誘導:ロックバンドの[Alexandros]の略称
概要
ジオン公国軍の超大型宇宙空母である。
かつては木星ヘリウム3輸送船団に所属していた惑星間輸送船の一つでサイド3(ジオン公国)所属のドロス・ドロワを戦闘空母として改造したもの。
全長400メートルを超える船で劇中では最大の宇宙船である。
そのため、MS搭載可能数もけた違いに多く、宇宙戦艦サイズの物も格納可能であるとされる。
その巨体とMSの搭載及び運用を過剰に重視した設計から火力や速力が低く、主に拠点防衛の際、防衛艦隊の旗艦として運用される。
また、巨体故の耐久性の高さと多数の搭載モビルスーツを運用・指揮することが可能な性質を活かすことで、単独で分厚い防衛網を形成することが可能なため、拠点の重要箇所を守る防衛線の要ともなる。
宇宙要塞ア・バオア・クー防衛戦においては、同要塞の中で最も脆弱な要塞上部と下部の接続部に繋がる宙域に配置され、指揮下の防衛艦隊と共に殺到する連邦軍の主力部隊を押し留め続けたものの、最終的にドロス・ドロワ共に轟沈している。
同型艦
ドロス
同級のネームシップともなっている緑色のカラーリングの艦。メイン画像のものはコレ。
当初よりア・バオア・クーに配置されており、ギレン・ザビにとってはア・バオア・クー防衛の切り札の一つだった。
ア・バオア・クー防衛戦では、Nフィールドに配置されている。
3Dアニメ作品の『機動戦士ガンダム_MS_IGLOO』で轟沈するシーンが映され、火を噴きながら大爆発する様が描かれた。
この際、付近にいた守備隊のMSのパイロットが
「ドロスが沈む!?Nフィールドは維持できないぞ!」
「俺たちはどこに降りればいいんだ!?」
と叫んでおり、防衛線の崩壊と残存部隊の士気低下が見て取れる。
ドロワ
カラーリングの異なるドロスの同型艦。『機動戦士ガンダム0083』に登場。
元々はドズル・ザビ指揮下で宇宙要塞ソロモン防衛のために配置されていたが、同要塞の陥落に際して残存戦力と共にア・バオア・クーまで撤退することに成功している。
アナベル・ガトーの所属する部隊の母艦でもあった。
ア・バオア・クー防衛戦では、Sフィールドに配置されており、ドロスと共に丁度要塞接続部の前後を固める布陣となっている。
ミドロ
小説版に登場。ソロモンからア・バオア・クーに向かう途中で撃沈された。
一方、公式である映像版世界線では未出演なものの、「終戦時にはジオン本国にあり、その存在が講和の遠因となった」という説が主流。
THE ORIGINでは
キシリア・ザビが保有する超大型宇宙空母。
ムサイ級やザンジバル級などの戦艦を収容できるほどの大きさを持ち、地球連邦軍のマゼラン級戦艦を容易く轟沈させることができるほどの火力を持っている。作中ではワッケイン率いるマゼラン艦隊を全滅させ、ア・バオア・クーへと進行した。
最後は脱出時に、キシリア専用艦パープル・ウィドウの爆発に巻き込まれて轟沈した。
サンダーボルトでは
マッドアングラーなどの潜水艦を艦内に格納可能な超巨大海底基地となっている。
一年戦争後も地球に残留するジオン残党軍のアジトになっていたが南洋同盟に寝返る事を決意したダリル・ローレンツらの造反で破壊された。