概要
竜使いになるために旅に出た主人公が、やっと卵から孵った仔竜を託児所に預けている間に訪れた漁村「みーな」。
そこに逗留していた伝説の竜使いである老人アルシンハに、竜使いの笛を渡す代わりに試練として退治を依頼される所謂中ボス。
村のがきんちょには「魚なのか竜なのか」を聞かれるが、その姿は手足が鰭になった鯉のような鱗と髭を持つ亜竜である。
村人たちは、漁場にこの亜竜が棲み着き「ぎょりゅうのす」となったために、漁に危険が伴うようになって困りはてていた。
このダンジョンに出現する敵は、ヤツメナマズ、デンキナマズ、ナマズロードのナマズ系が中心で、デンキナマズの特殊攻撃に気を付け奥まで到達すると、水面下で泳ぐ魚影が見えて戦闘になる。
※右上
魚が混じっているものの、竜の端くれであるので攻撃力が高く、防具を充実させていないと大ダメージを喰らってしまう。そのため、進行状況によっては回復アイテムや防具作成用の素材と資金を集めるなどの前準備が必要になる。
何とか倒して村に戻ると、アルシンハに見込みがあると強制的に弟子にされて一晩待つようにいわれるので、宿で一泊すると竜使いになるために必須の笛が手に入る。
余談
- 「みーな」はサンスクリットで「魚」を意味する。本作の制作者である押井守監督の代表作に同名声優が出演しているが関係は不明。
- 「ぎょりゅうのす」はぎょりゅうを退治した後に、水が涸れて野良竜の群れが棲み着くが、後半になるとここに再訪することになる。
- ファミコン版の水が涸れた「ぎょりゅうのす」の一角には、デバッグ用なのかバグによるものか、いきなりラストダンジョンの敵や、後半の中ボスのナムチやラスボスなどが出現してしまうブロックがあることがデータ解析で判明している。
- 押井守作品の三要素の一つ「魚」を体現したキャラクターで、魚影で出現するシーンは氏の代表作『天使のたまご』の象徴的な「魚」を思わせる。
- 続編『サンサーラ・ナーガ2』では登場しないが、序盤の錦鯉モンスターである中ボス「たいしょうさんしょく」や、第4階層マハルローカに出現する「リヴァイアサン」などに要素が受け継がれた。