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ウッディケーン

うっでぃけーん

「ウッディケーン」は「月刊コミックボンボン(講談社)」に連載されていた横内なおきの漫画。 単行本は全3巻。後に新装版が上下巻で登場した。
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概要編集

サイボーグクロちゃん横内なおき氏が最初に原稿を持ち込んだ作品。

「クロちゃん」終了後、リニューアルして新連載された。作者の横内氏としては、「一番書きたかった漫画」であるという。


「木製人間」になった新米ダメ教師ヒーローとなって、爪弾き者ばかりのクラスの為に戦っていく。「クロちゃん」中期以降のハードな描写はそのままだったが、人気は出ず、短い連載期間で終了してしまった。

連載は途中打ち切りという形で終了したが、単行本では最終エピソードが描かれている(作者曰くノーギャラで書いたらしい)。


ファンの中でもこの作品の復活を求める声は多かったが、2016年10月より新装版が上下巻で登場。

「ウッディケーンvs.サイボーグクロちゃん」という特別編が描き下ろしで追加される。


あらすじ編集

舞台は日本のとある小学校。新米教師・大森ケン太は「6年Z組」の担任を受け持つことになった。しかしZ組とは、クラスで馴染めなかった子や、問題児を集めた最悪なクラスであり、しかも登校しているのは相田タエコただ1人であった。

そんなある日、タエコと共に彼女の秘密の場所へ行ったケン太。そこでふとした事から「ハゲタカ組」が輸送していた謎の生物「イグドラシル」の下敷きになり、木製人形になってしまうのだった!その後、ケン太はヒーローとなり、クラスの為に戦う事になる。


キャラクター編集

Z組編集

それゆけぼくらの木製ヒーロー

本作の主人公。詳しくは個別記事へ。

オリジナルイグドラシルと同化してしまった木製人間。モクメ。生真面目だが気弱なヘタレ。Z組の生徒を守るため、木製のスーパーヒーローとして活躍し、自分の頭を狙いにくるハゲタカ組と対立する。後半からは頼もしくなり、頑固さも目立つように。頭さえ無事ならいくらでも再生出来る異色のヒーローである。


タエコとサラサ

本作のヒロイン。詳しくは個別記事へ。

Z組に唯一毎日登校している真面目な生徒。係は飼育当番で、サラサの世話をしている。普段はおとなしいが、いざという時には思い切った行動をとる。

当初は惰性でZ組に通っていたが、作中でケン太と過ごすうちに惚れるようになり、勢いでキスしたところを記者に撮られて問題になったことも。


ヤクザと渡り合う腕っ節を持つ不良少年。小学生なのに最終決戦ではショットガンをぶっ放して暴れ回った。

ケン太を鍛えるなど頼りになる兄貴ポジションだが、教育番組のお姉さん(チエ)にゾッコンという歳相応な一面も。家族構成は謎だが、父親は交通事故で人を死なせた殺人鬼と噂されている。住処はゴミ置き場にあるが詳細は不明。


元はZ組襲撃部隊に加担していたエリート。ハゲタカ組との騒動に巻き込まれたのを授業放棄と見なされてZ組入り。それ以来も何かと不遇な扱いを受けることが多い。

オタクかつ2ちゃんねらーで、2ちゃんねる用語を激しく使う。元クラスメイト達とのいざこざではカッターを持ち出し、刃傷沙汰になりかけたが、カズマの介入で事なきを得た。タエコに惚れている。


教育番組で活躍するお姉さん。「ビシッ」と決めポーズを決める芸風が売りの女性タレント。

ケン太の幼馴染で、よく彼のことを意味もなく引っ叩く。Z組に度々顔を出してケン太達を援護していた。幼馴染ということでタエコにはかなり嫉妬されているが、チエ自体はケン太に対する好意を見せたことはない。


Z組で飼われているアメリカザリガニ。尾が尖っており、刺されると泡を吹くほどの毒を浴びる。つまりどう見てもサソリなのだが、「やれやれ」と手を横に広げるポーズがアメリカンだという理由でザリガニという扱いになっている。


ハゲタカ組編集

ハゲタカ組のボス。ヤクザにしては人格者。誘拐されて泣きじゃくるタクヤに優しくお説教をして彼の問題点を指摘したり、怪我した豊田を気遣ったり、そもそも組織の福利厚生が充実し過ぎていたりと風貌以外は優しいオジサン。

妻の理不尽な病死をきっかけに、病気を根絶するための万能薬としてオリジナルイグドラシルの力を欲する。


ハゲタカ組の構成員で、幹部。マフィアのような格好をしている。かなり頭の血管が二・三本切れており、あの親分の下で働いているとは到底思えないくらい残忍なことを平気でやる。

サラサに刺されてからトラウマになる。ハゲタカ組が乗っ取られた一時期だけZ組と近しい関係にあったことも。


イグドラシルを研究する研究者。イグドラシルの力を自分の物にしようとしていたマッドサイエンティストで、ハゲタカ組を乗っ取ろうとする。


チェーンソーを持つ大柄な改造人間。改造人間の中では最もまともで、命の恩人である親分への忠誠も熱い。ほとんど喋らず、まともに喋ったのは終盤と新装版のおまけ漫画のみ。

初戦では身体が広いという弱点を突かれて麻酔銃で眠らされたが、再戦時はアーマーを付けて登場した。


最初の刺客である改造人間。かなりの馬鹿で、あのおおらかな親分にすら心配されている。ケン太の頭を回収しないといけないのに彼を燃えカスにしようとしていた。少し飛ぶことが出来るが、燃料が持たずすぐに落ちてしまう。やることなすこと馬鹿っぽい。


第二の刺客である改造人間。本体は小鳥のようだが、背中に巨大な飛行ユニットを背負っている。似てないがファイヤーマンの弟。物腰は丁寧だが沸点が低く、キレるとガラが悪くなる。アジトでカズマにトイレを覗かれた。


マンボウの形をした被り物をしている男。足だけ鍛えすぎたおかげでバタ足で水上移動出来る。足だけ妙に筋肉質で、「なんか気持ち悪い」という理由でオリンピック出場を辞退させられた。バタ足だけにこだわったせいで実はビート板なしでは泳げない。


スクーターに大根足がヒョコっと出ているだけの異様な怪人。人の姿ですらないため、チエにもその人生の軌跡を疑問に思われた。チエとチキンレースで対決するが、ウラを書かれて敗北。


関連イラスト編集

ウッディケーン

【サイクロ+ウッディ】Wチェーンソーグルグルニャー


関連項目編集

コミックボンボン 横内なおき サイボーグクロちゃん

少年漫画 児童漫画 講談社

ユグドラシル 異形 多腕 木属性 ヒーロー いじめ 先生×生徒


関連リンク編集

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