もしかして:アジ・ダハーカ
機体データ
概要
サイバーコネクトツーがニンテンドーDS向けに開発したリトルテイルブロンクスのゲーム作品第二弾となるアクションRPG『ソラトロボ~それからCODA~』に登場するロボで主人公レッド・サハランの愛機。主人公機。
ロボの中では小型の部類に当たる機体で、ソラトロボの前作に当たる『テイルコンチェルト』の主人公ワッフル・ライブレッドの乗機「ポリスロボ」と同じ様な蛇腹腕を持つ。カラーリングはオレンジ(劇中では赤と認識されている)。
ソラトロボの舞台である「シェパルド共和国」のロボにはドラゴンを模した頭部と尻尾があり、ダハーカにもその特徴が反映されている。
9年前に記憶を失ったレッドと共に発見され、その事からレッドにとって本機は相棒であると同時に兄弟か家族の様な存在となっている。
開発・製造者は不明である他、レッド以外の者では動かせないという一種の生体認証機能が付いているなど謎が多い。
アクション
内蔵火器は無く、怪力を誇る強靭で器用な蛇腹腕が本機唯一の武器である。
敵を掴んでリフトアップさせ、空中に放り投げられた敵を再び掴んで最大3回地面に叩き付けるコンボと、その場にある木箱や岩を持ち上げる、もしくは敵が放ったミサイルやエネルギー弾をキャッチして相手に投げる事を主な戦法とする。
また、弾数制限はあるがランチャーや固定砲台を使って遠距離戦闘を行う事が可能。
ジャンプした際にBボタンを連打すると短時間だが腕を羽ばたかせて滞空する事ができる。
狭い扉や水の中までは行けないので、その際はダハーカから降りてレッド自身が単独で行動しなけらばならず、その時は攻撃手段は一切ない状態となり、接敵した際はレッドが持っているスタンガン付きの剣で相手を麻痺させて逃げるなどしてやり過ごす他ない(剣で直接攻撃はできない)。
バリエーション
- フライヤーモード
背部にブースターを装備し、より翼の様な形となった腕に換装する事によって成るダハーカの飛行形態。主にダブレン群島などの群島空域で使用される。
空中を自在に飛行できるが、燃費が悪く、ブーストゲージに注意しながら飛ばなくてはならない。
Rボタンを押すとブーストゲージを大きく消費して加速と空中にいる敵に対して攻撃するローリングができる。
- アングラーモード
右腕を外し、アンカー射出機を取り付けた戦艦ヤドカリ釣り専用の特殊形態。
- トランス・アップ
第一部終盤、ティタノマキナ・ラーレスに取り込まれて怪物と化したブルーノ・ドンドルマによりレッドとエルが危機的状況に陥った際、感情が高ぶったレッドが覚醒させた能力「トランス」によってアーマーの様に分解・再構築したダハーカ。
移動速度と防御力が向上し、掴む範囲が広がる。また、スーパーアーマー状態になっているためのけぞりにくくもなっている。
関連タグ
ロボット兵:空に浮かぶ島に存在する翼の様な板状蛇腹腕を持つ自律ロボット兵器。前作のテイルコンチェルトのポリスロボと同様にモチーフ元と思われる。
アジ・ダハーカ:ゾロアスター教の伝承に登場する3つ首のドラゴン。本機の名前の由来元。
※以降ソラトロボ本編のネタバレが含まれます。
ダハーカMk2(ネタバレ注意)
機体データ
正式名称 | DAHAK-AZI103 MK2 TYPE S |
---|---|
全高 | 2.7m |
腕を広げた長さ | 6.6m |
パイロット | レッド・サハラン |
開発 | メルヴェーユ・ミリオン |
概要
第二部序章で現れた謎の存在ハイブリッド であるブランクとネロとの戦闘で敗北、大破してしまったダハーカをメルヴェーユの手によって改修し、蘇らせたダハーカの新たな姿。
ダハーカの正体はブランクのロボ・スルワラとネロのロボ・ザイリタと同じ「AZIシリーズ」に属するロボで、ハイブリッドであるレッドの専用機としてメルヴェーユが9年前に開発した機体である。
以前のダハーカは当時幼かったレッドの身体に合わせて造られた謂わばプロトタイプであり、このダハーカMk2こそが真のダハーカとも言える。
メインカラーが白になり、ハイテク要素が強いデザインへと変化。本来の性能が発揮できるようリミッターが解除された他、レッドのトランス能力により適した改修が施されているため、トランス・アップ時は以前のダハーカより高い能力が発揮できる様になっている。
機体の構成材であるナノマシン金属「ナノメタル」の分解・再構築機能を用いて全9つの形態(後述のバリエーションを参照)に変形できる。
スルワラとザイリタと同様、ダハーカ(及びダハーカMk2)にも古代の超兵器「ティタノマキナ」を制御するためのインターフェース機能が搭載されているが、レッドにティタノマキナとの同調・制御能力が最後まで発現しなかったため、この機能は未使用のままとなった。
アクション
アクションは基本的に以前のダハーカと同じだが、特定のコマンドを入力する事により技を発動する事ができる様になった。
技は後述の各形態に変形する事により変わる。
バリエーション
- ダハーカMk2 タイプS
ダハーカMk2の基本形態。
固有技は掴んだ敵を回して周囲の敵にダメージを与える「ジャイアントスイング」、空中で掴んだ敵を急降下で地面に叩き付ける「ハイパードライバー」。
- ダハーカMk2 タイプR
防御を犠牲にして機動力に重点を置いた高機動形態。
固有技は空中コンボを飛躍的に増やす「ビートファング」、長距離ダッシュを行う「ハイパーダッシュ」、空中で高速回転して滞空する「スパイラルフローター」。
- ダハーカMk2 タイプG
機動力を犠牲にして防御に重点を置いた重装甲形態。
固有技は掴んだ敵を地面に何度も叩き付ける「カイザーハンマー」、両手の装甲で防御する「プロテクトアーム」。特殊能力として時間経過で少しずつ自己修復を行う(HP自動回復)。
- ダハーカMk2 タイプC
掴みに特化した形態。
固有技は腕を伸ばして遠くの敵や物を掴む「ワイドキャッチャー」、放電しながら敵に突進する「ロケットタックル」。特殊能力はトランスゲージの増加量アップ。
- ダハーカMk2 タイプSⅩ
タイプSの強化版。
- ダハーカMk2 タイプRⅩ
タイプRの強化版。
- ダハーカMk2 タイプGX
タイプGの強化版。
- ダハーカMk2 タイプCⅩ
タイプCの強化版。
- ダハーカMk2 タイプΩ
全ての形態を入手し、プレイ三周目に入る事で入手可能となるダハーカMk2の究極形態。
全ステータスが上昇する他、各形態の固有技と特殊能力を使用できる。
- ダハーカMk2 フライヤーモード
旧ダハーカと同様、腰部にブースターを装備するが、各形態へ変形する都合上ダハーカMk2本体に変化はない他、ブースターはダハーカMk2に合わせてハイテクな見た目に変更されている。
- ダハーカMk2 アングラーモード
旧ダハーカと同様、右腕にアンカー射出機を搭載。ただしアンカー射出機はダハーカMk2に合わせたハイテクな見た目となり、モリのワイヤーはビームワイヤーとなっている。
この形態時のダハーカMk2本体はタイプSと形状は変わらないが、カラーリングが青になっている。
- トランス・アップ
旧ダハーカと同様に肉体に身に纏うアーマーの様に分解・再構築されるが、デザインは大幅に変わり、レッドの頭にバイザー付きのヘッドギアが追加されている。
よりトランス能力に適したジェネレーターが積まれたダハーカMk2の恩恵により以前よりも高い能力が発揮できる様になり、電気エネルギー弾を放つ「スパークジャベリン」が使用可能になった。
セプテントリオン(ネタバレ注意)
機体データ
正式名称 | SEPtENtRION |
---|---|
全高 | 不明 |
腕を広げた長さ | 不明 |
パイロット | レッド・サハラン ブランク(精神体) ネロ(精神体) |
開発 | メルヴェーユ・ミリオン |
概要
バイオンが待ち受けるタルタロスに突入する際、オーダーによって暴走したレッドの手によって命を落としたはずのブランクとネロの声が聞こえ、大破したカサンドラクロス(スルワラとザイリタが融合合体したロボ)の幻がダハーカMk2を包んだ直後に形態変化したダハーカMk2の姿。
レッドがオーダーによって暴走し、カサンドラクロスを破壊した時、抜き取ったカサンドラクロスのコア内にあったブランクとネロの精神とスルワラとザイリタのジェネレーター情報がダハーカMk2内に移り、タルタロス突入時にタルタロスのナノメタルを吸収した事によりこの形態が発現した。
AZIシリーズ7機分のスペックを持つ機体という事から「セプテントリオン(北斗七星)」の名を冠しており、理論上は建造可能とされているが、このセプテントリオンに関しては本来の仕様にない規格外なモノであり、詳細の多くは不明となっている。
背部に光翼が形成されて単独飛行が可能となり、完全飛行型であるため脚部は足首が無いブレードのような脚(コレと同じ感じ)になり、両腕は旧ダハーカやダハーカMk2の様な蛇腹腕ではなく通常の1軸関節の腕となっている。また、腰部にスルワラやザイリタ、カサンドラクロスの様な蛇腹の尻尾が形成されている。
機体カラーはダハーカMk2の同じ白を基調にしているが、随所に旧ダハーカ(赤)とスルワラ(青)、ザイリタ(黄)の色が散りばめられており、いわゆるトリコロールカラーとなっている。
この形態時、レッドはトランス状態となっている。
攻撃力、防御力、機動力は他のロボの追従を許さない程に高く、設定上では最強形態であるが、残念ながら本形態を使用できるのはタルタロス突入からジュノ・アリアーヌとの戦闘に至るまでの道中で行われるシューティングゲームステージのみで、バイオンとの最終決戦に入る前にバイオンの攻撃によって元のダハーカMk2に戻ってしまうため、通常のアクションバトルでは使用できない。
アクション
前述の通りセプテントリオンはアクションバトル時では使用できず、自動スクロールによるシューティングゲームステージでしか使用できない超限定的な形態である。
近接攻撃は一切せず、エネルギー弾の連射およびチャージショットでのみ攻撃を行う。
余談
ソラトロボ完全設定資料集3巻に掲載されているショコラがダハーカをアングラーモードに換装とエアブラシで機体カラーを青に塗装している作業を描いたイラストのコメントで「フライヤーモードとアングラーモードに換装した際にダハーカの機体カラーが変わるのはナノマシンによるもの。」と語られている。
関連タグ②
グレンラガン(天元突破グレンラガン)/ペインキラー(原作漫画版鉄のラインバレル):融合合体するロボット。両機体が登場する作品の主役キャラをレッドの中の人が演じている。