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セルロイド

せるろいど

セルロイドは人類がはじめて手にした合成樹脂であり、現在ではほぼ廃れた素材である。
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概要

セルロイドは世界で初めて合成されたプラスチック硝酸セルロースともいい、ニトロセルロースを樟脳と混ぜ合わせることで簡単に合成可能である。セ氏100度以下の加熱により容易に変形(熱可塑性樹脂)し、形成が簡単であり、色もつけやすい。

しかし、原料のニトロセルロースは火薬として用いられる物質であり、摩擦により発火しやすいため、消防法で危険物に指定されている。また強い酸素などにより自然に劣化する。また分解過程で強酸性ガスを発生させ、セルロイド自身や周辺の金属などを、腐食させる可能性がある。そのため長期保存には向かない。

かつてアニメーションで使われていたセル画の名は、初期にこの素材が用いられていたことによる(1950年代にアセテートに置き換えられた)。

歴史

セルロイドは19世紀半ばごろに象牙の代用品として開発され、最初はビリヤードの球、続いてべっ甲の代用品として眼鏡フレーム、さらには食器や衣服の襟などに使用された。また19世紀後半には容易に加工できる特性から写真映画などのフィルムに用いられるようになった。さらには様々な色をつけられることからおもちゃ人形などに使用されるようになった。

ところが20世紀中盤、この物質による発火事故が相次いだことからアメリカは輸入を制限、代用品としてアセテートやポリエチレンなどのプラスチックに置き換えられ、この物質の使用は激減した。

その後はピンポン玉やギターピック(代用品が使えなかったため)、眼鏡のフレームや万年筆の軸(見た目の美しさのため)など限られたものに用いられていた程度であるが、これらの用途も20世紀末までには後発のより優れたプラスチック素材に置き換えられた。

pixivにおいて

 この物質で作られた人形万年筆などのイラストのほかに、セル画によるイラストが存在する。

関連項目

プラスチック 人形 セル画
celluloid

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