概要
『スーパーマリオRPG』に登場する泥棒ワニ。
紫色の体にシルクハット、そして盗品などを入れておくための袋を背負った姿が特徴で若干凶悪な顔をしたヨッシーのように見えなくもない。
英語やスペイン語を交えた怪しげな口調で話す。
一人称は「ミー」で、「なにかんがえてるの」のアクションコマンドに成功するとかなりのナルシストであることが窺える。
マリオ以上の強靭な脚力とジャンプ力を持ち、高い岩壁なども簡単に飛び乗ってあっという間に逃げてしまうため、例え盗まれた事には気付けてもクロコ自身を確保するのは容易ではない。
子分としてパチール数体を引き連れている事もあり、世界中のお宝を手に入れることを目標としている。
ゲーム内での登場は早く初遭遇となるのはキノコ城の城下町でマロのカエルコイン(と街の住民のサイフ)を盗んで逃げ回っており、この事件をきっかけにマロはマリオの仲間に加わり以後の冒険に付き添う事になる。
その後、行く先々で忘れた頃に現れては盗みを働いているが、戦闘になるのはマロと共に追いかけた先のどろぼうロードとドゥカティ炭坑での2回のみ。戦闘に勝利すると盗品を奪い返す事ができる他、ストーリー進行やサブイベントに関係するアイテムを入手できる。
最終的にはマリオに対してアイテムや強力な装備を売ってくれる実質的な協力者となり、その場から去ると「アディオス、アミーゴ」と口にするなどマリオたちに対する想いは本物のようである(いつ改心したのかは不明だが)。
しかし、悪事そのものから完全に足を洗ったわけではないようでエンディングではヨッシーレースに参加してイカサマで勝とうとするも敗北してしまいワッシーに慰められている。
戦闘
1戦目(どろぼうロード)
炎技が弱点でファイアボールで攻撃すると一度だけ尻尾に火が付いて、消すのに必死になり1ターンだけ行動不能になる他、体力が減ると「あやしいキノコ」で回復もする。
爆弾を投げる事もあり、通常攻撃より威力が高めでボタンガードもできないため序盤は物理方面が心許ないマロはアイテムや回復に専念してマリオを主力として攻撃しよう。
リメイク版では爆弾がガード可能になり、またチェインシステムによってファイアボールの火力が出しやすくなったこともあり、難易度は下がっている。
2戦目(ドゥカティ炭坑)
トランポリンの罠で気絶したマリオ達のコインを全て奪ってしまう。買い物は事前に済ませておこう。
通常攻撃より威力が2倍の「モンスターアタック」も使用するようになり、さらに体力が減るとマリオ達のアイテムを全て奪ってしまう。
そうなると回復手段がマロのスペシャル技に限られてしまうため、引き続き炎技が弱点といえ、スペシャル技はなるべく使用せずFPは温存しておくのが吉(速攻撃破した方が良い説もある)。
なお、倒すと部下のパチールと戦えなくなる。彼らはフラワーカプセルもくれるので、3体全員倒してからクロコ戦に入りたい。
スーパーマリオくん
スーパーマリオRPG編の第一話に数コマだけ登場した。
マリオから食べ物と引き換えにカエルコインを返すように言われると素直に応じており(コイン1枚しか盗んでいなかったため)戦闘にはならなかった。
また、キャラクターもゲームとは全く異なる。
ちなみに6つの金貨編に登場するケイプも改心した?泥棒キャラである。
こちらはマリオたちからアイテムを奪って逃げたが捕まってしまい、ニンジン(ニンちゃん)に脅されて無理やり協力させられる。後にマリオのピンチを救うなど友情を感じさせる行動を見せた。
関連項目
キングクルール:任天堂のワニ仲間。こちらも主人公たちと敵対しているが実は仲がいい。