解説
初代『ゼルダの伝説』及びゼルダの伝説シリーズの記念すべき最初のボスモンスターである。
ゲームでのアクオメンタス
レベル1のダンジョンのボスとして初登場。緑色の体色をしていて、額に一本の角、背中には一対の羽があり、3方向に分かれるビームを吐いて攻撃してくる。剣での攻撃や剣ビームや爆弾での攻撃が有効。
その後、レベル7のダンジョンのボスとして再登場するが、レベル1の時と特に違いは無い。
裏ゼルダでは中ボスとして登場する事もある。
- ふしぎの木の実 大地の章
「ねっこのダンジョン」のボスとして登場。初代と比べると、ガッシリした体つきとなっている。3方向に分かれるビームの他に、背中の羽で空を飛ぶ、突進攻撃も行う等、行動パターンが増えている。
アニメでのアクオメンタス
1989年に海外で放送されていたバラエティ番組『The Super Mario Bros. Super Show!』内のアニメ『The Legend of Zelda』第8話『Underworld Connections』に登場。
体色が茶色で、頭と尻尾はドラゴンだが、体と足が馬の様になっているので、より外見がアリコーンに近くなっている。
その外見に反し何故か湖に潜んでおり、知恵のトライフォースの欠片を探しに潜ったリンクに襲い掛かる。
その後、リンクを背中に乗せた状態で湖から飛び出し、リンクを振り落とそうと暴れまわるが、ゼルダの投げた爆弾により倒された。
メディアミックスでは
- ゼルダの伝説(沢田ユキオ)
「トライフォースはわたさん。」
最初のダンジョンのボスとして登場。沢田の作風らしく普通に喋る。
火炎放射を放つもリンクの剣で胸を貫かれて敗北した。読み切りのため登場してからわずか3コマで退場した。
- ゼルダの伝説(こばやし将)
最初のダンジョンのボスとして登場。一角獣(いっかくじゅう)と呼ばれるドラゴンの一種。
胴体は頑丈なためまったく攻撃が利かなかったが、顔面に剣ビームを撃ち込み続けられ敗北する。
作画がコミカルであり、アクオメンタスも目をバッテンにして倒れたので気絶しただけのようだ。
終盤でも再登場したが同一個体かは不明。成長したリンクには及ばずあっさりと倒された。
最初のダンジョンのボスとして登場。劇中ではリンクから龍(ドラゴン)と呼ばれている。
額に光っている逆さまの鱗があり、ここが弱点となる。
火炎放射や長い首での打ち付けなどでリンクを寄せ付けなかったが、バクダンを口に放り込まれて爆発したことでダメージを受ける。そしてその隙を突かれて額を貫かれ、エネルギーを放出して倒れた。
ゼルダルートに登場。ピラミッドに住む怪獣で馬の怪物(一角獣)と語られている。ユニコーンではなくガッツリドラゴンである。実力は地下世界でもトップクラス。
ライフが満タンかつマジックシールドを持っていれば光線を反射し、更に剣ビームも打ち続けて簡単に勝利出来る。
マジックシールドのみ条件を満たしている場合、バトルでの判定が行われる。勝利すればシールドを駆使しつつ斬撃を撃ち込み続けて何とか勝利する。
敗北ルートではライフが1つ減るだけでゲームオーバーにはならない。妖精ファニーがゼルダのポーチから飛び出してアクオメンタスの注意を引き、隙を突いて二人で部屋から脱出する。
中盤にて3本角のドラゴンが登場。魔術が利かない上にリンクを圧倒するほどの強さを持つ。
力の秘宝(力のトライフォース)を所持していれば怪力で弱点の両翼を千切って勝利するが、ない場合はあっさりとはたき飛ばされて死亡してしまう。
アクオメンタスと思われる精鋭魔族が終盤にて町を襲っている。外見は殆どユニコーン。リンクのホワイトソードの剣ビームを無効化するなどかなりの力を持っていたが、マジカルソードの剣ビームには耐えられず消滅した。
実は町を襲ってリンクを誘き出す作戦を立てており、死体から眼球が伸びてガノンの声がリンクに伝達された。これによりデスマウンテンに誘き出されたリンクは、ガノンと最後の一騎討ちを演じる。
余談
『ブレスオブザワイルド』には「アクオ湖」「アクオ橋」という、アクオメンタスが元になっていると思われる地名が登場する。また近くには「テスタ橋」、「グリオー橋」、「デグドの吊り橋」といずれも初代ゼルダの伝説のボス達から名付けられたであろう橋が存在している。