概要
原作マンガにて主に海馬瀬人が使用した速攻魔法。カードのイラストはゲーム機のそれのようなコントローラー。
後に遊戯王OCGにも登場したが、効果は大きく変更されている。
後に《ユニオン・コントローラー》というリメイクカードが登場している。光属性・機械族の融合モンスターという大胆なアレンジとなった。
原作・アニメ
1000ポイントのライフコストを支払う事で、対象に選んだ相手モンスターをそのまま破壊する【※1】か、自分のモンスターの生贄召喚(現在のOCGで言う「アドバンス召喚」)に利用する【※2】かを選べるという効果である。
この効果を使用する際には「効果が設定されたコマンドを実際に入力する」という特殊な演出が入る(入力方法は※1が↑ ← ↓ → A、※2が← → A B)。原作ではソリッドビジョンによって投影されているだけのはずのコントローラー(の各種ボタン)を直接押し込んでいる。遊戯王DMでは宣言すると自動的に入力されるようになっている。
ちなみに、原作でもアニメでもCボタンが入力された事は一度も無かった。もしかすると他にもコマンドや効果があったのかもしれない。これもCボタンは関係ないが、『上・上・下・下・左・右・左・右・B・A』と入力した場合はどうなるのかちょっと楽しみである。
OCGのカード性能
カードテキスト
速攻魔法
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その相手の表側表示モンスターの表示形式を変更する。
●自分フィールドのモンスター1体をリリースし、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その表側表示モンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。
解説
表側表示の相手モンスターの表示形式変更か、相手モンスターのコントロール奪取となっている。ライフコスト(とコマンド入力)は無くなっているが、後半の効果は自分のモンスターをリリースしなければならず、エンドフェイズで効果が切れて敵陣に戻ってしまう。しかし、原作のようにそのままアドバンス召喚のリリースに使ってしまったり、現在なら(状況にもよるところだが)シンクロ召喚やエクシーズ召喚、リンク召喚などにも活用できる。これらの「コスト」という形で除去してしまえば例え破壊効果に耐性を持っているモンスターであろうとも墓地に送ってしまえるため、場合によっては単純な破壊効果よりも厄介になり得る。
原作のように即座にアドバンテージを稼げるようなパワーカードではなくなったが、他のカードとの組み合わせや発動のタイミングによって様々な応用が利く上級者向けのカードとなったと言える。また、現在のOCG環境では破壊効果に耐性を持つモンスターや、アドバンス召喚をほとんど行わない戦術を取るデュエリストなども増えており、原作効果のままOCG化されていたならいろんな意味で現在とは違った評価が下されていたかもしれない。
現在のカードプールでは闇黒世界-シャドウ・ディストピア-とのコンボで活躍。
初期ライフが4000のデュエルリンクスではコントロール奪取がOCGより凶悪だった。
エネコン動画
その辺りの詳しくは以下の外部リンクも見ていただければ。
余談
- 上記のMAD動画に触発されたのか、アーケードゲーム『デュエルターミナル』でのアクションデュエルのミニゲームにおいて、エネミーコントローラーのミニゲームが第8弾から実装。
- 2023年6月27日、バンダイからエネミーコントローラーの立体化が発表された。しかもコマンド入力によって多数の社長ボイスや一部楽曲が出る豪華仕様。
関連タグ
エネコン:略称・表記ぶれ
ダブルマジックアームバインド:同じ効果を持つ罠カード。