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概要

2007年10月より毎日放送チバテレビテレ玉AT-Xにて放送された。テレビ未放送分を含めると全25話。


ストーリー

主人公の1人である真田光一は、高校1年の頃からクラスメイトだった星乃結美に片思いをしていた高校2年生である。しかし両者はほぼ会話がないという関係であった。ある日、1つ年上の幼馴染である水澤摩央が帰国子女としてフランスから帰ってくる。水澤摩央がそのまま真田家に居候したことが、3人の人間関係にやがて変化をもたらすことになる。


2人目の主人公である相原一輝は、IQ190を持つ二見瑛理子からある日突然キスをされた。戸惑いを見せる一輝だが、「恋愛の実験」と称した提案を持ちかけられていく。


登場キャラクター


主題歌

オープニングテーマ

「青空loop」

歌 - marble / 作詞・作曲 - micco / 編曲 - 菊池達也


エンディングテーマ

「願い星」(第1話 - 第12話)

歌 - Snow* / 作詞・作曲 - shilo / 編曲 - 虹音

「忘れないで」(第13話 - 第24話)

歌 - Suara / 作詞・作曲 - shilo / 編曲 - shilo、石川智久


各話リスト

話数サブタイトル
第1話meet again
第2話cool beauty
第3話book mark
第4話step in
第5話jump up
第6話each melancholy
第7話dear actress
第8話close to you
第9話water girls
第10話miss tone
第11話tear drops
第12話passing rain
第13話crossroad
第14話summer holidays
第15話now's the time
第16話stand in
第17話her answer
第18話rainy blue
第19話true heart
第20話uncontrollable
第21話cutting memory
第22話time goes by
第23話miss you
第24話……and meet again
第25話love fighter

結美の悲劇

このアニメを語る上で忘れてはならないのは、メインヒロインである星乃結美の悲劇であろう。

ゲーム版では「地味子」などと呼ばれていた結美だったが、アニメではストーリーが進むにつれて光一と結美の仲も進展していき、『ゲームでは地味だったけどアニメの星乃さん可愛いよね』との評価も受けるまでとなった。

しかし、最終回で悲劇が起こる。

ゲーム同様結美は転校することになるのだが、光一の心は年上の幼馴染である水澤摩央に向いてしまい、結美は邪魔な存在でしかなくなってしまったのである。そして文化祭の終盤に偶然摩央を見つけるや、急に感情を抑えきれなくなった光一は結美に、


「星乃さん……話があるんだ。約束……したよね。転校しても必ず会いに行くって。ずっと一緒だって……」

「星乃さんを好きな気持ちは嘘だった!」

「ごめん、約束守れない。星乃さんとは…もう会えない。僕は、摩央姉ちゃんが好きなんだ!……ごめん。」


と言ってしまう。そう言い終えるや否や、自身の欲情を満たすかのように、摩央の元へ無我夢中で走る光一。

そして……。


摩央「光一……何してるの?結美ちゃんは?」

光一「星乃さんとはサヨナラした。もう会わない。僕が好きなのは摩央姉ちゃんだ!」

摩央「……結美ちゃんと約束したんでしょ。転校してもすぐに一緒だって……。すぐに追いかけなさい!」

光一「ずっと……嘘ついてきた。自分に嘘ついて……星乃さんに嘘ついて……摩央姉ちゃんに嘘ついて……、もうイヤだ!嘘ついて誰かを傷つけるのはイヤだ!」

  「決めたんだ!もう二度と摩央姉ちゃんを泣かせない!傷つけない!一人にさせない!」

  「摩央姉ちゃんを……二度と離さない!」

摩央「生意気なのよ……弟の癖に……アタシを傷つけないって?アンタはいつも余計な気ばかり回してアタシを心配させて……」

光一「大好きだよ。摩央姉ちゃん…」

摩央「わたしも……私も光一が大好き!!」


そして光一と摩央のキスシーンとなるのである。

今まで積み上げた結美との日々を「嘘」と吐き捨て、安易に摩央を選んだ光一、文化祭当日、結美に対して「光一をよろしく」と身を引く発言をしておきながら、結局感情に流された摩央、そして思い出の場所(光一に「ずっと一緒だから!」と言われた場所)で一人涙目で佇む結美……。

あまりにも理不尽すぎる展開である。

この結末には、アニメからキミキスを知った層からは首を傾げられ、原作ファンは「キミキス?まだアニメ化してませんよ?早くアニメ化してください」という状態、そして公式HPで公開された声優陣のコメントも苦言ばかりという有様であった。

誰もが彼女のハッピーエンドを祝福する雰囲気だったのに、最終回で理不尽な振られ方をされるメインヒロインはおそらく彼女くらいのものであろう……。

 

ちなみに第5話ではこんなフラグも。

映画の脚本作りに悩む光一に結美は何冊かお勧めの小説を紹介したのだが……。


光一「林檎の……木?」

結美「それ好きなの!」

  「恋人と結婚を誓い、駆け落ちまでしようとした主人公が、別の女性に心惹かれ恋人の元を去るの。残された恋人は、悲しみのあまり、思い出の場所で自殺……


ここから予想されることは、最終回の後、結美は……。

彼女には「メインヒロイン(笑)」どころか、「メインヒロイン(悲)」の称号を与えてもいいかもしれない……。


このようにアニメ版キミキスは、ファンの間では事実上黒歴史認定されてしまった。次回作のアニメ版は各ヒロインごとのオムニバス形式が採られたが、実はキミキスでも当初はオムニバス形式を採る動きがあった。しかし実際は監督であるカサヰケンイチの意見で却下されてしまい、男を増やして男女複数による群像劇にしたといわれている。で、その結果がこれでは……。


なお、存在を知らない人が多いようだが、アニメを原作としてファミ通文庫から小説版も刊行されており、こちらでは結美と恋人になる結末が存在している。


伝説のOP

上記の酷い結末が放送される以前も、OPで不評を買っていた。

主題歌の「青空loop」の評判こそ悪くなかったが、OPムービーがほとんどキャラが動かず、ヒロイン達や背景の静止画がただ流れるだけという90年代アニメのOPでもそうそうないであろうもので、手抜きとしか思えない酷いクオリティだった。

ニコニコ動画などでは「これなら俺でも作れる」と様々な作品とのパロディMADが多数投稿される事となり、実際再生数の多いものは本家よりも動いているクオリティの高いものばかりだった。特に当時沸いていたくそみそテクニックのMADは普通に本家越えしていた事で有名。


さすがにまずかったのか、物語後半ではOPが大半がちゃんとキャラが動くものに差し替えられた。


余談

複数の出版社から、複数の執筆者により漫画化されている。しかし、特に東雲太郎によるヤングアニマルでの漫画版・「キミキス -various heroines-」が有名である。

雑誌ではなんでもありの方針であるが、キミキスの方針としてあくまでキスまでと制限された。しかし、それを逆手にとり、巧みなテクニックを用い、寸止め漫画の癖に、萌え狂う漫画として、芸術の域まで高められている。あまりの評判にネットで一時騒ぎになった。上記のpure rougeよりもこちらをアニメ化してほしかったとの声も聞こえるほどクオリティは高い。

これは真偽不明の噂であるが、このキミキスのアニメに悔しがったらしく、アマガミフォトカノTBSが自ら製作に乗り動いたと言われており、二作共キミキスとは対照的だったと言われている。

関連タグ

キミキス バウムクーヘンエンド 黒歴史

つよきすCool×Sweet:『恋愛ゲーム原作アニメ』繋がり、また『原作と比較して異なる点が多数あり、ファンからの評判も悪く、黒歴史扱いされたり存在抹消のような扱いをされている』という共通点もある。

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