のらりくらり
のらりくらり
何も食べてない
それは内緒
何を聞かれても
のらりくらり
そう淡々と
だけど燦々と
見えそうで見えない秘密は蜜の味
あれもないないない
これもないないない
好きなタイプは?
相手は?
さあ答えて
(アイドル(YOASOBI)より)
1.①怠けてなにもせずに暮らしているようす。②要点をはっきりさせないこと。
(三省堂国語辞典第五版より)
近年では②の「周囲を欺くための方便として曖昧な表現に終始する」というニュアンスで用いられるケースが多い。
昔からある言い回しだが、上述のヒットアニメ『推しの子』(赤坂アカ原作)のオープニングテーマに出てくるワードなため近年では知名度(?)が上がった。用例はだいたい歌詞のとおり。
2023年5月24日に公開された同曲のMVは公開後約1ヶ月で1億回再生を突破。これまでのYOASOBI発表曲どころか歴代アニソンの中で史上最速記録となった。
「のらりくらり」と歌われる場面ではこんな感じで『君は完璧で究極のアイドル!』こと星野アイが「すまし顔でゆらゆら揺れる」シーンが描かれているため強く印象に残った視聴者も多いだろう。
2.『妖怪ウォッチ』に登場するキャラクター・妖怪(※メイン画像)。本稿で解説。
「にゅるる~ん」
CV:佐藤健輔
No | 269 |
---|---|
種族 | ブキミー |
ランク | C |
好物 | 魚介 |
スキル | かたすかし(敵のひっさつわざでダメージや効果を受けない) |
こうげき | あてみ |
ようじゅつ | 竜巻の術 |
必殺技 | くねくね踊り(敵全体の全ステータスをダウンさせる) |
とりつく | のらりくらりさせる(とりつかれた妖怪は、のらりくらりと、なかなか行動しなくなる。) |
やわらかい体をしていてどれだけ文句を言われてものらりくらりと身をかわす。とりつかれると言い訳がやたらと上手くなる。(妖怪大辞典より)
名前どおり、掴みどころのないような長くて柔らかい胴体を持つ妖怪。
生息域と特徴から初見はろくろ首と同じニョロロン族だと彼を勘違いしたプレイヤーは多いと思われる。
(見た目と種族イメージのギャップが激しい妖怪は雷親父の妖怪、逞しい体を持ったスニーカー妖怪、進化ルート上分類が得物となった傘妖怪と同じ種族になった妖怪など結構多いので珍しいケースというわけではないが…)
能力は「ようりょく」と「すばやさ」が高くなりやすいが見た目通り「ぼうぎょ」が低いので戦闘では攻撃回避率を上げる魂などの装備品で欠点を補ってやる必要がある。
また、スキルの「かたすかし」はたとえボス級妖怪が使う強力な必殺技だろうとダメージや効果も一切受け付けないという効果を持っているのでパーティの構成さえ工夫すれば鬼が相手でもうまく使いこなせる…かもしれない。
「2」本編においては妖怪ウォッチをBランクに強化するためのクエストで登場。
クリア条件のほかの討伐対象であるミチクサメとしょうブシと違い、本気で主人公たちと勝負する気がないのかにゅるり~んとしたうざったい喋り方で言い訳をしてくるが、ウィスパーにイライラされた挙句
「ええーい!(主人公の名前)くん/ちゃん!もうやっちゃいますよ!!」
とキレ気味に言われてしまう。
(ウィスパーをお供として連れている場合。他の妖怪をお供にした場合は未確認)
他にもクエストクリア時のボーナスチャンスにおいてジバニャンと彼がリング上でボクシングをするムービーが用意されている。
なお、必殺技の「くねくね踊り」は何となくネット発祥の某都市伝説を思わせるようなモーションである。効果が混乱ではなくステータスダウンなのが残念だが…
第146話にて初登場。
最初はフミちゃんに取り憑いていたが、ジバニャンに撃退してもらおうとするも、上記のにゅるるんとした言動で戦う事自体を面倒臭がっていた。後にメダルを渡せばいいならそれでいいと開き直るように、メダルをケータに差し出す。
その後、ケータはとある1人の不良に絡まれるが、呼び出したのらりくらりのおかげで器用にゲンコツを躱す。戦意喪失になった不良は撤退。
だが、デートしようとした時には胴体がやたら身長の倍以上の長さにまで伸びる姿となってしまっていた。