概要
格闘ゲーム「モータルコンバット」に登場するキャラクター。
第1作で登場した古参キャラで、実写映画も含め多くの作品に出演するシリーズの代表的な女性キャラである。
フルネームは〈ソーニャ・A・ブレイド(Sonya A. Blade)〉。
『米軍特殊部隊(スペシャルフォース)』の中尉で、『ブラック・ドラゴン(Black Dragon)』という凶悪な国際シンジケートの壊滅、及びその組織のボスであるカノウの捕獲を主な目的として活動している。
ブラック・ドラゴンの構成員以外の人物だと、シャン・ツンやシャオ・カーンと因縁がある。
DoTR版では かなりお転婆でトラブルメイカーな女性であったが、MK4以降では比較的落ち着いてクールな女性になっている。
他にも大変真面目な…というか真面目すぎるくらいの人物であり、仕事を優先するあまり私生活が疎かにしてしまう難点もある。
また、後述のMK9~MK11こと第2次時間軸では、ジョニーの態度に多少苛立っているも、どこか彼に対して好意を抱いているツンデレの側面を持つ。
後述のジャックスは少佐のため、彼女の上官にあたる。
活躍
ゲーム本編
第1次時間軸
- モータルコンバット
ブラック・ドラゴンのボスであるカノウを追い、シャン・ツンの島に向かうが、自身の部隊がシャン・ツンの人質に取られてしまい、部隊の解放と引き換えに大会の参加を余儀なくされる。
- モータルコンバット2
カノウと共にシャオ・カーンに囚われの身となるが、今作で初登場した上官のジャックスによって救出された。
- モータルコンバット3
ジャックスとともにシャオ・カーンの外界勢力を打ち破り、平和を取り戻した後、ジャックスは今後の外界勢力の動向監視を目的として、特殊部隊の子組織『外界勢力動向監査機関(Outworld Investigation Agency)』を立ち上げた。
- モータルコンバット4
- モータルコンバット デッドリー・アライアンス
今作で初登場した盲目の戦士ことケンシ・タカハシをOIAに迎え入れ、外界の派遣に向かわせるが、しばらくして彼との回線が途切れてしまう。
幸いなことに音信はすぐに復活したが、この時ケンシは既に深手を負っていた。
ケンシ曰く、「ブラック・ドラゴンとは別の存在の組織が、地球界に脅威を脅かそうとしている」とのことであり、そこで新たに『レッド・ドラゴン(Red Dragon)』という国際シンジケートの存在を知る。
- モータルコンバット アルマゲドン
コンクエストモードでは、『地球界協定(The Erathrealm Accord)』の違反を犯していることから、セクター率いる『テクニン(Tekunin)』の戦艦に攻撃を仕掛け、降伏するよう要請する。
そして実質的に彼女が助けた今作の主人公ことテイヴンに、彼の身体に密かにGPSが付けられてたことから、セクターとグルではないかと疑い戦いを仕掛けるも敗北。テイヴンの実力を知り、身を引くと同時に「油断しないことね、貴方のことをこれからも監視している」と威嚇した。
タワーEDではブレイズを倒して得た力でカノウを抹殺し、その後ブラック・ドラゴンの残党、及びレッド・ドラゴンをその力で壊滅させた。
第2次時間軸
- モータルコンバット9
時間を遡った影響により、アルマゲドンで戦死したことはなかったことにされ、モータルコンバットの大会で改変前とは逆に、上官ジャックスの救出に向かっている。
また、俳優のジョニーにナンパされ、それを迷わず一蹴するも、突然カノウに襲われてしまうが、ジョニーの介入により一命を取り留めた。
ジョニーやライデンと共に、シンデルの虐殺や最終決戦で最後まで生き残った。
- モータルコンバットX
前作に引き続き冥界との激戦で生き残り、自分の命をまたもや救ってくれたジョニーと結ばれ、娘キャシーを産むが、仕事を優先したのとジョニーとの波長が合わなかったためか後に離婚。親権はジョニーに渡ったようだが、ジョニーとは何度かヨリを戻したりしている。
特殊部隊でのキャシーには上司部下の関係になっていて時々厳しい言葉を投げるものの、母としての気持ちは決して忘れていない。
- モータルコンバット11
今作は格闘家兼女優のロンダ・ラウジー氏(Ronda Rousey)が声優を務める。
前作から数年後、キャシーの指揮官昇格試験の為に彼女と決闘し、見事娘が破ると彼女の指揮官昇格を認める。
その後ライデンによる冥界勢力の弱体化を目的に出陣するが、冥界の支配者となったリュウ・カンの不意打ちに遭い、瓦礫に埋もれてしまう。身動きの取れない中キャシーが助けに来るが、宮殿各地に設置したC4の起爆が迫っていることからもう助からないと悟り、ヨリを戻せた元夫ジョニーにも「彼にも愛してるって伝えて」と言い残し全てのC4を起爆、ソーニャはそのまま殉職してしまった。
が、クロニカによる時震(Timequake)によってジョニーとジャックスと共に過去のソーニャが召喚される。未来の娘との確執に苦悩したり、ジョニーと共にブラック・ドラゴンに囚われると色々トラブルに巻き込まれるが、SFの奇襲によって自由の身になった。
しかしDLCシナリオの『AFTERMATH』ではシャオ・カーンと、ある人物の裏切りと策略によって寝返ったショカン族たちに蹂躙された後、キャシーとジョニー含んで再び拉致されてしまった。その後はおそらく揃って碌な目にあってないことが窺える。
第3次時間軸
- モータルコンバット1
ストーリーには関与しないが、今作の新たなシステムである『カメオファイター(Kameo Fighter)』の一人として参戦。今作の人物像は従来のクールでストイックな性格ではなく、エネルギッシュな雰囲気を漂わせている。
スピンオフ
メディアミックス
- モータルコンバット レガシー
最初のエピソードにジャックス、カノウと共に登場し、モータルコンバットへの参戦の経緯が詳しく描かれている。
ブラック・ドラゴンが関与する謎のプロジェクト『サイバー化計画(Cyber Initiative)』を調査するため、アジトに潜入するもののカノウに捕られてしまうが、その後自身を救出しにやってきたジャックスと合流した後脱出するという、カノウとの因縁が語られている。