概要
「Azb.Studio」が開発し、2018年秋リリース。正式名称は『ソクラテスラ ~キメラティック偉人バトル~』。
世界史の教科書に登場するような偉人を「右腕・胴体・左腕」の3パーツに分割したカードがあり、全く別々の偉人のカード3枚を組み合わせて「オリジナルの偉人」(キメラの偉人)を完成・召喚させてバトルする、というカードゲームである。
「拡張版」として、2019年春には大喜利モードありの「死のプレゼンテーション」、同年秋にはパワーインフレありの「神々の宴」もリリースされた。
使用するカード
- 「右腕」「胴体」「左腕」カード各種
「右腕」は赤、「胴体」は緑、「左腕」は紫で縁取られている。カード上部には「武力」「知力」の数値が1桁で書かれており(拡張版「神々の宴」では2桁あり)、3枚の合計を合わせて競う形となる。
- 装備カード
青く縁取られており、「右腕」「左腕」に装備して「武力」「知力」の数値を上げることが出来る。カードには「暴虐の〜」「破壊神〜」「〜ザウルス」「〜とその眷属」など、二つ名になるべき肩書きが記載。
- 聖杯カード
「武力と知力の合計が高い偉人が勝利する」「武力が高い偉人が勝利する」「武力が低い偉人が勝利する」「知力が高い偉人が勝利する」といった、対戦した時の勝利条件が記載されている。
ルール
各プレイヤーに7枚のカードを配り、残りのカードは山札にする。手札が7枚未満になったら補充。
2人ずつで対戦し、以下の手順でゲームの勝者となったらまだバトルしていない相手に勝負を挑み、全てのプレイヤーに勝つまでバトルを行う。全てのプレイヤーを倒すと「殿堂入り」。
- ドローフェイズ
山札からカードを1枚引いて手札に加える。
- アクションフェイズ
「偉人召喚」もしくは「カード交換」のどちらかを行う。
偉人召喚の場合は「右腕」「胴体」「左腕」の3つのカードをセットで「名前を宣言しながら」場に出す(場合によっては装備カードも追加)。
カード交換の場合は手札のカードを1枚だけ残して他のカードを全て捨て、山札からカードを補充する。
- バトルフェイズ
「偉人召喚」後の相手への攻撃。
攻撃側が勝利した場合は、防御側の召喚した偉人カードから1枚を手札に加え、それ以外を破棄。
攻撃側が敗北した場合は、召喚したカードを破棄。
引き分けの場合は両者が召喚したカードをそれぞれ破棄。
勝利した側は場に出ている聖杯カードを獲得し、裏返して偉人の下半身にくっつけて「殿堂入り偉人」の完成。これらの手順を繰り返して聖杯カードを2枚獲得し、「殿堂入り偉人」を2体完成させるとゲームの勝者となる。
キメラ偉人の作例
- エカチェリーナ2世の右腕+ナポレオン1世の胴体+ルイ14世の左腕=エカポレ14世、武力合計15・知力合計13
- エリザベス1世の右腕+ニュートンの胴体+クフ王の左腕=エリート王、武力合計10・知力合計15
- クレオパトラの右腕+ガンディーの胴体+アインシュタイン(アルベルト・アインシュタイン)の左腕=クレンタイン、武力合計4・知力合計23
プレイヤーの中には、3枚のうち
…の2枚を用いて、下ネタに走る奴も居るとか居ないとか。
TCGソクラテスラ
本作の面白おかしなキメラ偉人のように、他社作品のカードゲームを使った遊びが存在する。