曖昧さ回避
- レシプロエンジンにおいてクランクシャフトを内蔵したケース。エンジンオイルが漏れるのを防ぎ、可動部分に砂や埃が入るのを防ぐ。
- トランスフォーマーシリーズに登場するディセプティコン(デストロン)の一人。本項で詳述。
G1
ディセプティコン(デストロン)のデータ収集兵で、同軍のトリガーコンの一員。オフロード車両に変形する。常に愚痴をこぼす恩知らずであり、全ての物に不平を唱えることに喜びを感じ、状況が悪化していく様を好む。
莫大な記憶容量を持つシステムと強固な装甲、敵の脳波をかき乱す歪曲モジュレーターに加え、対象の回路に侵入して分析を行う赤外線ニードルを装備。主武装となる展開式の2門の高衝撃レーザーブラスターはビークルモードでも展開可能である。
玩具は1988年にハズブロより発売されたが、日本では未発売に終わった。ルーフのボタンを押すとゼンマイとスプリングにより高衝撃レーザーブラスターが自動で展開するギミックがあり、ロボットモードではボタンを2回に分けて押すことでブラスターが肩部にセットされる仕組みとなっている。
MORE THAN MEETS THE EYE
死んだトランスフォーマーの残骸を漁って糧を得るディセプティコンの一部隊スカベンジャーズの一人で、かつての戦いで頭頂部の左半分を大きく損傷している(明言されてはいないものの、これはかつてサンダーウイングが暴走した際に負った怪我らしく、以来サンダーウイングがトラウマとなっている)。
無愛想な性格で、不機嫌でもないのに常にムスッとしていてめったに笑わず、仲間の一人ミスファイアーからは「きっと笑ったら脳髄こぼれて死んじまうんだろう」と嘲笑されている。
実写映画
第3作『ダークサイド・ムーン』に登場。
ディセプティコンの隠密部隊ドレッズの一人で、シークレット・サービス仕様のシボレー・サバーバンに変形。しゃくれた下顎と4つの目、そしてドレッドヘアーが特徴であり、ドレッズ3体の中で最も人間に近い体型をしている。
モーニングスターや拳銃などを体内に収納し、ロボットモードでビークルモードのオートボット達を上回るほどの速力を武器とする。
ワシントンのNEST基地前でアイアンハイドとのブチかまし勝負に負け、彼とサイドスワイプに追い込まれるが、クロウバーの命令で騙し討ちを行った。しかし作戦は失敗し、アイアンハイドに自分が投げたモーニングスターを顔面に突き刺され、「下っ端ディセプティコンめ!」(英語では「Decepticon's punk!」)と吐き捨てられて、叩き付けられた車とともに近くの商店まで蹴り飛ばされ、爆死した。
小説版では彼がシモンズに襲い掛かり、彼に重傷を負わせたものの、ダッチの活躍で玉突きに巻き込まれて轢き殺された。
なお、上記のクランクケースに先駆けて実写映画1作目が公開された2007年には『Transformers Cybertron』(ギャラクシーフォース)版レッドアラート(ファストエイド)のカラーリングを変更した製品がクランクケースとしてハズブロより発売されているが、スプリング仕掛けで展開するブラスターとビークルの形状からどちらかと言えばG1版に近づけた意匠であり、後年に登場したクランクケースとも無関係である。