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また来てねシタミさん

またきてねしたみさん

「また来てねシタミさん」とは、原作:青木潤太朗、作画:隆原ヒロタの漫画作品である。
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概要

別冊少年マガジン2020年6・7月号から2021年5月号まで連載。


ご当地×勧善懲悪という異色のテーマが本作の持ち味。

暗殺者主人公が47都道府県の津々浦々を巡って悪人達を成敗する...というのが、主な流れ。

しかし、その暗殺にナイフなどの凶器は一切使われず、その地域の名産品やその地域ならではの常識を用いた通称「ご当地殺法」を用いるのが本作最大の特徴。


それに伴い、話の本筋を楽しむだけに留まらず、その地域の様々な雑学を得られる等旅行にも役立つ実用的な側面も持っている。


あらすじ

殺人代行業者「ミミミ観光」

そこは、法では裁けぬ悪人によって大切な人々を失った遺族達の最後のよりどころとして、都市伝説となっていた。


そんなミミミ観光の女性暗殺者「シタミ」。

柔軟な発想力を武器に彼女は今日も日本の各地を渡り歩く一方で、失われた記憶の中の自分の故郷を探していた。


シタミの故郷とは何処なのか、そして、謎の組織「family」との戦いの行方は如何に...


登場人物

ミミミ観光

シタミ

本作の主人公。

黒髪ショートカットジト目が特徴的な少女。

背は低いが出るところはしっかり出ている

表情の変化に乏しく一見クールだが、ご当地殺法の為の下見は素直に楽しんでいたり、カザミの為にお土産を欠かさなかったりと、根っこの感性は年相応かつ温情に溢れている。

一方、外部の知識に関しては疎く、初めて行く場所がどんな場所なのかよく分かっていなかったり、お土産の名所を間違える等の天然ボケをかますことも少なく無い。

暗殺者としての総合的な技術は破格の一言。

常人離れした身体能力だけでなく、その場にあるものを有効活用する発想力と機転も持ち合わせており、ご当地殺法で常に完全犯罪を成立させている。

第3話のような乱戦においても、一切取り乱すことなくご当地殺法で標的を全て倒している等、付け入るスキはほぼ無いに等しい。

また、遺伝子操作によって大抵の毒物や薬には耐性がある。

嘗ては「family」に育てられており、「ST-33」というコードネームで呼ばれていた。

狭い施設の中しか知らず、外への憧れから旅行を夢見ていた。

組織で暮らす以前の記憶がなく、度々出てくるの景色を頼りに、自分の故郷を探している。

暗殺業はあくまでも仕事として割り切っているが、いつかは人を殺さない「本当の旅」を求めている。

料理が上手くて、麺好き。


カザミ

ミミミ観光の窓口兼裏方役。

金髪ポニーテールが特徴の少女で、仕事の際はスーツを着ている。

シタミとは対照的にハイテンションかつ饒舌で表情豊か。

無意識に失礼な言動を取りかねないシタミの制止兼ツッコミ役でもある。

一方で、潜入の為とは言えシタミのコスプレにやたら気合いが入る等、独特の趣味趣向の持ち主。

彼女自身は表立った活動はせず、機械のハッキングや情報収集等のサポーターとして活躍する。

特に観察力は非常に鋭く、視線だけを手掛かりにターゲットを発見したこともある。

シタミ同様「family」に育てられた人物で、コードネームは「KZ-33」。

遺伝子操作によって肌の色素が非常に薄い為に日光に極端に弱い上、体力も余りない虚弱体質であり、基本的に長時間外を出歩くことが出来ない。

これに関してナカトミは「組織から逃げられないようにする為」と推察している。


ナカトミ

女性警部。福岡県の小倉出身。

ミミミ観光の協力者で、依頼者とのパイプ役を担ったり、彼女たちの犯行を揉み消したりしている。

鋭い目つきと眼鏡が特徴で、言動も男勝りでややぶっきらぼう。

カザミからは「目つきが悪くて偉そうでおっぱいでかくて可愛くない感じ」とボロクソに言われている。

協力者ではあるが、二人にはご当地殺法の鉄則として「現地の方々に迷惑を掛けない」「食べ物を粗末にしない」を課しており、ターゲットは原則「死んで当然」の悪人に限らせ、あくまでも事故死や反社会勢力同士の抗争として片づけられる範疇で抑えるよう言い聞かせている。

二人には何処か一歩引いた態度で接しているが、内心では緊急時には生き残ることを最優先させるなど、相応の愛情を持っている。

タワーマンションの一室で暮らしているが、カップラーメンや惣菜で食事を済ませる等、優雅とは程遠い暮らしを送っている。

ダイエット中だが、中々上手くいっていない。

愛煙家。


family

とある国際マフィアの末端を母体とする犯罪組織。

子供達を兵器や臓器として非人道的な飼育と教育を繰り返している。

5年前にクーデターが発生しており、シタミとカザミはその生き残り。


ユキミ

札幌のとある権力者に売られていた暗殺者の少女で、コードネームは「UK-33」。常に敬語で話す。

盲目だが代わりに聴力が発達しており、足音で人を区別できる。

雇い主からの扱いは酷く、性欲処理の道具にすらされている描写もあった。

を武器にしており、一度はシタミ相手にマウントを取れる実力者だが、彼女には敵わず、最期は雇い主共々シタミにビルから突き落とされ、転落死した。


ドラミ

familyからの刺客。コードネームは「DR-33」。

名古屋出身で流暢に名古屋弁を話す。

表向きは飄々としているが、地元を蔑ろ(特に日本の三大都市で名古屋を福岡と間違われるとその相手を即死させる)にされると激怒する。

キスを通じて相手に催眠を掛けて操る特殊能力を持つが、本人は内心この能力を使わなければならないことを嫌がっている。

また、時には本性を隠してシタミと接触して足止めしようとしたり、一般人を言い包めて利用する等、要所要所で慌ただしく動く苦労人でもある。

そんな能力や組織のコネも使い、シタミに様々な相手をけしかけてくる。


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