CV:徳井青空
概要
あおぞら中学校の英語教師。夏海まなつや涼村さんごを担当する1年5組担任。
眼鏡をかけ、おっとりとした風情の若い女性だが、結構ドジっ娘なところがある。しかしそのドジっ娘ぶりやユルめな性格が面白いという理由で、生徒たちからは慕われている。
実家はリンゴ農家で一人娘(第25話で判明)。
物事をあまり深く考えずにノリでOKしてしまう節もあるようで、まなつたちが創部したトロピカる部の顧問を引き受ける際も、何をする部活なのか決まっていないのに「顧問を一度やってみたかったの」と二つ返事で承諾しており、逆にあすかやさんごを困惑させていたが、その話では卒業生達が探していたペンちゃんについて以前出したリサイクル施設に代表として問い合わせるという顧問らしい働きを見せた。
第25話で父が来校した際、職員室の机が整理整頓されているように見えて、実は物を無理矢理引き出しに詰め込んで取り繕ったに過ぎなかったことからして、片付けは苦手な様子。
劇中の登場
トロピカる部の方針について「生徒の自主性が重要」という理解をしているようで、活動に対してはほぼ口を出さず放任主義に近い。
顧問であるにもかかわらず、登場シーンはそんなに多くないが、陰ながらのサポートはしっかりやっている。
基本的には「部員たちを信用し、温かく背後から見守る」ようなポジションである。
⬛️第3話
ショッピングモールでまなつ達と出会った際、倒れそうになったマネキンを支えようとして、何度もマネキンの腕のチョップを食らうというドジっ娘ぶりを披露。
⬛️第5話
上記の通り、卒業生の探し物についてリサイクル施設に問い合わせた。
⬛️第8話
お弁当作りの様子を窺う。しかし、危うくローラがいるのがバレそうになった。
⬛️第11話
部活対抗サンドアート大会で頑張るトロピカる部に差し入れを持ってくる。曰く、「学校を代表する部活になったのかも」。
⬛️第12話
風紀委員会から校則違反としてマーメイドアクアポットが没収され、それをローラが強引に奪い返したことでトロピカる部の立場が悪くなるが、最終的に顧問の咲が「部活動に必要な備品」と許可したことで事なきを得る。なお、まなつ達がポットの必要性をどう先生に説明したのかは作中では描かれていない(やっぱり、あまり深く考えずにノリで許可したのかも知れない…)
⬛️第14話
今話のトロピカる部の活動内容である、保育士体験の話を持ちかけた。まなつが是非参加したいというと、咲は「そういうと思って、すでに許可はとってあるわ」と返してきた。意外な(?)有能さを発揮。
⬛️第15話
ローラと入れ替わったみのりがはしゃいで廊下で擦れ違う。明らかにいつものみのりと違う様子に違和感を持つこともなく、咲の天然さが強調されてしまっていたが、おかげで入れ替わりがバレることはなかった。
⬛️第18話
人間の体を得て、留学生「ローラ・ラメール」としてあおぞら中学校に編入したローラを、クラスメイトに紹介する。
⬛️第20話
校内放送で呼び出したまなつに、忘れ物の財布を届ける。さっそくプレミアムトロピカルメロンパンの件が学校中の噂になっていると分かるが、まさにその裏で事件が起きる……。
⬛️第21話
22-23話の合宿について、まなつの母から先生の代わりに引率を務める旨を連絡される。顧問なのに合宿回での出番なしが確定。
⬛️第24話
生徒会のTVインタビューの最中に、トロピカル部が起こしたハプニングをTVで目撃していた。
⬛️第25話
初の主役回!
- 2学期の初日のホームルームで来週授業参観があることを発表。生徒達の多くは嫌がっていたが、咲もネガティブ思考に。
- 昼休み、トロピカる部部室で顧問の咲を交えてレポート発表するも、咲は授業参観の事で頭が一杯で上の空。あすかに「先生の親が来る訳じゃあるまいし」と聞かれるも図星であった。
- 実は、夏休みに実家に帰省した時、父(CV:宇垣秀成)があおぞら中学校を訪問すると言い出した。「あおぞら市に私用があるから、そのついでに学校をみてみたいだけ」との事だが、咲としてはどうも何かを誤魔化そうとしている感じがして気になるのだという。
- それを聞いたトロピカる部の面々は「お父さんは桜川先生にリンゴ畑を継いで欲しいと思っていて、教師として真面目で立派な仕事ができていないようならそれを理由に実家に連れ帰ろうとする算段なのではないか」と推理。「いつかは家を継ぐにしても、今は子供の頃からの夢だった教師を続けたい」という咲の切なる思いを聞いたまなつ達は、咲が立派な先生であることを父親にアピールするために協力することにする。
- 授業参観の前日、突如父親が学校に現れる。予想外のタイミングでまなつ達も準備も何もできていない。仕方なく咲はまなつ達にサポートされながら学校を案内するも、逆にドジっぷりやミスをさらけ出す結果に。
- 授業参観当日、事前にまなつから事情を聞いていたクラスの生徒たちは一致団結して先生のフォローをしようとするが、咲は緊張の余りいつも以上のボケとドジを連発し、まなつ達はすっかりお手上げ。
- 授業後、「まだ教師を辞めたくない」と懇願するが、「何の話だい?」とキョトンとする父親。実は父親はアイドルのライブのためにあおぞら市に来たのだが、恥ずかしくてそのことを娘に言えなくて誤魔化すような態度をとってしまったのだという。つまり咲の学校での様子を見たいというのは本当に「ついで」だったのだ。(余談だが、徳井氏は某スクールアイドルアニメにてアイドルを演じていたので、このネタは彼女から来ている可能性がある。)
- 父曰く「リンゴ畑は、アイドルの応援団仲間が手伝ってくれているから問題ない」ということであった。教師としての咲のドジっぷりをどう思ったかについては、予想通りだったので特に落胆するようなこともなく、「生徒たちはお前を先生として信頼しているから、支えてくれている」と咲を励ました。それを聞いた咲は笑顔を取り戻し、父親の帰りを見送るのだった。
⬛️第26話
まなつやさんごと一緒に校長先生のところへ行き、交渉の末、生徒が流星群を観察する会を開く許可を得た。
⬛️第30話
新生徒会長に立候補したローラを応援。部活と生徒会長を両立する話から、現生徒会長の白鳥百合子が滝沢あすかとともにテニス部に所属していたことを明かす。
⬛️第34話
あおぞら市主催のイベント「大人になったら何になる展」に展示するため、生徒たちの夢を聞いてビデオ撮影していた。
このテスト撮影がきっかけでまなつが夢について考える話になった。
⬛️第35話
まなつ達と共にパイナップルの収穫の手伝いをしていた。ヤラネーダの襲撃でやる気パワーを奪われて倒れる。まなつがアクアポットのやる気をふりかけるものの、白鳥百合子のやる気が入ってしまい、「私が生徒会長としてこの学校を守る。さあ、生徒会の引き継ぎよ」と発言。ただし、他人のやる気だっため、すぐにやる気のない状態に戻ってしまった。その後現れた超ゼッタイヤラネーダをプリキュアが倒したことで、やる気は元に戻った。
⬛️第42話
トロピカ卒業フェスティバルでの劇の演技指導のため、日曜も出勤。ローラ曰く「桜川先生の特訓、今日も厳しそう」との事で、どうやら演劇に関しては厳しい様子。しかしそれを披露する間もなく、ヤラネーダにやる気パワーを奪われてしまった。
⬛️第45話
トロフェス本番を明日に控え、学校に泊まり込むトロピカル部のために寝袋を提供。5人分あるので学校の備品と思われるが、太陽・ジンベエザメ・宇宙人・ツタンカーメンというかなり独特なセンスのものばかりだった。
⬛️第46話(最終回)
トロフェス本番にて、『トロピカる物語』の司会進行を勤めると共に、劇中ではローラ演じるロザリアを追いかける悪役として登場した。
まなつが芝居と現実を混同し、ローラと別れたくないと泣きじゃくる場面を舞台袖から見ていてもらい泣きしたようで、目元が赤くなっていた。最後までいい先生でした。
演者について
徳井青空氏は今作がプリキュアシリーズ初出演。
ちなみに徳井氏が所属する声優ユニットミルキィホームズ及びμ'sのメンバーである三森すずこ氏も前作ヒーリングっど♥プリキュアに風鈴アスミ/キュアアース役で出演している。
余談
プリキュアで女性の担任が登場するのは2015年のGo!プリンセスプリキュアの座間すみれ以来6年ぶりで、その間の5年間は男性だった(魔法つかいプリキュア!のリズは教育実習生であり担任では無い)。ただ、プリキュアシリーズの歴史的には女性の担任の方が多く、ゴープリ以前は男性の担任がたったの2人しかいなかった辺り、2016年~2020年までの5年間が特殊なだけなのかもしれない。
また「咲」という名前は過去作でプリキュアになった日向咲と同じであり、同作のさんごの母親である涼村みゆき共々、前作の沢泉なおに続いてサブキャラクターに過去シリーズのプリキュアの名前が使われる例となった。
担任教諭の家族まで触れるのはプリキュアシリーズでは珍しく、前作の担任には息子が登場したのに対して、こちらは若い女性教師だからか父親が登場する。
関連タグ
大杉忠太:ニチアサにおける主人公達が所属する部活の顧問を務める教師繋がり。