概要
1989年(平成元年)7月22日、天王寺駅構内の阪和短絡線が完成し、阪和線・紀勢本線(きのくに線)経由の特急「くろしお」系統の列車が梅田貨物線・大阪環状線経由で新大阪駅・京都駅まで直通運転できるようになった。
同時に従来の特急「くろしお」のうち、グリーン車をパノラマ型先頭車に改造して速達化した列車を「スーパーくろしお」として区別する形で運行を開始。京都駅・新大阪駅から東海道本線(JR京都線・梅田貨物線)・大阪環状線・阪和線・紀勢本線(きのくに線)経由で京都駅・新大阪駅〜新宮駅間を結んだ。
「くろしお」と「スーパーくろしお」は共に381系電車が使用されており、使用車両の違いはグリーン車がパノラマ型先頭車であるか否かのみであった。
1996年(平成8年)7月31日に283系電車が投入されたのと同時に、姉妹列車として「スーパーくろしお(オーシャンアロー)」が運行を開始したが、こちらは1997年(平成9年)3月8日に「オーシャンアロー」に改称されている。
2012年(平成24年)3月17日のダイヤ改正で「オーシャンアロー」と共に「くろしお」へ吸収されて消滅した。
関連タグ
スーパーやくも:「スーパーくろしお」と同様にグリーン車をパノラマ型先頭車に改造した列車。