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ぐわごぜ

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ぐわごぜ

ぐわごぜとは元興寺の鬼の別名。この項では『ゲゲゲの鬼太郎』に登場した妖怪を説明する。

元ネタの妖怪については →元興寺

概要

CV:高橋和枝第1期)、千葉耕市第3期劇場版)、くじら第4期

初出は『朧車』及びそれを原作として製作された第1期58話『おぼろぐるま』。

怪気象を使い日本全土の占領を目論む、妖怪の国史上初の総理大臣を務める妖怪。その見た目は、顔以外ほぼねずみ男そのもの。

1期、3期ではカロリーヌという名の一人娘がいる。

原作、1期、4期では妖気定着装置も兼ねる妖怪・朧車を操り、まず手始めに調布一帯を怪気象で覆い尽くし、さらに調布市街にある水木しげる氏(4期では漫画家・木水)の家を国会議事堂として利用するべく占拠。

それを阻止するべく戦いを挑んできた鬼太郎に対しては目玉おやじを人質に取り迫るが、彼を飲み込んだことが仇となり、脳を支配されて妖怪定着装置を逆回転させるよう仕向けられ、怪気象共々消え去った。

3期劇場版では妖怪皇帝と手を組み、怪気象を利用して日本を支配し、妖怪天国を生み出そうと暗躍する。

娘のカロリーヌとお揃いのペンダントを身に着けており、これを通じて娘の居場所を探知できる。

劇中では娘を利用して鬼太郎たちの下へカロリーヌを送り込み、娘を通じて彼らの居場所を見つけ、襲撃。カロリーヌを攫ったかのように見せかけて自分の下へと連れ戻し、何も知らずに彼女を救出するべく乗り込んできた鬼太郎を朧車の力で石化してしまう。

その一方で娘想いの優しい父親としての一面もあり、彼の本当の願いは日本支配の野望ではなく、娘と共に平穏に暮らしていきたいという親心だった。

しかし自分のしでかした今回の事件により、何も知らない娘のカロリーヌはねずみ男と共に鬼太郎を助け出そうとして朧車にひき殺され、自身も妖怪皇帝に冷たく突き放されたことで過ちに気付く。

その後、国会議事堂上で鬼太郎と最後の決戦を繰り広げる妖怪皇帝に「娘を返せ」と詰め寄り、鬼太郎が逆転する切っ掛けの一助を与えるが、妖怪皇帝に剣で切られ転落、娘と同じように光の粒子となって消滅する。

事件解決後、ねずみ男は親子の墓を作り、形見のペンダントと猫娘手製のまたたび餅を供えて手厚く弔った。

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