CV:沢りつお
人間態(修験者):上野山功一
概要
ザリガニの化身忍者。
日本全国制圧のための軍資金が必要であるとの血車魔神斎の号令のもと、平家落人村の財宝を狙うという目的で、その命を受けて修験者に化けて落人村に向かった。
能力
全身甲羅で覆われており、左手は巨大なハサミとなっている。右手には鎌状の刀を持つ。
それを浴びると目玉が溶け、ついには頭蓋骨が腐って脳が飛び出してしまうという血車忍法・水目潰しという恐るべき必殺技を持つ。
他にも口から毒の泡を噴く血車忍法・毒あぶく、前方宙返りしつつ尾鰭を叩き付ける血車殺法・尻尾打ちなどの技を駆使する。
動向
修験者に化けて村人達の前で『水神様の祟り』を強調しては、その怒りを鎮めるための生け贄を要求し続け、ついに「今まで何人もの子供を生贄に出して、もう村には子供がいない」と嘆く村人たちに対して「平家館お屋形さまの子供であるつね丸がいるではないか」と言い放ち、つね丸に生け贄になることを要求する。
つね丸は村人たちのことを思い、自ら生贄になると名乗り出て、ザリガニ鬼の用意した血ドクロ舟なる藁舟に乗り、川を進む。
が、その光景を通りかかったハヤテたち一行に目撃され、ハヤテ達がつね丸を救い出そうとしたことから対決となる。
一度はザリガニ鬼の水目潰しをくらうなど苦戦するハヤテだが、嵐に変身し、「嵐は目が見えなくても、匂いで行方がわかるのだ!」と叫ぶ嵐によってつね丸は救い出される。
その後、修験者に化けたザリガニ鬼が平家館に現れ、子供を人身御供を出すか、平家の財宝を差し出すかのいずれかを要求する。
そして、その場にハヤテたちが現れたことから、更にザリガニ鬼は、助け出されたつね丸とハヤテたちを川に投げ込むことを村人たちに迫った。
それを案じたつね丸が自ら生け贄になろうとするところをツムジが呼び止めて、咄嗟につね丸を気絶させ、自ら入れ替わって身代わりとなるために赴く。
そうと知らずに生贄の到着を待つザリガニ鬼だったが、その目の前にハヤテが現れ、「まだ、わからぬのか!」と叫んで、目をぱっちりと開いた。目が見えなくなったのは偽りで、本当は目が見えていたのだというハヤテ。
(ここでご都合主義を突っ込んではいけない)
一方でつね丸に化けたツムジは血車党の拠点となっていた川船に乗り込み、後から追いかけてきたタツマキと共に囚われていた子供たちを救い出す。
正体を現したザリガニ鬼は嵐との最終対決に挑むが、嵐の『旋風斬り』に破れて川船から転落、そのまま川船と共に爆死した。