キ=アディ=ムンディ
きあでぃむんでぃ
銀河共和国末期に活躍した老齢のジェダイマスター。長い頭部に二つの脳を持つセレアンという種族の男性であり、ジェダイ評議会のメンバーの一人だった人物。
ジェダイは家庭を持つことを禁じられているが、セレアンは男性が不足しているため、キ=アディは例外的に妻子がいる。
第一次ジオノーシスの戦いでは同じく評議会メンバーのプロ・クーンと共に、バトルドロイドを無力化すべく軌道上の司令船へ突入し、電源を落とすことに成功。
しかし敵は司令船との通信が途絶した時にバトルドロイドが自立して行動するという予備プログラムを用意していたため、再起動したドロイドたちに包囲され、あえなく捕虜となる。
(このシーンは映画ではカットされたが、処刑場で追い詰められたジェダイたちのもとに後からキ=アディとプロが引き立てられて来るのはこのため)
その後は第二次ジオノーシスの戦いなどの激戦をくぐり抜け、多くの戦果を挙げた
しかしマイギートーで大軍を率いて交戦中、パルパティーン最高議長がオーダー66を発令。
配下のクローントルーパー達からの一斉射撃によって命を落とした。
固定観念に囚われがちなところがあり、ヨーダやメイス程目立たないものの、当時のジェダイ評議会の傲慢さや、閉鎖的な掟に囚われていた故の狭量さを象徴する人物の一人でもある。
クワイ=ガン・ジンが長年姿を現していなかったシスと遭遇した際には、彼の訴えを信用しようとはしなかった他、かつての同士であるドゥークー伯爵を「ただの政治的理想主義者」として特に危険視しようとせず、パドメがドゥークーの差金で暗殺されかけた際もドゥークー主導説を否定して対策をボディーガードの増員だけに止めてしまった。ただし、これらの事案に対する考え方はムンディ独自というより、評議会のメンバーほぼ全員が同じ考えであり、ムンディ単体の失態とは言い切れない。結局は評議会そのものが、その無自覚の傲慢さ故の増長で目が曇っていたのである。
一方で、ただの堅物という訳でもなく、第二次ジオノーシスの戦いでアナキンがアソーカとドロイドの破壊競争をしていると、それに乗っかってきたりするような茶目っ気もある。