概要
デラーズ紛争で戦没したバーミンガム級の設計をベースに、バーミンガムに欠けていたモビルスーツの運用能力を付与した艦である。艦全体に14基ものカタパルトデッキを持ち、これによって短時間でモビルスーツ隊の発艦を行えるようになっている。
火力もバーミンガムと比較して強化されており、特に艦全長の半分にも及ぶ長砲身単装メガ粒子砲が目を引く。その個艦火力に関しては、グリプス戦役当時の戦艦の中でも(歴代の地球連邦軍艦艇と比較しても)最大級の物である。
元々艦隊指揮に特化したバーミンガムの火力を強化し、艦載機運用能力を付与した艦である事もあり、総合的な能力は高い。
全長については詳細な設定を決められてはいないが、設定画においてアレキサンドリア級より2倍弱のサイズで描かれており、UC劇中でシナンジュのモニター表記でゼネラル・レビルと照らし合わされていた際に、ゼネラル・レビル側面カタパルトの先端までのサイズとされており、全長は500m以上と推測される、そのサイズは一年戦争当時のジオン宇宙攻撃空母「ドロス」や後の新鋭艦「ラー・カイラム」をも上回る大型な物となっている。
ティターンズによって同型艦の建造計画が提出されており、ネームシップであるドゴス・ギアを含めた4隻の建造が予定されていたが、一番艦の撃沈とグリプス戦役でのティターンズ敗戦を受けて計画は凍結されている。
同型艦
ドゴス・ギア
ティターンズがグリプス工廠にて建造したドゴス・ギア級1番艦で、同級のネームシップ。ティターンズの初代旗艦であったアレキサンドリア級に代わり、ティターンズの旗艦として就役した。
詳細はドゴス・ギアの記事にて。
ゼネラル・レビル
第2次ネオ・ジオン抗争後に、前述の計画凍結を破り就役を果たしたドゴス・ギア級2番艦。
ドゴス・ギア
詳細はゼネラル・レビルの記事にて。
名称不詳艦
漫画版『機動戦士ガンダムNT』に登場。
ゼネラル・レビルと同タイプ(漫画版NTの7巻の161ページと8巻の80ページと120ページで確認できる)のドゴス・ギア級。ゼネラル・レビルの僚艦としてお供しており、特別混成艦隊の母艦で運用されていたが、Ⅱネオ・ジオングの攻撃で轟沈した。