ショクダイオオコンニャク
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しょくたいおおこんにゃく
サトイモ科コンニャク属の世界最大の花である。英名はTitan arum(タイタンアルム)。
サトイモ科・コンニャク属の絶滅危惧種。
別名スマトラオオコンニャク。名前の由来は花の形が燭台に似ていることから。
花は7年に一度2日間しか咲かず、凄まじい悪臭を放つ。
その強烈な腐臭と奇異な花の形から死体花、オバケコンニャクという別名もある。
世界最大の花と言えばラフレシアを思い浮かべる人が多いが、ラフレシアは「花単体として」の最大種であり、ショクダイオオコンニャクは複数の花が密生している「花序」という種類で、それぞれが別のカテゴリで世界最大の花とも言える。
共に悪臭を放ち腐肉や獣糞で繁殖する昆虫を集めて花粉を媒介させるが、ラフレシアは主にハエを利用するが、こちらは甲虫(シデムシ)を利用する点で異なる。
日本国内では、東京大学理学部付属施設である小石川植物園が1991年に日本初の開花に成功したものの3年後に枯死。その後に複数の種子を入手し、これを姉妹株として国内各地の植物園に広まっていった経緯がある(現在では別入手された系統もある)。
(食用・薬用などの)経済的な利用価値はないのだが、その希少性・珍奇性の高さから、開花時には植物園の目玉コンテンツとなり、新聞やニュースの日常欄で取り上げられることも多い。
ちなみに、イギリス王立園芸協会がインターネット投票で決めた「世界で最も醜い植物」の第一位にも選ばれた事がある。
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