『テ、テ、テレビを見るときはぁ 部屋を明るくしてはなれて見てね!』
概要
1997年に発生した『ポケモンショック』という事件の後、各局のアニメに「テレビを見るときは、部屋を明るくして離れて見てね」というテロップがOP開始前や本編冒頭に表示される様になった。
しかし、このテロップは特に使用開始直後は専用アニメなどが製作されるケースの方が稀で基本的に本編映像に被せるパターンであった。
だが、当時放送中だった『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は違った。
当時同作の監督だった高松信司は従来のような本編に被るテロップのパターンを嫌った為、「それならこっちで専用アニメを作ろう」として生まれたのが、記事冒頭の歌詞を劇中BGMに乗せてこち亀の主要キャラ達に歌わせた物である。
三代目主題歌『葛飾ラプソディー』使用中の第92話から同曲開始前に挿入され、以降『おいでよ亀有』が主題歌の頃まで本アニメーションが冒頭に使用された。
劇中の主要キャラがただ歌って注意喚起するものというものだが、非常にシンプルながら分かりやすく視聴者にも好評であり多くの視聴者の印象に残った。
この後、OPが『だまって俺についてこい』になると注意喚起アニメも一新され、両津が『テレビをみるときはへやをあかるくしてはなれてみてね』の建造物(20世紀フォックスのパロディ)を前に「テレビを見るときは部屋を明るくして離れて見てくれよな!」と言う物になった。
その後、OPが変更になると注意喚起アニメそのものが廃止されてしまったが、2016年に放送されたTVSPでは初代の注意喚起アニメをリメイクしたものが新たに製作され、例の歌詞も改めて歌唱された(下にテロップは無し。メンバーは両津、大原、中川、麗子、本田の五人に減っている)。