルミニート=アイドリハッパ（CV：内田真礼/舞台演者：来実あすか）
ペイストリーの幼馴染。グラサージュの娘で、ラミトとヤントの妹。愛称はルミ。一人称は「俺」で性格も外見も男の子らしい。
シイツ=ビートウィン（CV：若林佑/舞台演者：佑太）
モルテールン家の私兵団団長兼従士長で、カセロールの戦友。
コアントロー=ドロバ（CV：小西克幸）
モルテールン家の私兵団副団長。愛称はコアン。
グラサージュ=アイドリハッパ（CV：小山剛志）
ルミの父親。モルテールン家の土木工事を担当する従士。愛称はグラス。
ルミの兄。ナータ商会の下で行商を行いながら情報収集をするモルテールン家で外務担当の従士。
ラミトの弟でルミの兄。モルテールン家の従士。
貴族
リコリス=ミル=フバーレク（CV：本渡楓/舞台演者：倉持聖菜）
フバーレク辺境伯家の四女で、ペトラの双子の妹。年齢はジョゼやスクヮーレと同世代で、ペイスより5歳程度年上。
ペトラ=ミル=フバーレク（CV：奥野香耶/舞台演者：岡田千優季）
フバーレク辺境伯家の三女で、リコリスの双子の姉。
スクヮーレ=ミル=カドレチェク（CV：加藤渉/舞台演者：KENTO）
カドレチェク公爵の嫡孫。
ブリオシュ=サルグレット=ミル=レーテシュ（CV：日笠陽子/舞台演者：夏陽りんこ）
レーテシュ伯爵家の女当主で、ペイストリーの商売敵。
テレビアニメ
2023年夏アニメとしてテレビ東京、AT-X、BSテレ東、テレビ愛知、テレビ和歌山のほかTBS系列局約10局、日本テレビ系列局・フジテレビ系列局各約1局ずつにて放送された。
スタッフ
- 原作：古流 望「おかしな転生」(TOブックス刊)
- 原作イラスト：珠梨やすゆき
- 監督：葛谷直行
- シリーズ構成・脚本：広田光毅
- キャラクターデザイン：宮川知子
- 音楽：中村博
- アニメーション制作：SynergySP
- アニメーション制作協力：スタジオコメット
主題歌
- オープニングテーマ
「Brand new day」 (歌：sana(sajou no hana) 作詞：PA-NON 作曲：Tsubasa 編曲：渡辺拓也)
- エンディングテーマ
「f風味絶佳」 (歌：YuNi 作詞：YUC'e 作曲・編曲：Nor)
関連動画
PV第1弾
PV第2弾
関連タグ
小説家になろう TOブックス パティシエ 2023年夏アニメ
実は俺、最強でした?：同じく2023年夏アニメの小説家になろう原作作品で、主人公の声優が両作品ともに村瀬歩。
とんでもスキルで異世界放浪メシ：2023年冬アニメとして放送されたなろう作品で、本作同様調理をテーマにしているのが一緒。ただし、シリアスな面がある本作とは対照的にこちらはコミカル路線が強調されている。
お菓子職人の成り上がり～天才パティシエの領地経営～：本作同様、事故死したパティシエが貧乏貴族に転生し、お菓子作りを目指して領地経営に勤しむ、なろう作品。
