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スパイラルゾーン

すぱいらるぞーん

スパイラルゾーンは、1980年代にバンダイから展開されたフィギュアシリーズを軸にした各種メディアミックス企画である。
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概要編集

1985年からバンダイから発売されたアクションフィギュアとその周辺機器を軸にした近未来SF作品。元ストリームベース小田雅弘漫画家近藤和久によって企画された。デザインワークは小田と近藤、大河原邦男が手掛けていた。

基本的にはミリタリズムあふれる近未来SF作品で、プロテクトスーツに合わせた素体フィギュア3種類にバックパックユニット、一輪バイクモノシードや各種軍用ビークルが展開されていた。

これを軸にして模型情報で展開された小説漫画カプセルトイスパゾン倶楽部』、そして2年後にアメリカで製作されたアニメが展開されたが、内容は統一されていなかった(アメリカでいうトランスフォーマーシリーズみたいな感じだった)。

なお、当作品の素体フィギュアの完成度は高く、聖闘士星矢仮面ライダーBLACKのアクションフィギュアに転用されたり、素体として発売もされている。


小説及び漫画編集

バンダイの模型情報でいずれも連載。

ストーリーは、1999年に出現し中日本を覆った特異空間「ゾーン」と、その内部で活動する軍事組織「SFG」などの活躍を描いたもので、舞台設定はストルガツキー兄弟のSF小説『ストーカー』の影響を受けている。


小説版は文章が伊藤和典、キャラクターデザインが高田明美、挿絵が北爪宏幸の豪華布陣で手掛けられ、それを原作にしてFM横浜ラジオドラマが放送されたこともある。また、派生作品としてゲームブックも刊行された。

漫画は北崎拓による本編ダイジェストものと外伝『バトルスコーピオンK』が連載されていた。『K』の主人公・Kのプロテクトスーツは藤田一巳デザインで商品化希望が多かったものの、SDカプセルトイ『スパゾン倶楽部』のみでの発売にとどまっている。


アニメ及びアメリカでの展開編集

1987年後半にアメリカで制作・放送されたもの。タイトルは『SPIRAL ZONE』。

前述通り、一部設定が同じのみで登場人物やストーリーは独自のものとなっている。

アメリカではトンカが『SPIRAL ZONE』名義でアメリカオリジナルの玩具やフィギュアの展開をしていた。

日本では1990年代にNHK衛星第2放送で放送された。

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