概要
きらきらうえつとは、羽越本線・白新線で運行される快速列車(不定期運転)の愛称である。愛称の由来は羽越地方(越後・奥羽国)を走行し、その沿線にある日本海の水面が太陽に照らされきらきらしているということから。
車両はJR東日本ではおなじみ、485系改造の専用車を使用している。ちなみに列車名は「きらきらうえつ」だが、車両の愛称は「き・ら・き・ら うえつ」である。
基本は酒田駅~新潟駅間の運行が主であるが、7月より10月までの土・休日には象潟・羽後本荘駅まで区間を延長して運行される。また、同車両が臨時列車として首都圏で運行されたこともある。
老朽化のため、代替車両として観光列車「海里」用のHB-E300系を2019年より投入し、同年10月3日に運用開始。「きらきらうえつ」は同年9月28日に定期運用を終了した。その後は旅行商品用の臨時列車として最終運行の予定が組まれ、12月15日の運転をもって完全に運用を離脱。2020年2月29日に秋田総合車両センターへ回送され廃車となった。
クハ484-702
1973年に489系の「サハ489-5」として登場。先頭車不足のため1986年に先頭車化改造、「クハ481-753」として485系へ編入された後、2001年にジョイフルトレイン化されて現在の車号となった。「クハ484-702」が489系として登場した車両のうち485系系列で使用された最後の生き残りとなっていた。「きらきらうえつ」の退役によって489系として製造された車両は、JR東日本に保留車で残る「北斗星」用客車に改造された「サシ489-83(→スシ24-506)」のみとなっている。