概要
「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」の1コーナーである、探偵物のコメディドラマにて志村けんがスイカを食べ過ぎたことにより変化した怪人。
喜劇という名の恐怖の全貌
スイカを沢山食べていた志村に変化が訪れる…。
初めのうちは精神に変調をきたし、顔がスイカの様に緑と黒の縞模様になっていた程度であったが、頭がスイカの怪人と変化する。これがスイカマンである。
怪人になった後は人を襲うようになり、口からスイカの種を飛ばす攻撃をするようになる。これに当たるとその人も同じ姿のスイカ人間になってしまう。もちろん、被害に遭ってスイカ人間になった人も他人を襲う。そうして、ネズミ算式に増えていき町中がスイカ人間だらけになる…。
最後は、加藤茶が依頼した謎の祈祷師が投げつけた、食べ合わせが悪いといわれる海老の天ぷらや天かすがかかったことにより元に戻った。
上記のとおり、粗筋だけみればホラー物(というか、当時流行っていたゾンビパニック映画)のパロディ以外の何物でもないのだが、画面作りなどをあまりに忠実にパロディしすぎた結果、ゾンビ映画独特の不気味さや恐怖まで持ち込んでしまい、それに怯える子供たちが続出した(よく見てみるとホラーシーンの中にも途中に細かいギャグを挟むなど、緊張と緩和の手法が用いられている)。
言うまでもなく、編集者もその子供たちの一人である(なお、大人になってから見ればギャグ以外の何物でもない)。
なお、ホラーを用いた同様の手法のコントは『8時だョ!全員集合』の時代から定期的に放送されていたものであり、本作品もこれを踏襲したものと言う見方ができる。
ちなみにスイカマンは『志村けんのバカ殿様』にも登場している。
スイカを食べたバカ殿が種まで飲み込んでしまったがために、排泄するたびに体からスイカが出てきてしまう。
そしてなぜかそのスイカに自分が襲われてしまい、最終的にスイカマンになってしまうという顛末になっている。
そのときのスイカマンはスイカの縞模様のちょんまげをつけている。
実際は…
間違えても怪人になることはないが、水分の摂りすぎでお腹を壊すことがあるので食べすぎには注意(スイカに限らず、摂り過ぎは体調や健康を崩すので、摂り過ぎには注意)。
関連タグ
みんなのトラウマ スイカ 加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ
スイカ人間 (表記ゆれ)
西瓜の化物:江戸時代の俳人与謝蕪村によって書かれた『蕪村妖怪絵巻』にある西瓜頭の妖怪。
阿乱霊:90年代まで、道化師風の黒マントを、羽織った姿を自画像にしていた。実際はザンクルス
人間態によく似た 細面の男性だったが、老後はさすがに太った筈である。呼ぶならスイカマスク。
大戦隊ゴーグルファイブ:似た外見の怪人スイカモズーが登場。能力は人間の植物化。
ベムベムハンターこてんぐテン丸:似たような能力を持ったスイカの妖怪「ばけスイカ」が登場する。
鉄甲機ミカヅキ:西瓜の思い出より生まれた怪物スイカイドムが登場。
閃光のハサウェイ:雰囲気の似た外見の人物「かぼちゃマスク」が登場する。