「この軍団さえあれば、宇宙は思いのままよ。…冷たいウルトラの連中よりも、いがいに優しいバルタン星人を助けてやるんだ」
概要
小学三年生1979年6月号、7月号に連載された内山まもるの漫画「飛べウルトラ戦士」友情は永遠に-タロウとエルフ-(単行本「ザ・ウルトラマン」収録)に登場するウルトラマンタロウの幼馴染であり、彼の大切な親友であったレッド族のウルトラ戦士。
何らかの理由で荒み切った彼は、故郷のウルトラの星を捨てて浪人となり、ある時バルタン星人の王子を助けた事を切っ掛けに、彼らの王に気に入られ、キングバルタンと名乗り全宇宙の支配を企てるようになってしまう。
しかしそんな自分がバルタン星人たちの指導者として全宇宙の征服を企てていると知り、やって来たタロウとの戦いで、かつてセブンから教わった『ワイドショット』で止めを刺そうとするも思いとどまり見逃そうとしたことからも分かるように、ひねくれた性格の自分に優しくしてくれたタロウとの友情の事は今でも忘れておらず、未だに親友だと思っており、決死の説得を受けて改心し、宇宙侵攻を思いとどまるが、バルタン星人たちからは裏切り者と見なされタロウ共々囚われの身になってしまう。
宇宙侵略の手始めとして自分が立てた計画を流用しウルトラの星の侵略を目論むバルタン星人たちの野望を阻止する為やタロウを脱出させる為、タロウから即席で『ウルトラダイナマイト』のやり方を伝授してもらい、最後は彼らの侵略の要となっているゼネラルエネルギーの動力炉を破壊する為に肉体再生の練習をせずに『ウルトラダイナマイト』を使えば命を落とすのを承知で『ウルトラダイナマイト』発動。
ゼネラルエネルギーの動力炉諸共バルタン星人軍団を全滅させ、その命を散らしていった…。
関連項目
ザ・ウルトラマン ウルトラマンタロウ 哀しき悪役 バルタン星人 悪落ち キングバルタン
ウルトラマンベリアル - 彼と同じく悪落ちしたM78星雲人。ただしエルフと違って、力に溺れ、最後まで改心することはなかったが…。
ウルトラマントレギア - 『ウルトラマンタイガ』にて、タロウの親友であり、闇堕ちした存在であることが明かされた人物。ある意味、エルフがそのまま悪として堕ち果てた姿と言える。