本記事はユニバーサル・クールジャパン2024における「僕のヒーローアカデミア・ザ・リアル4-D」のネタバレを含みます。
プロフィール
概要
USJの期間限定アトラクション「僕のヒーローアカデミア・ザ・リアル4-D」に登場するオリジナルキャラクター。緑色の肌とモヒカンの髪に黒白目が特徴的。
世界的な人気を誇るロックミュージシャン。しかしある事件をきっかけに音楽界からの引退を表明し、大阪でラストライブを行う事となる。
その警備のため、ファットガム事務所からの依頼を受け、緑谷出久、爆豪勝己、轟焦凍、麗日お茶子の4人が派遣されるのだが……
ちなみに出久は彼のファンらしい。
経歴
18歳でインディーズデビュー。そのストレートな歌詞や攻撃的なギターさばきが高い評価を受け、22歳の若さでメジャーデビューを果たし、わずか数年後にはワールドツアーを開催や動画再生回数10億回越えの人気者に。
しかし、とあるライブにてスタッフのミスにより、収容5万人の会場に10万人が押し寄せるアクシデントが発生。現場は混沌を極め、暴動すら起きかねない雰囲気に。
そこで彼は個性「ファイブセンス」を使用し、観客を落ち着かせた。ひしめき合っていた観客は全員が彼の演奏に聞き入り、ライブは大成功に終わる。
だが個性の使用が無許可であった為に、世間から大バッシングを受けてしまう。彼は「観客を落ち着かせるためだった」と釈明するも、熱心なファン以外は信じようともしなかった上、普段からの過激な発言が仇となり炎上。所属事務所からの契約も打ち切られ、音楽業界からの引退を余儀なくされた。
その怒りが収まらぬまま開幕したラストライブ。彼はヴィランへと変貌した。
個性
個性は『ファイブセンス』。
ギターやスピーカーを触媒とし、他人の五感を操る能力。
効果が及ぶ対象は音の広がりと比例すると思われる。
劇中では視覚や聴覚を操って出久たちや観客に幻覚を見せた他、ギターの音色を実体を伴った音波に変えて攻撃に転用するなどの応用を見せている。
活躍
ラストライブの開幕直後。世間への怒りを口にしながら「どうせヴィランと呼ばれるなら、ヴィランになってやる」と言い放ち、観客を襲撃。
警備に当たっていた出久たちが駆けつけ説得しようとするも聞き入れず、戦闘に。観客を守りながらの戦いで自由に動けない出久達を苦戦させる。勝己を幻覚で撹乱し、出久たちをギターマインドと錯覚させ同士討ちを誘うなどして優位に立つ。
さらには巨大スピーカーを駆使した超音波攻撃で一同の動きを封じるが、出久はそれを避けず、真正面から受け止める。ギターマインドは「なぜ避けない!?」と狼狽するが、出久は答える。
「分かるから……!信じてもらえない苦しさも…信じてもらって救われることも………!!」
狼狽えながらも音波攻撃を強めるギターマインド。だが出久はそれを跳ね返すと、渾身の「デトロイトスマッシュ」で彼のギターを弾き飛ばした。ギターはスピーカーに突き刺さり、スピーカーもろとも爆発。ギターマインドは巻き込まれそうになるも、すんでのところで出久が救出し事なきを得た。
戦いの終わり、お茶子が彼に観客が誰一人怪我をしていないことに対し、「心のどこかで観客を本気で攻撃出来なかったのでは」と問いかける。
「たまたまさ」とぶっきらぼうに返しその場を去ろうとするが、焦凍が「お前にしか出来ない償いがある」とギターを彼に渡した。
その言葉を聞いた彼は観客に謝罪し、ライブを再開。ステージからせり上がってきたドラムを勝己が叩き始めると共に、演奏を始めるのだった。出久たち4人も演出に協力してライブを盛り上げ、ラストライブは大成功となった。
その後「必ず罪を償って戻ってくる」と観客に約束し、到着した警察に自ら出頭していった。
のちに新聞などでこの事件が取り上げられるも、観客に一切被害がなかったこと、ライブが大成功に終わったことがポジティブに報じられている。彼が罪を償い、音楽の世界に戻ってくる日もそう遠くないのかもしれない。
余談
演じた森久保氏はアトラクションの開幕にあたり、「ギターマインドを、ライブショーの如く全身全霊で演じております!オリジナルエピソードをぜひ五感で感じてください!」とコメントしている。
なお森久保氏は学生時代バンドを組んでいた経験がある。
「Heart's Shout」
ライブの最後を飾る楽曲。
ステージ中央から登場したドラムに当たり前のように爆豪が座り、共に演奏を始める。
緑谷、轟、麗日もステージで手拍子しながら会場を盛り上げる。(轟の手拍子は控えめで、ややズレている)
轟の氷結や麗日のゼログラビティを使用し、ギターマインドが宙へ浮いたり、氷の上を滑りながらギター演奏を行う。
「もっと!」と両手を耳に当てて、観客の声を聞いたり、「いいね!」と言いながらファンを指差すギターマインド。
最後は自らステージを後にし、警察官が待つ外へと歩き出す。
「絶対に帰ってくる」と言い残した彼の復活ライブをファンは心待ちにしているだろう。
関連タグ
上記は自身の個性との関係のない特技を持っている(ラブラバはハッキング、デイヴは非常に高い知能)という共通点がある。耳郎に関してはヒーローと歌手で将来に関して迷っていた。