概要
関西圏の私鉄・バス・公営交通で共通利用される磁気乗車券を用いたストアードフェアシステム。
当初参加は阪急電鉄・阪神電気鉄道・大阪市交通局(大阪市営地下鉄)・北大阪急行電鉄の5社。
経緯
阪急電鉄の磁気カード乗車券「ラガールカード」のシステムをベースにして各社が発行する磁気カード乗車券を共通利用できるようにしたもので、現在は京阪神地域の大半の交通事業者で利用可能となっている。
また、磁気カードシステムとしてのスルッとKANSAIと交通系ICカードのPiTaPaをあわせて、スルッとKANSAI協議会を構成する社局を「スルッとKANSAIネットワーク」と総称している。磁気/ICカードだけでなく、各社局を横断した各種企画乗車券(スルッとKANSAI3dayチケットなど)やグッズ(カレンダー、おもちゃ等)類の発売や、各種イベント(毎年9月に実施される「スルッとKANSAIバスまつり」や社局横断のスタンプラリーなど)、更には乗車券用紙や枕木などの各種資材の共同調達など、「関西民鉄協同組合」と言ってもいい活動を行っている。これらのせいもあって、協議会に加盟している社局は関西エリアの公営・民鉄だけでなく、PiTaPaシステムを導入してる静岡鉄道、しずてつジャストライン、三重交通グループ各社、両備グループ各社や、資材の共同調達を目的として関東私鉄である西武鉄道、小田急電鉄、箱根登山鉄道も協議会に加盟している。また、普通に考えればICOCAを導入するのが筋である、西日本JRバスも協議会に加盟し、PiTaPaを導入している。
なお、磁気カードについては2017年3月末にて販売終了。また、磁気カードの使用できる期間も2018年1月末までとなった。
阪急電鉄・阪神電気鉄道・能勢電鉄・北大阪急行電鉄では「阪急 阪神 能勢 北急レールウェイカード」を発売したがこれも2019年に終了予定であり、ICOCAが実質的な磁気カードの後継カードとなる予定である。
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