概要*
ヒメグモ科(Theridiidae)のゴケグモ属(Latrodectus)に属する蜘蛛。以前は異なる学名を持っていたが現在はLatrodectus tredecimguttatusとなっている。かつてはクロゴケグモの亜種とされていた。
ゴケグモの仲間らしい黒い体に、13の斑点がついている。学名のtredecimguttatusも「斑点が13個ある」という意味。
地中海域と中央アジアに生息する。草原を棲家とし、穀物を手で収穫する場合は注意が必要となる。
クロゴケグモやセアカゴケグモが恐れられるようにゴケグモには危険な毒がある。この蜘蛛も同様で、あまり人と接触する種では無いが、噛まれれば最悪の場合は死亡もあり得る(半数致死量は0.59mg/kg)。カザフスタンではKarakurt(黒い虫)の名で恐れられ、ラクダを殺してるという話がある。
ちなみに、危険なのはメスだけとされる。体長が7〜15mmあるメスに対してオスは4〜7mmしかない。
関連タグ*
ニジュウヤホシテントウ(アジア出身のテントウムシで斑点が28もある。テントウムシのくせに草食でジャガイモがよく被害に遭う。)