概要
すてられぶね ↑
ホウエン地方の108番水道の途中にポツンと停泊している船の廃墟(座礁船)。
かつて使用されていたカクタス号という船が使われなくなってその名の通り廃棄され、放置されて廃墟となったものである。
長いこと放置されていたためか、船の中は所々で穴が開いており、船底は浸水しており、どこかから潜らないと探索できない場所もある。
船内のどこかには「たんちき」が隠されており、これを見つけてクスノキ艦長に届けると…?
廃墟系のダンジョンはシリーズではおなじみだが、BGMはのちの森の洋館やストレンジャーハウスが怖い系統だったのに対し、廃棄船ということでか物悲しい雰囲気を漂わせる。
リメイク版の『ORAS』では外観がグレードアップされ、「シーキンセツ」という名前付きの観光名所に置き換えられた。
アニメにおいて
アニメアドバンスジェネレーションの第32話「すてられ船!しのびよる影!!」にて登場。
ムロジムリターンマッチを終えたサトシたち一行は、ハルカのポケモンコンテスト出場のため、開催地であるカイナシティへと船で向かっていた。
しかし、ロケット団の罠にはまり、船は壊れてしまう。そしてサトシたちは、波に揺られるまま、不気味な「すてられぶね」のあるポイントへながれつく。
そこで一行は、すてられぶねを調べているというヒロミ(CV:神谷浩史)と知り合い、すこしの間一緒に休むことに。そんな中、突然アチャモがいなくなってしまった!始めは深く考えず船内をさがし歩く一行だったが、つづいてマサトとハルカが姿を消してしまう。危険をかんじたサトシたちは、身を寄せあってピンチにそなえる。
しかし、そんな中でサトシとヒロミは事件の犯人を発見する。
その正体はポケモンのラグラージであり、かつてヒロミが育てていてはぐれたミズゴロウだった。ヒロミがすてられぶねを調べていた理由もかつて逸れたミズゴロウを探すためだった。
その後、再会したヒロミとラグラージはまた一緒になり、事件も解決した。なお、このラグラージはミズゴロウ時代じゃないと覚えないハイドロポンプを覚えている。
なお、このアニポケ版すてられぶねのBGMも原作ファンやアニポケファンからの評価が高い。
余談
ホウエン地方全体は九州および南西諸島の一部がモチーフとなっており、位置関係からこの船のモチーフは長崎県沖にある炭鉱島の廃墟の軍艦島であるが、なぜ人工島ではなく廃船になったかは謎である。
関連タグ
やけたとう/もりのようかん/ストレンジャーハウス/荒れ果てホテル(廃墟系ダンジョン)