概要
グロンギにおける集団の1つ。
ゲゲルに使用する道具や武器を製作したり、修復することを務める裏方に徹する黒子や職人の様な一団。
ゴ集団による「ゲリ・ザキバスゲゲル」の開始はゴのプレイヤー達の全ての武器の修復が完了してから行われるなど、ゲゲルの進行にとっては無くてはならない非常に重要な役割を果たす集団のように思えるが、劇中ではヌ・ザジオ・レただ一人しか確認されていない(当初はメ・アゴン・ギもヌ集団の予定であったという)。
また“ザギバス・ゲゲル”が近づくに従ってあまり意味をなさなくなる階級であるようで、ザジオが初代クウガに破壊されたダグバのベルトの修復を見計らったかのように現れた本人の手によりザジオが整理され壊滅したようだ。
ゲゲルに用いられた道具
グゼパ
「ズ」と「メ」所属の下級集団プレイヤーがゲゲルに用いる標的の数をカウントする為の腕輪。
ドドゾ
下級集団がゲゲルの規定人数を進行する際に使用するホワイトボード式のカウンター。
「ズ」はバルバが規定人数を支持し、「メ」は自ら標的となるリントの規定人数を書き込む方式で運用される。
警察がアジトが集会場所として使っていた場所に踏み込んだ際に押収され失われてしまった。
バグンダダ
押収された「ドドゾ」に代わりとして使用され始めた柄の付いた算盤式のカウンター。
「メ」は失われた「ドドゾ」の代わりとして上記と同じ仕様をしていたが、本来はドルドが「ゲリ・ザギバスゲゲル」に挑む「ゴ」のプレイヤーが規定したルール(あるいは申告した人数)の下で殺害したリントを数える為の道具である。
大鎌状の刀剣
「ゴ」のルールを真似て「ゲゲル」を行うメ・ガリマ・バの為にザジオが作製した武器。
「ゴ」のプレイヤーの為の道具の修復作業の合間を縫って作られたもので、本人曰はく「ゴオマが(パーツを回収するのに)ノロマで良かった」とのこと。
「ゴ」の武器
ゲゲルの 最上位階級である「ゴ」の使用する専用武器。
ガリマの得物と違って指輪やアンクレット、イヤリングなどの装飾品の形状となっているのが特徴で、グロンギ怪人たちの「モーフィングパワー」によってその形状を変化させるという特性を持つ。
「ン」のバックル
先代クウガとの戦いの中で破損したダグバの黄金のバックル。
その破片ですら身に付ければ強大な力を得ることが出来るが、描写から使いこなすにはある程度の資質の様なものが必要となる模様(もしかするとゲゲルの段階はこれを引き出す、あるいは身に付ける工程なのかもしれない)。
全ての力を引き出し、“究極の闇をもたらす者”となった人物は無から物質を創造する力を得るといわれている。
HEROES版
べ集団と同じくズ集団よりも下層に位置付けられているという設定で登場。
アゴンも当初の設定通り、こちらではヌ集団として扱われている。
主な役割は原作と同様に武器の製造であり、洞窟に設けた鍛冶工場で武器を製造するという人間とさほど変わらない方法を取っている。
三種の魔器なる武装をゴ集団に内緒で製造しているようだが…。
ゴ集団のために武器を製造しているのにもかかわらず、そのゴ集団が自身らに敬意を払わないことに内心激怒しており、反乱を起こすために魔器を製造していたことが判明。
ただ、この反乱がヌ集団全体の意思なのか、リーダー格のアゴンの独断は不明。
しかし、反乱の結果は悲惨なものである。
べ集団にせっかく与えた魔器により、皮肉にもグロンギの中で真っ先に多くのヌ集団が犠牲になり、2つ目の魔器もバベルに強奪された挙句、反乱を企てた罪により再び多くのヌ集団が粛清されることになる。
直後に(皮肉にも)自身らが殺そうとしていたガドルの制止により全滅は免れたものの、その後の同行は不明である。
怪人態になったヌ集団が2体いたが、不鮮明にしか描かれていない上に、たった3コマで死亡したため、モチーフとなった動物は何かは不明(1体は犬、もう1体は虫のような姿が辛うじて確認できるぐらい)。
余談
名前の由来は「マニュファクチャー(manufacture、手工業)」に由来すると云うのが有力視されている。