概要
CV:ニール・ロス/吹:塩屋翼ほか
『トランスフォーマー』シリーズの初代アニメ『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』に登場する、デストロンのビルドロン師団の衛生兵で、クレーン車に変形し、デバスター合体時には頭部と胸部(肩)に変形する。
武器はハンドガン型のビームサンダーとロケット発射台。ビークルモードでは車体中央部にデバスターの頭部パーツを取り付けることで「ダブルキャノンクレーン」になる。
原語版ではフック(Hook)と呼ばれていたが、国内ではクレーンと男性名「グレン」を掛け合わせて変更したと考えられている。
冷静な性格ではあるものの、サウンドウェーブのことは毛嫌いしており、『ザ・ムービー』では自分達を罵倒した上でニューリーダーに立候補した彼に「てめえみてえなゴマすりのクズ野郎に誰が引き下がるかい!」と言い返した。
建築を専門とするビルドロン師団の中でも精密作業に長け、その腕前は上司のメガトロンだけでなく、サイバトロンに操られた時は優秀な技術者であるホイルジャックも感嘆するほどである。メガトロンの融合カノン砲の改造を任されたこともあり、テックスペック(能力値)の技能は10点満点。しかしながら妥協を許さない完全主義的な気質故に他者を見下す一面があると言われている。
デバスターの頭部を構成するだけあってテックスペックにおける知力の値もメンバーの中で一番高く、ビルドロンのリーダーはスクラッパーではなく彼だと主張するファンもいる。
実写映画版(ハイタワー)
実写映画版第2作目『トランスフォーマーリベンジ』にて、先述のグレンに相当する「ハイタワー」という名前のコンストラクティコンズが登場する。黄色のコベルコクレーン・CK2500に変形し、デバステーター合体時には左腕となる。
劇中ではスカベンジャー(トランスフォーマー)やオーバーロード(TF)共々、ビークルモードで登場した直後にデバステーターへと合体しているため、ロボットモードを披露していないが、玩具やコンセプトアートでは、キャタピラが変化した巨大な足と異様に小さい腕を備え、頭部が網状のフレームで覆われている異形の姿をしていたことが判明する。2019年に発売されたスタジオシリーズの玩具では、それらのデザインを元に他のコンストラクティコンと並べても違和感のない姿にリメイクして発売されている(「ディセプティコンハイタワー」名義での発売)。
余談ながら第1作目にも人間のキャラクターとして、グレン・ホイットマン(演:アンソニー・アンダーソン、吹:高木渉)が登場していた。