概要
さらわれた恋人を救い出すため、忍者「ジョー・ムサシ」がテロリスト「ネオジード」に挑むというアクションゲーム。日米を股にかけ、ネオジードの刺客どもを蹴散らしていく。
忍術を使う際にジョーの掛け声と共に発動する。
音楽を古代祐三が手掛けたことも話題を博した。ジョーの掛け声も同氏が担当した。
余りにふざけ過ぎて著作権侵害疑惑がかかった(本作には東宝の怪獣王や蜘蛛・コウモリの合体改造人間、戦場に身を置きすぎた男やサイボーグ、果てはカンフー映画の勇のそっくりさんがいる。タイトル画面のジョーも千葉真一そっくり)ため、初期版と後期版の2種類がある。
後期版最大の特徴として、蜘蛛人間が版権元の許諾を得た上で、デザイン変更が施されて本人として登場している事が挙げられる(そのため、ソフト起動時のコピーライト表記も追加されている)。これは当時、セガがその蜘蛛人間が主演のゲーム(アーケードゲームとメガドライブ用タイトルで、いずれも1991年リリース)を制作するにあたり、その版権を取得していたため、作品のプロモーションも兼ねて出演が決まった事に由来している。
後期版では蜘蛛人間のビジュアルだけでなく、彼を倒した際の演出も変更されており、変身せずに別のボスと入れ替わるようになっている。そのボスも、コウモリ人間から悪魔にデザイン変更された。著作権的にまだ危ない容姿ではあるが…。
なお、現在バーチャルコンソール、メガドライブミニ、セガ メガドライブfor Nintendo Switch Online等にて配信、収録されているものは後期版であるが、前述の蜘蛛人間は権利元との契約失効に伴い、全身ピンク一色の別キャラクターと化し(撃破時の演出はそのまま)、タイトル画面のジョーも目つきが修正されている。
また一部移植版にてキービジュアルとして用いられているパッケージイラストは、北米・欧州版のもの(日本版は説明書内の挿絵として使用)に差し替えられている。