分類
通称 | びっくり菊 |
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和名 | キクヅモリ |
学名 | Taraxacum rovinia |
分類 | キクヅモリ科 |
解説
ピクミンと同じ植物が動物的な性質を獲得した「歩根類」の一種。通常の植物と違い、光合成よりも肉食動物と同じく他生物を捕らえて捕食することで主な栄養源としている。
普段は花の部分である目だけを地上に出してマーガレットなどのキク科の植物に擬態(元が植物なので正しくない)、獲物が近くを通ると地面から胴体を飛び出し捕食しようとする。花の香りも本物とほとんど変わらないため、イエシジミやピクミンにも気づかれることはない。
『PIKMIN GARDEN』にてヤドリピクミンに似た寄生性の歩根類であり、植物部が別の生物に寄生して身体にしていると判明。そのため宿主の種類によって、全く別種と思えてしまうくらい花の色や体形、捕食の方法が大きく異なるようになる。
登場作品にて大きな変化をしていながら、『3』のコガネモチと違い和名や科も同じ「キクヅモリ」であり、同一種であったことからこの事実に多くのプレイヤーは驚愕。
ルーイメモによると、花と脚の部分をもいでから球根状の部分をスライスしてサラダ(海外版ではピザのトッピング)にするとおいしくいただけるらしい。
『2』のびっくり菊
球根状のボディをしており一見葉のようにも見える足(根?)で這い回り、中央の花が変化した真っ赤で刺々しい巨大な口で獲物を捕食する。植物部の葉は完全に退化しており光合成は出来ない。
倒すと胴体部が縮んで口だけになる。
本物のマーガレットとの見分け方は、葉の有無、茎の数、そして花の部位に目があるか否かである(まばたきもするので、よく観察すれば見分けるのは容易)。
口のある茎(首)が長いため、ピクミンの捕食に失敗するとそのまま空振りした口を胴体にぶつけて倒れこんでしまうが、ピクミンを吹っ飛ばす判定がある上すぐに起き上がって体を膨らませて振り払うため見た目ほどの隙は無い。
直後に広範囲に捕食攻撃を行うため、無犠牲撃破は非常に困難。ただしピクミンを1度に捕食可能な数は2匹までと体格に反して控えめなため、強敵でこそあれど攻めの手を緩めなければ意外と犠牲は膨らみづらい。
体力が非常に高いため紫ピクミン抜きに戦うと非常に時間が掛かり危険。一方で動作は比較的緩慢なため紫ピクミンがいれば然程強敵ではない。
意外にも白ピクミンにも弱く、1匹で致死量となってしまう。
『4』のびっくり菊
宿主が「2」と異なるためか、花の目を持つ二本足のカエルともいうべき姿になっている。
「2」と違い、植物部は茎が多数かつ長いうえに葉っぱが生えており、一応は光合成も可能となっている。
倒すと花の部分だけが無くなり、胴体部分がそのまま残され回収できる。
胴体にある口から粘着性の刺々した広い舌を伸ばしてピクミンを捕食。2とは全く攻撃方法が違うため初見では手強いが、攻撃を外すと舌が地面にくっついて大きな隙を晒す。体力が大幅に引き下げられているため紫ピクミン抜きで倒すことも難しくはなく、総合的に見れば2よりも弱体化している。バクダン岩一個で倒せるので、持っていたら使うのも手。
但し捕食範囲が狭く、判定も甘めだった2よりも捕食範囲・判定共に格段に強化されているため、必ず正面は避けること。一度に捕食可能なピクミンの数も3匹に増えたのも地味に厄介。