概要
英名:Ghole
学名:Pallidogale nudicollum
5000万年後のサバンナに棲息する数少ない食肉目の一種、ミーアキャットなどのマングースの一種から進化したとされる。
頭から首にかけて毛が全く生えておらず、腐肉を漁っても身体が汚れず病原菌に感染しない形態になっているのが特徴である。
ハイエナやジャッカル、そしてハゲワシなどのニッチを受け継いだ本種は
ホレーンやラブーンと言った捕食者が食べ残したラバック類やジャイガンテロープ等の草食動物の、骨や皮を主食とする。
ゴールは余った死肉や皮、そして骨にこびりついた肉を主に食べ、更には自身の頑丈な顎で骨を砕いて、その骨髄まで食べてしまう。
シロアリとは共生関係を築いており、アリ塚の日陰に肉食獣の食べ残しを運び込んで食事をする。アリ塚を作るシロアリは塚の一部を棚のように張り出させて日陰が大きくなるようにしておき、ゴールの食べかすを餌にする。こうしてシロアリを養う 一方でゴールは、そのシロアリの巣に居候する事で天敵から身を守る。
彼らの役割はスカベンジャーであり、サバンナの生態系には欠かせない存在となっている。
実はハイエナとマングース類は系統上は同じネコ亜目に属する近縁種であり、進化の関係で似た外見になったのも頷くことができる。
関連タグ
ハイエナ/ジャッカル……人類時代にスカベンジャーのニッチを担った生物
ハゲワシ……同じくスカベンジャーとして進化した種
(原著の挿絵を見るとまだ5000万年後も生き残っている様子。)