概要
新生エリア88の紅一点で通称セラ。OVA版やTVアニメ版には一切登場していない。当初は父親がリーダーを務める傭兵部隊のパイロットであり、プロジェクト4側の人間だった。
初登場時はMig-21を駆り、偵察飛行中の真の乗ったF-5を撃墜。脱出後の逃亡劇の末に崩落した遺跡の地下に落下して気を失った彼の手当てをしつつ、自らを「砂の女王」と名乗りエリア88メンバーのプロジェクト4への鞍替えを真に迫るが、一笑に付されたことで逆上。だが、彼に銃を突きつけたところでミッキーが真の救援に現れ、未遂に終わった。
その後脱走兵を装ったエリア88の部隊との交戦時に撃墜され捕虜となるが、セラの父親が彼女を取り戻すべく山岳基地に単身殴り込みをかけた際に核爆弾で自爆し果てたことが大きな理由となり、放棄されもぬけの殻となった山岳基地にて同僚のマックバーンに別れを告げプロジェクト4を脱退、エリア88に加入した。
以降はミッキーのF-14の後部座席に搭乗したり、一時的にA-4やF-4に搭乗するなどしていたが、終盤ではF-104に搭乗し戦った(それ以前にも真からの伝言をパリにいる涼子に伝えるためにNATOのF-104を強奪したが、こちらは最終的にセーヌ川に不時着し沈没している)。
キムとは姉弟のような関係でいつも口喧嘩をしていたが、お互い心の中では大切な仲間として認め合っていた。真とは出会った当初は敵同士でありながらも彼の態度に惚れ込むようになる。もっとも彼には既に涼子という恋人がいるために恋仲とはならなかったものの、パリで涼子に対面した際には「戦場で真を守れるのは自分」と言い放つ一面もあった。
ミッキーとは共に行動する中で恋愛関係となったが、終盤で愛娘のミリアムを失い自暴自棄となったマックバーンの攻撃からセラを庇い、損傷したミッキーのF-14が着陸時に炎上した際に彼を後を追うようにして最期は燃えさかるF-14のコックピットに駆け寄り二人とも爆死してしまった。