※本記事は映画『スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!』のオリジナルキャラクターについて記載する。2024年度のテレビシリーズ『わんだふるぷりきゅあ!』の同名のキャラクターについては「ニコ(わんだふるぷりきゅあ!)」を参照。
CV:林原めぐみ
概要
映画版オリジナルキャラクター。
「絵本の国」の住人で、みゆき達5人を絵本の世界に導く、というのが事前情報で公開されている。
『絵本の世界』に住んでいる女の子。アホ毛と鳥の翼のようなツインテールが特徴。
みゆきと頭一個分くらいの身長差。追われているところを世界の絵本展覧会へ訪れていたみゆき達に助けられる。
そのお礼として、みんなを絵本世界へ招待する。
どうやらみゆきのことを知っているようだが…?
正体
彼女の正体はみゆきが幼少の頃に拾った、続きのない絵本の主人公であり、名前の由来は「ニコニコした笑顔でみんなを幸せにする」ことから。
「仲良くなるには笑顔が一番」をモットーにする心の優しい少女で、喧嘩ばかりしていた動物たちを自ら説得し、喧嘩をしていた彼らも和解するほどだが、笑顔が大嫌いな魔王に誘拐された事で、動物達も再び喧嘩を始めてしまった。
しかし、話の途中でページが破られていたため続きがなく、幼かったみゆきが続きを描くと約束したのだが、物語のエンディングを思うように描けなかったため諦めてしまい、いつしか忘れられてしまった。
みゆきに見捨てられた事で傷心したニコは魔王につけこまれ、笑顔(特にみゆきの)を憎むようになる(なお、彼女の憎しみが魔王に力を与えている。おそらく彼女自身が何らかの力を持っていると思われる)。
劇中での活躍
金角と銀角に追われた所をみゆき達に救われ、彼女達を絵本の世界に導くが、みゆき達を待つのはめちゃくちゃにされた絵本の世界だった。これらは魔王と協力したニコの罠で、影から魔王の力を使い、違う世界に迷い込んだ物語の主役たちを洗脳してプリキュアと敵対する。
その後、敵になった主役の紅一点、シンデレラが打出の小槌で元の大きさに戻ったのと同時に魔王の影と分離した後、みゆきを「嘘つき」「大嫌い」となじり、みんなを巻き込んだ(四人をプリキュアの使命に巻き込んだことも含めて)と指摘するなど精神的に追い詰めるが、みんなに励まされたみゆきの必死の謝罪や「ニコちゃんに笑顔の大切さを教えてもらった」という言葉に動揺し、彼女に対する憎しみも薄れていく。
姿を表した魔王に閉じ込められてしまうが、必死に自分を助けようとするみゆきや、キャンディや牛魔王に自分の気持ちに素直になるよう説得され、魔王を説得しようとする。用済みとばかりに魔王の攻撃にさらされそうになるも、みゆきに庇われる。彼女を庇って倒れたみゆきを見て、自らの過ちに猛反省。そしてミラクルつばさライトの効果でウルトラキュアハッピーに変身するきっかけを作る。
浄化された魔王と和解し、絵本の世界を荒らした事をみゆき達や物語の人物たちに謝罪。
みゆきに「大嫌いなんて言ったけど、本当はみゆきの事、大好き!」と本心を伝えてわだかまりは氷解した。
EDでは魔王とともに各物語の世界を巡る姿が描かれている。
なお、後発のオールスターズ映画ではモブキャラとしてさえも出演できていない。
ベベルやつむぎが「春のカーニバル」でモブ出演の機会を得たにもかかわらず、である。
また、20周年映画でも登場はしていないが、魔王と絵本の国の人々達、そして他の歴代映画のキャラクター達と共にミラクルライトを振りながら『ドキドキ!プリキュア』から『ひろがるスカイ!プリキュア』までの50人を含んだ歴代プリキュアを応援したかも知れない。
演者について
演じる林原めぐみ氏は、プリキュアシリーズへの出編は本作が初出演。
ちなみにポケモン関連のラジオ番組では、みゆきやれいからがゲスト出演した際にムサシが「林原さんも出てる」とこの映画について語っていた。
余談だがスマイルプリキュアでは何かとアニポケ出演者が多数出演していたりする。(林原氏もその1人)
関連タグ
個別
他作品
- マシュー(プリキュア)、ウソバーッカ、ケットシー(プリキュア):プリキュア映画の敵キャラだが、主役キュアが小さい時に縁があった者たち繋がり。主役キュアがそのことに気づいてショックを受けた等が共通する。
- 水占いの魔道士(劇場版カードキャプターさくら):中の人繋がりで過去の因縁で主人公と対峙したてきた敵役繋がり。
- 真中らぁら:外の人繋がり。
- 矢澤にこ:名前繋がり。ただし、こちらは高3のスクールアイドル。中の人は9年後の世界にて主人公たちの担任を演じることに。