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アフタヌーン・ティー(Afternoon tea)とは

  1. イギリス発祥の喫茶習慣本頁で解説。
  2. アイビー株式会社が展開するカフェ洋菓子雑貨販売店のチェーン。

概要

イギリス1840年頃に発祥した喫茶習慣

午後4時から5時くらいに紅茶菓子軽食を楽しむお茶会のこと。

当時のヨーロッパではオペラクラシックコンサートクラシックバレエなどの催しが盛んだったが、これらが開演するのは夕方以降だった。これらの催しが終わった後に夕食を食べるとなると夕食の時間が大変遅くなる上に、観劇中にお腹が空いてしまう。そのために、催しの前に紅茶と軽食で腹ごしらえをするようになり、それが女性向けの社交の場として発展したと言われている。

紅茶の他、皿を3段置ける専用のスタンドを用い、サンドイッチスコーンケーキなどが並ぶことが多い。これは狭いテーブルを有効活用するために使うものであり、広いテーブルで行なうアフタヌーン・ティーにはスタンドを使わないのが作法。

基本的に、一番下のお皿にサンドイッチ、真ん中にフルーツやケーキなどのスイーツ、一番上にスコーンやフィナンシェなどの焼菓子が置かれる。

食事は、サンドイッチ → スコーン → ケーキなどのデザート類、の順番で食べるのが礼儀とされている。

その他のイギリスの喫茶習慣

朝、起き抜けに飲む紅茶のこと。

19世紀ごろに中流階級以上の人々が、メイドに運ばせた紅茶をベッドの中で飲んでいた。

この習慣は、その後、夫が妻に対してサービスする、という形に変化していき、現在のイギリスでも、休日や記念日などに、夫が妻に対してアーリー・モーニング・ティーをサービスする、という家庭がある。

ベッドの中で楽しむことが多いことから、ベッド・ティーともいう。

その名のとおり朝食時に飲む紅茶のこと。

18世紀以降、イギリスの食習慣として定着した。

その名の通り、午前11時頃のお茶の時間。

朝の仕事や勉強が一段落した頃、リフレッシュのためにオフィスや学校や家庭で楽しむ短時間のティータイム。

アフタヌーン・ティーのカジュアル版。庶民的な午後のティータイムのメニューの1つ。

基本的には、紅茶に砂糖とミルク、スコーン、それにバター、クロテッドクリームと、ストロベリージャムがつく。

クリームティーのメニューにサンドイッチが余計にサービスされる物は『コンプリート・クリーム・ティー(Complete cream tea)』という。

また、クリーム・ティーのメニューに、1人前のフレッシュなとホイップされた生クリームがつくものは『ストロベリー・クリーム・ティー(Strawberry cream tea)』と呼ぶ。

仕事を終えたあとの夕方5時~6時頃に軽食とともに楽しむお茶のこと。

19世紀後半に、北イングランドスコットランド田舎の労働者階級らの間で生まれた習慣。

ハイ・ティーは、アフタヌーン・ティーよりもさらに遅い時間、つまり、事実上の夕食であったため、サンドイッチなどの軽食やお菓子類だけではなく、肉料理魚料理がメインとしても並ぶ。

居間のローテーブルではなく、食堂テーブル(ハイ・テーブル)で飲むことから、ハイ・ティーと呼ばれるようになった。

  • アフター・ディナー・ティー

文字通り、ディナーの後のお茶。

夕食後のくつろぎのひとときにいただく一日を締めくくるティータイムのこと。

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